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「顔を合わせるとケンカ」「一緒にいたくない」「夜が怖い」「本当は別れたい」「不倫中だが迷っている」「子どものことを考えると」「熟年離婚したい」…… 夫との暮らしが限界だと感じている妻にも、妻の拒否やイライラに苦しむ夫にも。 長年「家族」を見つめてきた精神科医が最前線の治療現場から贈る、結婚を人生の墓場にしないための傷んだ愛の処方箋。
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Posted by ブクログ
夫の愛着スタイルは安定-回避型だと思われる。だから、私との関係を大切にしてくれているが、あまりベタベタすると鬱陶しがられる。また、愛情表現はあまりせず、私が落ち込んでいたり困っていたりしても気にかけてくれない。 私は基本の愛着スタイルは不安定-不安型で、友達や元カレ、夫の支えのおかげで、愛着スタイ...続きを読むルが安定しつつあったのかなと思う。高校生の時まで、友達にべったり依存して、不安な気持ちを慰めてもらっていた。大学生の時は彼氏に依存していた。大学卒業後、元カレと別れてから夫と付き合う以前に関係をもった人たちに対しては、誰かに必要とされたくて認めて欲しくて愛を求めていたんだけど、心を開かず、体の関係だけでつながろうとしていたため、自尊心は傷つく一方だった。自分のことを支えてくれる異性を自分本位に消費することを繰り返していた。夫と出会ったとき、体の関係を持つ前にちゃんと付き合おうと夫が言ってくれて付き合い始めた。でも、セフレとの関係を終わらせようと連絡を取り合っていたところを見られてしまって、修羅場になり、その負い目もあって夫を一途に想うようになった。それからは夫のことを信じて愛そうと半ば脅迫的に自己暗示をかけ、夫に甘え温もりをもらうことで傷ついた自尊心を癒していた。夫を安全基地として、疲れたら夫に癒しを求めたし、仕事のストレスが限界突破したときも夫の関心をひいて慰めてもらおうとした。夫は一生懸命に私に向き合ってくれていたと思う。おかげで夫と安定した愛着が形成されつつあった。でも、育休で家庭だけが私の世界の全てになったとき、夫への過度の依存はバランスを崩しうまくいきようがなかった。 私は夫に対してよく非機能的怒りの一つである両価的怒りを抱いていた。本心では求めているのに、拒否したり、攻撃したりする。この反応は不安型愛着スタイルの人によく見られるそうだ。本当は甘えたい、優しくされたいのに、素直に行動できない。いつもではなく、自分のことを拒否されたとか、自分が愛されていないと感じた瞬間に、そのスイッチが入り、頑なになってしまう。 夫と付き合い始めてからパートナーを取っ替え引っ替えすることは止めた。5年間、異性とは徹底して距離をおき、夫の信頼を得るため最善を尽くしてきた。入院中は心細く異性との距離が近いため、異性と仲良くして高揚感やトキメキを得ることはあったけど、束の間の会話やみんなでの話で満足していたし、もっと関係を深めたいという欲求に負け一線を越えることはなかった。そのように気持ちが浮わつくことはあっても、夫を裏切って失うことの方が恐ろしくて、気の迷いが起こることはなかった。 回避型の女性は、セックスにおいてぎこちなさを感じたり、自分を解放することができず、エクスタシーを味わうことに自分でブレーキをかけてしまうそうだ。私はこの点においては、回避型の特徴が当てはまっていて、夫に心を開いている一方で、夫婦生活には消極的で夫にありのままの自分をさらけ出すことに抵抗があった。夫に依存し、夫の愛で傷ついた自尊心を保とうとしていたため、夫の言動に自分の存在価値自体が左右される不安定さに恐れを抱いていた。だから、夫に全てをさらけ出し親密になることで、傷つけられた時のダメージが大きくなることが怖かったのだ。回復活動を通してありのままの自分を受け入れ、自分に揺るぎない愛を与えることで、夫の愛に執着するのをやめたい。そして、夫のことを大切にし本当の意味で愛することができるようにしたい。夫が私に愛を示すことに対する強迫観念から自由になり、私は自分の人生を生きる。これからは、精神的に自立し、夫と健全な境界線の下で、正直にありのままの等身大の自分で夫と関係を築いていきたい。そして、コミュニケーションとして夫婦生活も楽しむことができるようになったらいいなと思う。 結婚する前、私は早く自分の家族をもち、私の安心できる居場所を作ることに執着していた。夫と最初に会ったときも、婚活していたはずなのに、マッチングアプリで知り合った人と適当な交際を繰り返していて、それほど惹かれたわけでもないけど、夫とも体の関係をもとうとした。そこで夫がちゃんと付き合ってからにしようと言ってくれて付き合いだした。それからも最初はどうせすぐ別れるんだろうと思っていて、メンヘラ行動を繰り返して、泣いてもう別れると試し行動をする私に対して、「美穂が俺のことをフラない限り別れることはないよ」と言ってくれたことがあって、試し行動をするのをやめたことを思い出した。それからは、「私も夫に向き合わなければいけない。」「夫のことを大切にして愛さなければいけない。」と思っていた。夫は忙しくあまり私に構ってくれないので、一緒に住みたいと言うと、夫が同棲するなら結婚しようと言って結婚の話が進んだ。私なりに夫に誠実に向き合ってきたつもりだけど、場当たり的に縋れる人に縋ったら、夫が筋を通すタイプだったから結婚するに至ったとも考えられる。これも不安型の愛着スタイルの人にありがちらしい。育休中だったため、産後うつやかごの鳥症候群で、ホルモンバランスが乱れたことや仕事から離れたうえに夫から否定的なことを言われ続けることで自己評価が低下していたこともあるのかもしれない。妊娠中や産後、体調を崩しがちなのに助けを求められず、夫にだけ体調不良をアピールする私に対して、夫が鬱陶しそうにしていたのは、不安型の私と回避型の夫のすれ違いと言えるかもしれない。
夫婦の様々な事例についてケーススタディのような形で展開。少なからずとも自分に当てはまったり、似たケースは誰でもあるのではないかと思う。 わたしは自分の本質を突かれた感じがあり途中泣いた。いつも同じパターンでケンカをする原因をずっと考えていたが、この本を読んで合点がいき糸口が見えた感じがある。 こ...続きを読むれを実践するのが難しいんだろうけど、知ってると知らないでは思考パターンが変わる気がするので、できれば夫婦で読んでおきたい一冊。途中昼ドラか?というようなケースもあったが(笑)ちょっと小説を読んでいるようでもあり、それも含めて面白い一冊だった。
夫婦関係がうまくいかなくて縋るように読んだら、ちゃんと自分たちが本の中にいて、冷静に分類されていて、とてもほっとした。 恋愛に苦しんでいる友達の顔もたくさん浮かんだ。 その子たちみんなに読んでほしい。 分類されることで冷静になれる。 いままでこの人は"チャラ男"とか、この子は...続きを読む"ビッチ"とかって言葉で悪として片付けてた人も、人それぞれの特性であり、弱さなんだと思えた。
ここにもオキシトシン。 今後の夫婦の在り方まで展開したのはちょっといきなり感があったかな。 ルーサロメとオードリーヘップバーンの部分はちょっと紹介と言うより研究色が強くて重かった。
型に嵌めると論じやすい。 人にやさしく、自分にもっとやさしく。 自分にとっての幸せがどういうことかを考えることはほんとうに大切。
夫婦の仲違いの原因をタイプ分けして紹介した本。 あーこれちょっとあてはまるな、気をつけよー とか思いながら興味本位半分、自分ごと半分で読めておもしろかった
参考にはなったけど、 ・主に幼少期の環境が影響している不安型or回避型の「愛着スタイル」に依った見解しか述べられておらずそのいずれにも当てはまらない場合の対処法などがない ・基本的に女性が被害者であるケースばかりなので女性読者をターゲットに書かれた本なのか? という点でなかなかの偏りが見られたの...続きを読むで、星三点。
21のケースを具体的に紹介しながら、夫婦間で起こる問題の原因を愛着スタイルやパーソナリティをもとに紐解いていく これは結婚してから読んだほうが面白いなー 今読んでもあまり共感できないのが残念 まだ結婚してないお気楽な身分からすると"そんな人早く別れればいいのに…"と思ってしまう...続きを読む カサンドラ症候群とオキシトシン系の影響についてもう少し詳しく勉強したいなと思った 愛情を与えられることだけでなく与えることでもオキシトシン系が活性化するのは興味深い これまで岡田先生の本を読んできて感じたこととして 病院実習や医者である親を見ていて、 患者に対する「大したことない」「死ぬわけじゃない」という言葉は 時に患者を安心させる言葉にもなりうるけど "その病気によって患者が困っている"という事実をやんわり否定してしまっているのではないかと思った それを踏まえると岡田先生の本は病気を厳密に定義づけることはせず、焦点を当てているのはあくまで病気ではなく困っている患者自身であるという点に魅力があるのではないかと思う
結婚していて夫婦間に諍いがある身としては、様々なケーススタディより、多くのことを学ぶことができた一冊だった。 愛着形成から始まり、ホルモンやライフバランスを経て、現代の家族関係や近い将来の変遷まで考察していて、面白い一冊だった。 内容が夫婦ということもあり、自身の環境と照らし合わせたりしてしまい、...続きを読む「あいつがーっ」と相手に粗を求めてしまう事も多かったが、本書では根本的な問題に対してのアプローチが重要だと書かれていたように思える。 結果が全てではなく、そこに至るまでプロセスにおいて、両者の求めていたものを理解することだ。 それは本人も意識していないこともあるので、難しいが。 さらに、これからの家族社会が大きく変わる可能性を示唆されると、なんとも言えない気持ちになる。 進化と呼べるものなのか、愛は人間には扱うことが難しかったものなのか。保守的な私は、どうしても寂しいきもちになってしまう。 現在営んでいる家族が、家庭内で子どもに理想形を取ることが叶えば、繋がりが希薄な家族関係は発展しないではないかと思うし、それを願っていきたい 終わりに、解説が気持ち良い。正に一家に一冊かと。
以前読んだ単行本が文庫化されたため自分のバイブルとして購入。 夫を愛せない妻たちというサブタイトルが消えました。 全体の構成は変わらず、いろいろなケースの事例を紹介しどのように解決するかどうすればよかったかまで書いてありとても参考になる。 子供の誕生や、介護、他の家族との別離など、大きな環境の変...続きを読む化で2人の関係が変わることがある。 そんな時、すぐにどちらかを加害者にして逃げるとか別れるとかを決めるのではなく、原因を分析し、なんとかしてみようとする。 本書はそのパターンについて細かく解説していて、うまくいかない!という家庭は遠からず当てはまるパターンがあると思う。 後半以降は、ザロメやヘップバーンを例に取り、女性の幸せについて検討している。 無理に普通一般の夫婦の形に固執するのではなく、母系に軸をおき少し夫婦の形を変えて、精神的な縛りから解放されてみるのもアリではないかという考え方で完結。 最後の最後のところは文庫化のための書き下ろしかな。
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