春宵十話

春宵十話

451円 (税込)

2pt

「人の中心は情緒である」天才的数学者でありながら、思想家として多くの名随筆を遺した岡潔。戦後の西欧化が急速に進む中、伝統に培われた叡智が失われると警笛を鳴らした、氏の代表的名著。解説:中沢新一

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

春宵十話 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書は、岡潔さんが近頃の日本人の情緒のあり方について問題意識を持ち、そのあるべき姿を様々な側面から語られています。

    その教養の幅の広さから専門的で分からない内容の話に入ることも多かったのですが、一つ一つの事柄に対し、岡さん本人が感じていることを率直で丁寧に綴られていることが印象的でした。「情緒」が

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    日本古来の美しいものは情緒から成り立っているという考え方をとき、古き良き日本人の心や生き方を重んじていることを強いメッセージ性として感じる一冊であった。
    そしてその日本古来のの美しさ根底を揺るがしている近年の日本教育について世の中に警鐘を鳴らし続けていたのも特徴的であった。今まで日本から生まれていた

    0
    2025年06月14日

    Posted by ブクログ

    情操の大切さを説いた文章であった。
    数学を専攻し、これから教育実習に行く身としては参考になった。
    かねてから感じていた、日本人の情緒の素晴らしさと廃れていく危機感をつかれて、痛快だった。それとともに、自省の機会になった。

    0
    2025年05月22日

    Posted by ブクログ

    人の中心は情緒である という書き出しで始まる
    日本文化の特性がこの情緒を土台に組み立てられていることや、それがいかに美しい心情を生み出してきたかを様々な側面から論じている。
    そして昨今の教育制度がいかにこの情緒的中心が失われ、それによって子供たちの創造性が阻害されてきたか警鐘を鳴らす

    特に前半はあ

    0
    2024年01月30日

    Posted by ブクログ

    人の中心は情緒である。日本人とは何か?人間とは?この世界とは?を考えるためのヒントを沢山頂ける逸出した随筆。

    0
    2023年06月05日

    Posted by ブクログ

    約50年前に書かれた書物であるが、内容は今でも全く色あせていない。
    「人の心には情緒がある」
    著者は、日本文化の特性がこの情緒を土台に組み立てられていることや、それがいかに美しい情緒を生み出してきたかを、様々な側面から論じている。
    また、戦後の新教育制度の中で、いかにこの情緒的中心が教育の現場から排

    0
    2018年10月12日

    Posted by ブクログ

    冒頭、人の中心は情緒である。その言葉に衝撃を受ける。数学者の言葉であること、普段あまり考えていなかったことだからだ。岡潔は思想家でもあったことを知る。教育について多くを語る。自分自身が受けた戦後間もない頃の教育を考える機会となった。数学者は百姓、物理学者は指物師という。なるほどだ。便利だけど落ち着か

    0
    2018年01月17日

    Posted by ブクログ

    現代の視点からは、さすがに偏っているな(公に白黒ハッキリさせることが好まれない、という意味で)と感じさせる部分はあるものの
    日々の忙しさや効率一辺倒の思考回路で生活している人なら
    「あー…そうだよなぁ」
    と、自分の心を今一度振り返ってみたくなる一冊になり得そう。
    教育者は一読しておくべし!かも。

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    「人の中心は情緒である」から始まる本書は、随所で情緒の重要性を強調している。感情や心、精神といった言葉ではなく、あえて「情緒」が重要だと述べている点が肝なのだろう。一般的に情緒は、何かに触れた際に生じる様々な感情や心の動きを指すことが多い。しかし、その説明だけでは捉えきれない、より深いニュアンスがあ

    0
    2025年04月21日

    Posted by ブクログ

    「人間の建設」を読んで岡潔をもっと知りたくなって。明治は金で岡の時代を銅だと評し、同時代に警鐘を鳴らしている。そうなると果たして現代は。「人間の建設」で触れられた"世界の知力が低下してきている"の意味が分かる。金言に溢れている。

    0
    2024年08月04日

春宵十話 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川ソフィア文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

岡潔 のこれもおすすめ

春宵十話 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す