結婚率や出生率の低下は、主に経済問題の側面から論じられることが多い。しかし、それは経済問題とは別のところに原因がある。多くの人が、自分一人で過ごす時間や自分のために使うお金を削ってまで、家族をもちたいとは思わなくなっているのだ。そこには回避型愛着が浸透していることが関わっている。われわれの身には、人間から別の種へと分枝していると言えるほどの、生物学的変化が生じているのである。
Posted by ブクログ 2022年12月30日
飢餓ラインぎりぎりで暮らしていても、家庭を持ち、子どもをつくり続けてきたのである。
ところが、今では、多くの人が、自分一人で過ごす時間や自分のために使うお金を削ってまで、家族をもちたいとは思わなくなっている。それは経済問題とは別のところに原因がある。
そこには愛着が稀薄になり、回避型愛着が浸透してい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年12月25日
巻末の診断テストの結果 恐れ回避型の愛着障害。
回避より不安の方が傾向として強いようだ。
確かに人を心から信用することは今までなかった。安全基地の確保は難しそうなので不安型の傾向があると自覚しながら生活していきたい。
不安症状が強くなると人に強く当たってしまうので相手が悪いのではなく自分の特性だと...続きを読む
身近な人が回避性愛着障害のようだったので、参考に購入しました。とても為になりました。この本を繰り返し読んで、ちょっとずつその人の力になれたらなと思っています。
Posted by ブクログ 2022年02月17日
同著『愛着障害』の中で取り上げられている"回避性愛着障害"にスポットを当て、更に深く掘り下げて解説されている
人と親密になるのを避ける、一人のほうが気楽、責任や束縛を嫌う、失敗を恐れる、、といった特徴は回避性パーソナリティと呼ばれるタイプの典型である。
しかし、このような特徴は...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月03日
抱えている傷を見つめ、自分の人生と向き合いたい、でも勇気がないし恐れもある...
そんな人に読んでもらいたい1冊。
学術的な内容だけど、背中を押してくれるエール本のような一面を感じました。
辛い経験から自分を守るために、問題を”回避”することは誰にだってある。
大事なことは、その後、自分の人生...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月21日
少し、自分語りをしたい。
小学校のとき、友達同士でハグしたりすることに抵抗感があったり、人と帰り際にバイバイと言われるのがとてつもなく嫌で、またねと言ってくれる人に安心感を持っていた。
親友を持つのが苦手な中学生で、吹奏楽部で女子同士仲良くし、時には大喧嘩をするする姿をみて、あそこまでお互い干渉...続きを読む