岡潔の作品一覧
「岡潔」の「春宵十話」「岡潔 数学を志す人に」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「岡潔」の「春宵十話」「岡潔 数学を志す人に」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書は、岡潔さんが近頃の日本人の情緒のあり方について問題意識を持ち、そのあるべき姿を様々な側面から語られています。
その教養の幅の広さから専門的で分からない内容の話に入ることも多かったのですが、一つ一つの事柄に対し、岡さん本人が感じていることを率直で丁寧に綴られていることが印象的でした。「情緒」が働くというのはこういうことなのかな、ということを感じさせてくれる文体で、学ぶことに対して純粋な姿勢がよく伝わる本でした。
私自身、今まで会ってきた優秀な人は共通して「がむしゃらさ」といった雰囲気ではなく、自然でしなやかな雰囲気があると思いつつも、日常では把握しきれない何かがあると感じていました。そ
Posted by ブクログ
日本古来の美しいものは情緒から成り立っているという考え方をとき、古き良き日本人の心や生き方を重んじていることを強いメッセージ性として感じる一冊であった。
そしてその日本古来のの美しさ根底を揺るがしている近年の日本教育について世の中に警鐘を鳴らし続けていたのも特徴的であった。今まで日本から生まれていた素晴らしい技術やアイデアが徐々に世界で頭角を現さなくなってきたのも日本の教育が戦後西洋的型に無理やりはめ込まれたからだという考えも一理あると考えさせられた。
今の自分に特に刺さったのは以下の2文である。
「ある時期は茎が、ある時期は葉が主に伸びるということぐらいは戦時中皆かぼちゃを作ったから知って