診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

528円 (税込)

2pt

「むかしむかし、あるところに……」まさか精神科を受診して、昔話や童話を聞かされるなんて誰も思ってもみなかっただろう。でも、患者たちの当惑はすぐ驚きに変わる。そこに繰り広げられるのは自分の物語なのだ。悩みを抱えた心の深層を「赤ずきん」「ももたろう」「幸運なハンス」「三びきのこぶた」などで解き明かす、ちょっと不思議で、ほんとうは不思議じゃない12話の「心の薬」。

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診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界― のユーザーレビュー

3.9
Rated 3.9 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    物語が人を救う、って実際にあるのだとしみじみ。ただ一時の気晴らしではなく、本当の意味で人生を変えてしまった実例の数々。
    というより、物語は人を救うからこそ語り継がれている、が正しいのかも。

    「誰の心の中にも小さな主人公たちがいて、皆さんに呼び出されるのを待っています。」
    子どものころ読んだ絵本や童

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    2024年12月14日

    Posted by ブクログ

    精神科医の診察の場面において、読書療法を実際にどのように取り入れているのかについて症例を用いて説明がされている。

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    2021年05月05日

    Posted by ブクログ

    著者は、聖路加国際病院精神科部長でもあります。患者の治療を目的として、童話や昔話を話します。確かに、童話や昔話は、勧善懲悪だったり、最後に愛は勝つだったり、子供を良い方向へ導くための物語です。しかし、長い間語り継がれてきたのには、それだけではない理由があるのでしょう。話す人・聞く人の心を癒すという大

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    2019年02月11日

    Posted by ブクログ

    この本は心の病を著者が「ももたろう」等の物語で解き明して治療してゆく様子がわかりやすく描かれています。なじみ深いけれど遠い物語たちが読む前と違った面を持って自分にぐっと近くなって来ます。
     かなり前の本ですが今の時代にも通じる内容です。
     訳もなくだるーい日がやたら続いたり、何となく暗い気分の続く人

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    2017年03月01日

    Posted by ブクログ

    2013/06/29
    精神科医である筆者が患者に昔話やおとぎ話をつかって患者の原因をわからせるというフィクション

    さまざまな人のさまざまな問題を分かりやすく教えてくれて面白い

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    2013年07月05日

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