ネオサピエンス 回避型人類の登場

ネオサピエンス 回避型人類の登場

小説・文芸
1,300円 (税込)

6pt

人類は今、新たな進化の段階に突入している。
産業革命は社会を変えたが、IT革命は人間の心を変えようとしているのだ。

共に働き、共に生活していた「家族」が、都市化や産業化、核家族化を経て崩壊しようとしていた時、IT革命が起きた。
IT革命は社会システムを大きく変えたが、もっとも重要な変化は、人間の脳神経回路を組み替え、愛着システムを変容させたことだ。
通常なら数万年、数十万年のスケールで起きる生物学的な変化が、数十年の間に進行している。

27年ほど前、医療少年院で一人の回避型愛着を示す若者に出会った。
今や、そうした人々は普通の家庭や社会にあふれている。

急激に増えつつある「回避型人類」の特徴は

・単独生活が基本
・セックスをしない
・子育てに関心がない
・集団への嫌悪と恐怖
・人より物、物より情報を好む
・ルールと統制を重視する
・キレると何をするかわからない
・蔓延する依存症と刺激中毒
・突然襲ってくる自殺衝動
・死を悲しまない

そんな「回避型人類」の数が、共感型の旧人類を上回るとき、一体何が起きるのか。

最前線の臨床医が最先端の進化論と出会って辿り着いた、驚愕の未来レポート。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 選書・双書
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    ネオサピエンス 回避型人類の登場
  • タイトルID
    :
    682117
  • ページ数
    :
    248ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年11月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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ネオサピエンス 回避型人類の登場 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分も回避型人類に当てはまっているので、読んでいて何とも言えない気分でした。
    どうしたら良いのやら…。

    0
    2024年04月14日

    Posted by ブクログ

    回避型人間 ⇔共感型人間
     幼少期に親からの愛着(応答性や共感性)が乏しいことが原因
     成人の3割(引きこもりは1%)、日本人の若者の過半数?

    自閉スペクトラム症
     回避型より強い障害レベル、遺伝要因のほか環境要因も。晩婚化。
     成人の4~5%

    アスペルガー症候群
     自閉スペクトラム症の中でも知能や言語の能力の低下がないもの

    「ホモ・デウス」ユヴァル ノア ハラリ著
     人類の進化、1万年前から異変が急増、
     神:秩序をもたらすために人類が作り出した共同幻想「虚構」
     「人間至上主義」危険で間違いのもと
     「データ至上主義」AIを管理する支配階級

    ホモサピエンス
     農業革命:血縁を超えた地縁、噂話による世論構成
     産業革命:法律的契約
     IT革命 :支配層との格差

     インターネットゲーム依存症
     自閉的で他人に無関心、無気力だが 意に反することには衝動的な攻撃性
     単独生活
     
    回避型の経営者
     信長、ハンニバル、ゴーン 最後には敗北
     人よりモノ、情報

    喜びを感じる仕組み
     1.本能、2.達成感、3.愛着・・・オキシトシン系;回避型に不足

    スウェーデン
     真空の社会、ユーモアがない。合理主義・機能主義・個人主義。
     物へのこだわり、元素の1/4はスウェーデン人の発見
     財政負担、収入の6割弱負担
     人間的交流ない孤独、依存症、自殺、犯罪

    回避型人類が過半数になる近未来
     クローン→人工子宮→マザーロボット→AI授業
     公平と平等、民意ではなくAIによる統治
     自殺衝動を抑えるオキシトシン受容体作動薬
     無差別大量殺人とテロ
     人格の消滅

    0
    2020年06月14日

    Posted by ブクログ

    愛着を重視する共感型人類が多くを占める中で、愛着を重視しない回避型人類の発生を論じている一冊。
    小さな進化となるのか、共感力の欠如が目立つ現代への一時的適応の形となるのか。
    回避型は障害ではなく、環境に合わせた生物の反応に思えてなりません。
    社会と技術によって愛着を不要とする回避型人類の生存と繁殖は維持されているため、共感型人類と同数に近づいた暁には共存か排除の選択を迫られるでしょう。
    既存の人類でも格差の問題があり、AIとの共存の問題もありますが、更に新人類との軋轢も生じてしまうのでしょうか。
    しかし、私は個人主義を悪とは思いませんし、少しは回避型人類の気持ちがわかります。
    我々はホモ・サピエンス(賢い人間)ですので、賢く立ち振る舞うことができると信じています。

    0
    2020年03月14日

    Posted by ブクログ

    著者がこれまで発表してきた病理現象が行き着くところまで行った感を持つ。回避型愛着スタイルの人間が多数派を占めた様子をSF的に描いた章はディストピアとしか言いようがない。

    0
    2020年02月07日

    Posted by ブクログ

    自閉スペクトラム症、ADHD、アスペルガー症候群、カサンドラ症候群、…ではなく、回避型愛着スタイル。親との関わりが不足なことが要因のケースが多い。回避型は遺伝要因というより環境要因の要素強い。ハラリの言うホモデウスと無用者階級の世界で議論が軽んじられているのが愛着システム。性や身体のオプション化により個性が消失した世界。回避性パーソナリティ障害。回避型の人は他人がグループを形成することを嫌う。回避型人類の、人よりモノ、モノより情報への愛着の変遷によって現代の産業発展が実現している説。共感型人類と回避型人類との割合は変わってきている。回避型人類が歴史的に増えているのかは実感としては知る術はないが、そうした定義が明確化してきて、その特性が今日の情報通信社会の動きと表裏一体関係にあるというのは結構腑に落ちた。

    0
    2025年04月28日

    Posted by ブクログ

    共感と愛着は合理性と相反する
    双方を得るコストは高くどちらも中途半端になる
    合理性なしに個人主義の経済は生き抜けない
    ゆえに、皆が回避型になる
    なお、一部の共感型は、回避型への憧れを持つタイプか人生を謳歌するタイプに分割される

    脳変化の過程が簡潔に描かれている

    0
    2021年07月20日

    Posted by ブクログ

    一つの桎梏から逃れれば、次の桎梏に捕らえられる、ということなのだろうか。

    例えば戦前の大家族、もちろん良い面も語られる一方で、その中で生きていく息苦しさはさぞや大変だったろうと想像する。
    結婚した頃(今から四半世紀前)すでに「昔は姑に仕える、と言われたのよ、」と上の世代の女性たちから多少のやっかみを込めた感じで言われたものだった。あなた達はいいわね、と。
    2020、家族の結びつきはその頃より更に希薄になり、お年寄りを介護施設や老人ホームにお願いすることに余り気持ちの負担も感じないで済むようになった。

    世の中が人を作り、人が世の中を作る、その循環はとどまることがない。私達は、この大きなうねりに身を任すしかないのだろうか。

    0
    2020年03月27日

    Posted by ブクログ

    最初の部分は自閉症やアスペルガー症候群など良くは知らない病気のことがポンポン出てくるので読むのを諦めようか迷った。しかし読み進むうちに動機が理解しづらい大量殺人や子殺しなど自分も知っている、異常な犯罪も本書の説明から一つずつ納得できた。回避型人類が増えて行き着くところがスウェーデンのようになってしまうのでは税金をいくら納めても浮かばれない。是非を論ずることは難しいが、マスコミも社会現象に表層的なコメントをバカの一つ覚えで繰り返すのではなくこう言う著書を取り上げ問題提起して欲しいものである。

    0
    2020年02月25日

    Posted by ブクログ

    他者との情緒的な関わりに喜びも感心も持たない人類のことをネオ・サピエンス=回避型人類と呼び、回避型が2000年代以降急増して近未来には共感型人類(相手との関係性を重視する人類)がマイナーとなり、回避型がメジャーになる社会が訪れるとの仮説を唱えた著作。

    0
    2020年02月20日

    Posted by ブクログ

    「最近の若者は、理解出来ない」というフレーズは、どの時代にもあったと思います。遥か昔、「新人類」という言葉がありました。これは、戦後教育と戦前教育の断絶を言い当てた上手い表現だと思いました。

    では、ネオサピエンスは、どうでしょうか?
    私の評価では、タイトル負けしているという印象です。ただ、この著作は、最近少し話題になったユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)
    1976年生まれの歴史学者の著作の二番煎じなのは、否めないです。もちろんこれは、何の問題もありません。

    個人的に好きな作家なので、楽しく読みました。著者の問題意識は、ネオサピエンス以前の知的水準が非常に高い人が持っていたものです。いわゆる教養があり、またコミュニケーション能力や専門性も高い、成功者に多いタイプです。

    IT革命以後に生まれた子と、そのまっただ中で思春期を送った子、また成人以後に、そのインパクトや社会変化を生きてきた人では、それぞれの「進化」は、全然違うでしょう。

    私の場合は、思春期の10代にウインドウズ95に遭遇した世代なので、進化としては、中途半端だと思ってます。以後に生まれ、現在社会人になった人、また街で遭遇する若い子を見かけたり、テレビやネットニュース、書籍で10代、20代の事件、犯罪、社会問題を見聞きすると、確かに、自分らの世代とは、「進化がかなり異なる」と思います。

    私は、彼らの一部に関して、多大なる違和感を感じます。この違和感を、なかなか言葉にすることが出来なかったのですか、この著作を読んで、なるほどなという考察が沢山されていました。

    本質的に交流なんて出来ないこと、
    つまり、彼らの交流と私が考える交流の性質が、
    全く異なるとわかりました。

    IT革命以後、今は、スマホが登場し、
    自分が好きなモノを見て、
    経済的な条件がつきますが、好きなモノを買い、
    SNSで好きなことを、いつでも、
    どこでも、誰とでも、どんな数にも
    発信できるようになり、また
    無料のゲームで、いつでも、どこでも、
    遊べるようにになりました。
    今では、スマホ依存やSNS依存と言われる言葉もでき、皆がみな、情報革命の恩恵とそれに付随する問題の中で生きています。

    このような生活環境が人間の進化にも、
    多大なる影響を与えるようになるのは、
    至極当然だと、納得できました。

    個人的な思いとしては、
    スマホなんて見ずに、自分と交流しよう、
    SNSなんて、ずっとせずに、お茶でも、
    飲みにいこうなんですが、こんなことは、
    ネオサピエンスにとっては、意味不明でしょう。

    彼らの表情や表現方法から、
    旧人類が持っていた人間らしさがなくなっているのは、必然かもしれません。ただ、この人間らしさも、定義なんて存在しません。旧人類の、交流形態のイチ形態と言いましょうか。

    今もこれからも、おそらく新旧で争いが、
    耐えないと思います。旧人類は、ネオサピエンスを何としてもコントロールしたいと思うでしょう。
    また、旧人類同士も、争いの性質を変えて、
    潰しにかかるでしょう。

    旧人類同士は、一応争いが起これば、
    それを解決する方法がありました。
    しかし、旧人類とネオサピエンスでは、
    不可能でしょう。

    お互い絶対的に理解できない状況だからでしょう。こういった社会を生きていかなければいけない宿命と覚悟を、この本から、学んだ気がします。共存共栄できればいいでしょう、人類の歴史を見ても、
    それが、全く達成されていないことがわかります。

    0
    2019年12月11日

ネオサピエンス 回避型人類の登場 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 選書・双書
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    ネオサピエンス 回避型人類の登場
  • タイトルID
    :
    682117
  • ページ数
    :
    248ページ
  • 電子版発売日
    :
    2019年11月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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