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有り体にいえば雑談である。しかし並の雑談ではない。文系的頭脳の歴史的天才と理系的頭脳の歴史的天才による雑談である。学問、芸術、酒、現代数学、アインシュタイン、俳句、素読、本居宣長、ドストエフスキー、ゴッホ、非ユークリッド幾何学、三角関数、プラトン、理性……主題は激しく転回する。そして、その全ての言葉は示唆と普遍性に富む。日本史上最も知的な雑談といえるだろう。
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Posted by ブクログ
読みやすかった。 小林さんの聞き上手っぷりに脱帽。 トルストイやベルクソンなど共通認識の次元が高いなと感じた。 しかもそれをひけらかさず、2人とも行間に埋め込む。 こんな会話がしたいと思った。 雑談の最高峰を見た気がした。
今の自分の知識量では拾いきれないと感じさせられてしまう本でした。言葉上は分かったような気がしているが全然理解できていないような感覚にとらわれてしまいました。ただその中でも今の自分にとって必要な言葉がピックアップできたのかと思います。定期的に読み直したい本です。前回は10年くらい前でした。
人は自然によって育てられる。人が人を育てることなどできない。人間の根本は、知性などではなく感情である。いくら知的に理解できても感情が納得しなければ人は納得しない。何が言いたいかというと、人が自分たちにとって必要なものは、知性でなく感情で納得できるかどうかで決まる。 これからの時代は、人間を理解しなけ...続きを読むればならない時代に来ている。いくら知的を重ねても意味がないことがわかってきた。なぜなら、人間にとって大切なのは感情だから。
とにかく2人の会話から頭の良さ、品性の高さが窺えて畏敬の念です。本当に文章として残してくれて、読ませてくれてありがとうございますという気持ちでいっぱいです。 まだまだ内容的に理解が追いつかないところがあるので何度も読み返したいです。そうしている間に2人の知性や品の高さが憑ればいいなと思います笑。 ...続きを読むまたこちらの話は小林秀雄全集から読んでいるのですが、全集では井伏鱒二の評論があり、これには本当に同意です。氏の魅力を忍耐強さという言葉で言語化、簡潔に表してくれてありがとうございます。
批評家の小林秀雄と、数学者の岡潔による、 まさに知の巨人といった2人の対談。 正直難しくてわからない数学の話しもありましたが、理系とか文系とかのベクトルを超越した地点での、高度な知性での対話は、圧倒的で、伝わってくるものがありました。 小林秀雄がベルクソンを評価している理由など、情緒的かつ逸脱を...続きを読む許さない人生観の情が伝わってきて、そういう感覚が岡潔との共通点だと思いました。 キリスト教の不信や資本主義の蔓延、または敗戦からの個人主義の導入によって、民衆の知力の低下を憂う、有意義な対話であると思います。
数学者と文章家の歴史的対談。 何かを究めた人たちは畑は違えど、物事に対する考え方、表現の方法が似通うものなのか。 喧嘩のようなやり取りになるかと思いきや、お互いをリスペクトする両者の考えの調和は小気味良い。 理解ができない事柄も多々あるが、再読を繰り返し、歳を重ねながら、理解を深めたいと感じる。 茂...続きを読む木健一郎氏の「情緒」を美しく耕すために の締めが秀逸でこの本に相応しい。
ただのメモ 無明≒小我≒西洋的な自我 人は自己中心に知情意し, 感覚し, 行為するものであるが, 自己中心的な行為しようとする本能のことを無明という. 岡潔は無明をおさえれば, やっていることが面白くなってくるというが, これは無明を超えた真の自分の心, ユングでいう自己から俯瞰してみるということ...続きを読むなのだろうか. 一番面白かったのは, 数学が抽象的になってしまったという話だった. 感情的に矛盾するとしか思えない二つの命題を共に仮定してもそれが矛盾しないという証明が出てしまったことにより, 知情意の知のみの領域へ入り込んでしまった. 矛盾するというのは情であり感情の満足であるが, これが納得しなければ本当にそうだと思えない. 感情抜きには情熱は生まれないものであり, 数学が学問として改めてどうあるべきか考える必要があると言う話だった. 理性(常識)は感情を元にして働く 直観とは感情の満足・不満足である ベルグソン ベルグソンの考えていた時間は僕たちが生きる時間 時間は心(感情)≒情緒の一種
読んでいて、心が落ち着いた。 情緒、詩人。 落ち着いて読めたのは、岡潔さんの言う詩的なところが、この対談にもあったからでしょうか。
数学は理論的に筋が通っていたとしても感情に訴えられなければ数学とはいえない。なるほどなぁ。。たしかに、数学という枠組みの中で論理が一貫していなければいけないという伝統?があるのは知っていたが、いわれてみればそれと同等くらいに「美しさ」も追求するのが数学だなと思う。そういう意味で数学は完璧で、数学者も...続きを読む完璧主義的なところがあるのかなと思った。
むっっっずーーーーーーー!笑 頭のいい人たちってこんな会話をするんだ、できるんだ。。。。すごい。。。 けど、理解できるようになるまで何回も読み直したいなと思いました。
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