作品一覧

  • 新訳 夢判断
    4.5
    1巻2,750円 (税込)
    夢とは望みを叶え、「本当の自分」が潜む場所。無気力、不眠、拭えない孤独感、新型うつ、スマホ依存、承認欲求の呪縛――21世紀のあなたの悩みはすべて、この歴史的ベストセラーによって解き明かされる。フロイトを知り尽くし、40年以上患者の夢や無意識と向き合い続けた精神科医によって蘇る、読んで愉しく寝て愉しい〈心の探検旅行記〉。
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―
    3.8
    「むかしむかし、あるところに……」まさか精神科を受診して、昔話や童話を聞かされるなんて誰も思ってもみなかっただろう。でも、患者たちの当惑はすぐ驚きに変わる。そこに繰り広げられるのは自分の物語なのだ。悩みを抱えた心の深層を「赤ずきん」「ももたろう」「幸運なハンス」「三びきのこぶた」などで解き明かす、ちょっと不思議で、ほんとうは不思議じゃない12話の「心の薬」。
  • 治療するとカワイクなります―生きがいの精神病理―
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    離婚と乳癌手術を同時に経験した20代女性。教師の冷たい一言で不登校になった女子高生。理不尽な上司に振り回される駆け出しサラリーマン。恋愛、家族、仕事と抱える悩みは違えども、「人生の矛盾」に気がついたとき、患者は皆一様にカワイクなった――老若男女11人の症例から読み解く、現代人の心の深層とは。

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  • 動物がお医者さん―なぜペットはヒトを幸せにするのか―
    5.0
    1巻1,232円 (税込)
    誰かと繋がっていたいのに、束縛はされたくない。プライドや思い込みから陥る、自縄自縛――現代人が抱える矛盾や息苦しさを、動物たちは、傍に寄り添うだけで穏やかに包み込んでくれる。聖路加国際病院の精神科部長である著者が、自身の経験から導いた、ちょっと愉快な“処方箋”。幸せになれるヒントは動物たちにあった!

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  • 純愛時代
    3.8
    1巻649円 (税込)
    愛は純粋なもの…であるべきなのだろうか? メール恋愛にはまった青年や外国人労働者と恋におちたOL,ピュアな恋のイメージにとらわれるフーゾク嬢など,過剰なまでに潔癖な“純粋さ”を求めて現実のなかで傷つき心を病んでいった若者たち.彼らを通して脆く崩れやすい現代人の心の姿を描き出す.

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ユーザーレビュー

  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

    Posted by ブクログ

    物語が人を救う、って実際にあるのだとしみじみ。ただ一時の気晴らしではなく、本当の意味で人生を変えてしまった実例の数々。
    というより、物語は人を救うからこそ語り継がれている、が正しいのかも。

    「誰の心の中にも小さな主人公たちがいて、皆さんに呼び出されるのを待っています。」
    子どものころ読んだ絵本や童話の世界をもう一度訪ねたくなる。

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    2024年12月14日
  • 新訳 夢判断

    Posted by ブクログ

    まごう事なき名著。
    無意識、前意識、意識のモデルで、夢の生成過程を説明しているのは「無理がない」。
    過度に性的な説明に走っているとされるフロイトの理論だが、本書を読むと性的な説明になることに「無理はない」。
    とにかく、「これは科学的営為」といえる典型例だ。

    夢判断の指針となる名言の数々をいくつもメモした。

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    2023年10月15日
  • 純愛時代

    Posted by ブクログ

    恋愛とか純愛とか、そういうことに興味がなかったけれどこの本はもう一度病むくらい誰かを好きになることも良いのかもと、幻みたいに思わせなくもない。

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    2021年11月13日
  • 新訳 夢判断

    Posted by ブクログ

    コロナの自粛期間で読んだ。そういう時でもないと、こういう難解な本を読むのは難しい。『夢判断』の原著の初版は1899年に刊行。100年以上前の名著だ。それほど昔の本なのに、訳者は「この道で最も優れた本」とまで書いている。

    夢は誰もが見る身近なものだ。でも、誰もがその正体が掴めずにいる。意味不明な夢を見て、戸惑ったりする。しかし、無意味な夢は存在しないと本書にはある。無意識から湧き上がった願望が"夢の仕事"によって歪められ、夢として顕在化する。この"夢の仕事"、歪曲といったあたりがポイントだ。夢には願望が表現されるはずなのに、なぜ苦痛な夢や意味不明な夢が存

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    2020年07月17日
  • 診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界―

    Posted by ブクログ

    著者は、聖路加国際病院精神科部長でもあります。患者の治療を目的として、童話や昔話を話します。確かに、童話や昔話は、勧善懲悪だったり、最後に愛は勝つだったり、子供を良い方向へ導くための物語です。しかし、長い間語り継がれてきたのには、それだけではない理由があるのでしょう。話す人・聞く人の心を癒すという大きな理由が。

    ここでは、『ねむりひめ』『三ねんねたろう』『幸運なハンス』『食わず女房』『ぐるんぱのようちえん』『ももたろう』『赤ずきん』『うたしまたろう』『三びきのこぶた』『いっすんぼうし』『つる女房』『ジャックと豆の木』のお話が書かれています。その中で、『三びきのこぶた』が一番印象に残りました

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    2019年02月11日

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