岡田尊司の作品一覧
「岡田尊司」の「愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる」「親といるとなぜか苦しい―「親という呪い」から自由になる方法」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「岡田尊司」の「愛着障害と複雑性PTSD 生きづらさと心の傷をのりこえる」「親といるとなぜか苦しい―「親という呪い」から自由になる方法」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
京都大学医学部卒、同大学大学院医学研究科修了。『DZ(ディーズィー)』(小笠原慧 名義)で第20回横溝正史ミステリ大賞受賞。『手のひらの蝶』、『サバイバー・ミッション』、『風の音が聞こえませんか』などを手がける。その他著書に『人格障害の時代』、『自己愛型社会―ナルシスの時代の終焉』などがある。精神科医で作家。
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Posted by ブクログ
私だけが、どうしてこんなに生きづらいのだろう?
私ももっと、みんなみたいに仕事にやり甲斐を感じて、好きなことにお金を使い、素敵な人に囲まれて幸せでいたいだけなのに。
今までの私は、どれもこれも叶わなくて、絶望と不安ばかり感じていた。
医師の勧めもありスキーマ療法を始めて、今、ようやく、
私の中で起こっているさまざまな問題の根源は、私の育ってきた環境にあるのだと理解した。
常に母親の機嫌をとり続けることに疲弊し、
規律に厳しく常に何かに怒り続けている父親に怯えていたが、
それは一般的な両親ではないと、ようやく実感が持てるようになってきた。
この本は、私にとって、答え合わせのような内容だった。
私が親に感じていた違和感、今これだと信じている解決方法、全てが矛盾なく記されていた。
この本には、古本屋で偶然に出会った。
岡田尊司先生の書籍は、以前にもいくつか読んだことがあるため、馴染みがあった。
一度購入を見送ったが、どうしても内容が気になり、再度同じ店に行き手にとった。
この手の本はどうしても、両親を評価する罪悪感に囚われる。
他責思考が過ぎるんじゃないかと責める声が聞こえる。
だけど、私は私を知り、新しい私をつくる自由がある。
今の私が出来上がったのは、精神的に未熟な両親のせい。
だけど、過ごしてきた時間は変えられないのだから、これからの自分は自分で作るしかない。
この本で私は、方針の答え合わせができた。
これから安心して前に進むことができる。
Posted by ブクログ
今実際に関わっている人が、おそらく愛着障害ベースの複雑性PTSDで、彼女との関わりの中で思うところがいろいろあり読んでみた。
これまでも様々な文献等で、愛着障害や複雑性PTSDに触れているので、取り立てて新しく得られた知見のようなものはなかったが、苦痛を苦痛のまま受け入れる、という視点はちょっと忘れていたかもしれない。それを克服するのではなく、そのままそこにあるものとして受け入れる。ネガティヴ・ケイパビリティにも通じるようなこの達観が、実は現実社会で生きるのには不可欠な理解だよなと改めて感じた。
それはそうだ。何もかも思い通りでスムーズで気持ちよく、何一つ不全感のない社会生活、人との関わりなど、あり得ない。何かしら納得できないものがあり、でも少々諦めつつ、少しだけよかったと思えることもあり、自分で自分を宥めながら、騙し騙し毎日を生きる。自分もそうだが相手も同じ。そう思えるし実際そうなのだからまあしょうがない。そうやって日々過ごしているのだ。だとしたら、うまくいかないこと、スッキリ片付かないことがあっても、それなりにやり過ごせるスキルは絶対不可欠なのだから、全部が全部解決できなくてもいい。そこにあることを認めてあげられればいい。
忘れていたかもしれないな、日々の関わりに必死で。
そうか、苦しいよね、でもそうやってここまで受け止めて今ここにいるんだよね、頑張ってきたよね、と受け止めよう。