岡潔の作品一覧
「岡潔」の「数学する人生(新潮文庫)」「人間の建設」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
岡潔さんの文章は平易なのに、何を言ってるのかよくわからない。
情緒はスミレを見ていいなあ、と思うこと、というのは何かわかるけど、どうやらそういう心持ちだけでなくもっと広い意味であるらしい。わからない。
ただ情緒の話をしているけれども文章そのものにべたついた感情の記述は全くない。喜怒哀楽の記載がない。親友が亡くなったときも、毎夏見舞って、ずっと夏休み中そばにいて、毎日布団を並べて学問の話をしたとあるが、亡くなったあとの描写はほぼなく、悲しかったとは書いてない。だけどものすごい喪失感だったんだろうということが伝わってくる。
書かれてあることはよくわからないけど、非常に澄んだ、美しいものに触れて
Posted by ブクログ
新潮文庫は、中身はいい本を出すのに、外濠というか脇というか、周辺部分が雑すぎるやろ。
まず帯文。
「すれ違いの雑談か、歴史に残る対話か。~」とあるが、表面的に見ても実際的に見てもすれ違い要素ゼロやろ。
不誠実じゃのう。
あと、背表紙の紹介文。なにが「主題は激しく転回する」だよ。ずっと同じことについて話してたろ。
茂木健一郎の文章も、間違ったことを書かないよう、理解できていないのを指摘されないよう、根っこで怯えてるのが透けてる。
こんな眠たい文章なら、ない方がましやろ。
二人の、経験に基づいた洞察及びそれらを互いに引き出し、相違点を超えて収束していく様は、対話の究極的な理想系のように映じた。
Posted by ブクログ
大変愉しく面白い本だった。
ちょうどソーシャルワークの倫理綱領を勉強しているときに読んだ。
そのタイミングで読めたことも大変面白かった。
言語が違えども言っていることの本質を捉えながら、私たちは話すことができる。
なんとなく像は見える。目指すものは見える。設定ができる。ただそれを明確に捉えることはできない。それは像として設定することに意味があり、明確に指定することに意味がない。
人間は、非常に複雑で面白い。いや、この世の全ては非常に複雑で面白い。理想は掲げるものであり、理想を体現し創り出すことではない。ただ向かう方向を指す。
複雑で難解な問いがこんなに目の前にある。
難しければ難しいほど
Posted by ブクログ
極めて示唆に富む本であった。ジャンルが異なる本を同じ基準で評価することは難しいが、どれほど読み応えがあるかという基準であれば、普段の5点満点の尺度で10ぐらいまでいくほど断トツであった。
情操という言葉にあまりピンときていなかったが、人の内面のうち変化しやすい表面の部分を情緒といい、さらに奥の変化しにくい部分を情操というという表現で腑に落ちた。自身もどのような情操教育を受けてきたかと考えると、思い出すのは家庭における母の温かい愛と父の強さとまっすぐさであったと思う。次に小学4年の時、先生の影響で百人一首に打ち込み、また、詩や漢文の暗誦に夢中になっていたが、当時はそれらの意味も理解せずにただひ
Posted by ブクログ
あとがき(?)に茂木健一郎氏が書いておられた「声に出して読みたい対話」という表現に深く同意します。
思索のつながりが言葉となって浮かび上がり、それがお二人の対話という形で表されている、何とも贅沢な一冊でした。使われている言葉が体や情緒とつながっている感じがするのも、読みやすく感じる一因かもしれません。人間というものの成り立ちや日本人として自然とそうなってしまうことについてもわかりやすく表現されているように感じました。
今の時代を生きる上での生きづらさはどこにあるのか。日本で暮らす人たちがかつて大切にしてきたことと「今」の間にはどのような違いがあるのかを考察するためのヒントに満ちた対話集でし