【感想・ネタバレ】こころの処方箋のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月16日

20年ほど前の本だが、現代にも通じると感じた。
時代が進んでも、人間の本質は変わらない…ということなのだろう。
どの項目も非常に興味深いものだった。更に項目がそれぞれ4ページほどでまとめられているので読みやすい。
ときおり混ざるユーモアも読みやすさに大きく貢献している。

折に触れて読み返したい1冊...続きを読む

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Posted by ブクログ 2024年03月03日

何か、疲れたら癒やされる本。人の心ってそんなに単純じゃないよ、ほんとにそうなの?って思うことが当たり前なんだよって言ってくれてる感じがする。

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Posted by ブクログ 2023年10月18日

2001年12月5日刊行された「河合隼雄著作集 第2期 1巻『コンプレックスと人間』」には河合さんを応援する人々のエッセイ(冊子)が付属しています。その中に、宇宙飛行士の毛利 衛さんの大変おもしろいエピソードが語られていたので、是非とも紹介したいです。

最初のミッションが社会的な使命だとしたら、今...続きを読む回は自分のプロの宇宙飛行士としてのプライドへの挑戦だった。ジェット機の操縦やサバイバル訓練なども含め、NASAの宇宙飛行士としての資格を取るための2年近くの多岐にわたる訓練。それは、ダフさを誇っていた自分の精神的余裕を想像以上に失わせるものだった。すでに宇宙経験があるゆえから来るプライドと、アメリカ人の若い闘争心に負けまいとする競争心を毎日奮い立たせることの厳しさであった。最初のミッションに比べ楽しみよりは苦しみの連続だった。家族も日本と米国に別れ別れになり一家の団らんはまるでなくなっていた。
ある日、それを見かねた家内が日本に帰国の折、河合隼雄さんの『こころの処方箋』を5冊買ってきた。家中、私の手の届く至る所に置いてあった。河合さんの他の本は以前にもフムフムといくつか読んではいた。しかし、これほど身近に置かれては、トイレやベッドに入るごとに目を通さざるを得ない。55編の作品を収めており、1編5分から10分で読めるので忙しい訓練の予習の合間でもすっと気分転換になる。内容は簡単で人間として当たり前のことに、当たり前のように気づかせてくれる。
この本は、すぐさま私のナイトキャップ、いやバイブルになった。恥ずかしながら分別のつく50歳になって、人間として当たり前のことの多くに改めて気づかされた。その結果、若いNASAの宇宙飛行士達との競争から落ちこぼれることもなく、何とか2回目の宇宙飛行に漕ぎつけた。最後は自信を持って楽しみ、NASAからも高く評価される地球観測ミッションに参加できた。
河合先生にお会いしたときに、家内へ書いていただいた、「ふたつよいことさてないものよ」のサインは額に入れベッドサイドに置かれている。(もうりまもる.宇宙飛行士、日本科学未来館館長)

私:『こころの処方箋』を5冊買ってきた!!どんな顔の奥さんなんだ!?
残念ながらネット上に、奥さんの映像は見つかりませんでしたが、このエピソードはおもしろいですよね。「奥さん、やるな~」と奥さんにエールを送りたい気分になりました。

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Posted by ブクログ 2023年07月30日

新たな「心の鉱脈」を掘り起こそう、「昔は良かった」は進歩がない人のセリフ、など割と常識的なことをサクッと言ってくれる懐の広さから、よく河合隼雄さんの本で見られる「自殺願望とは生まれ変わるサインである」という緊張感のあるメッセージがとても効いてくる。精神を「殺す」サインを待つ仕事って、なんて大変なんだ...続きを読むろうと思うが、柔らかな文章の裏に見られるこの迫力はそんな日々の仕事に裏付けられていたんだろうなと想像する。

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Posted by ブクログ 2023年07月21日

河合隼雄氏の名著。今更ながら手に取る。
本には読み時というものがあると思っている。身体が不足した栄養素を補うように、その時自分が欲した本、読みたい本というものにははずれがない。
その出会いも、偶然性に満ち溢れた必然的なもので、いつも運命を感じてロマンティシズムに浸りたい気持ちになる。

脱線。

...続きを読む書は、55つの短編からなる。
著者は臨床心理士で日本ユング派の大家であり、京都大学でも教鞭をとられ、日本の心理療法の礎を築いた偉大な人物…という紹介は不要。
そういった肩書よりも、文章からあふれ出るやさしさやあたたかさが親しみ深い。
世の中で生きていくうえで、どうしたって人間は躓いてしまう。他人から見たらホントに小さな石ころでも、転ぶときは転ぶ。もしかしたら、他の人には石ころすら見えていなくて、なんで転倒したのかすら気づいてもらえないこともある。
ささくれ立った「こころ」を、氏の視点で導いてもらい、ちょっと良くなってほっとする。
全快に傷がなくなるわけではないけれど、人生はそういうもので、それでいいと思える。

心理分析家であるのに、一番初めの話が『人の心などわかるはずがない』というところからして、安心する。「河合さんがわからないなら、私にもわかりっこないのだ」と。
書かれている話はどれも劇的なことではない、自分の凝り固まった思考をやわらかくするような、別の考え方を知れる。
「ひとつよいことされないものよ」という呪文を教わった。なにか良くないことが起きたときそう思って、つぶやく。たったそれだけのことで、心の在り方が変わってくるから、人間って単純で面白いのだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月16日

金言がたくさんあって、メモするのが大変だった。
臨床心理学者としてたくさんの人と向き合ってきた筆者だからかける、人の心を深く見るための心構え。などなど。

今一番響いたのは 「物事は努力によって解決しない」という言葉。ついつい、努力してこの課題を解決せねばと考えがちだが、せっかく生きていくなら、努力...続きを読むしてた方がいい暇つぶしになるし、それで結果が出たのなら運がよかった、くらいの心持ちでやっていこうと思う。

何度も読み返したい一冊。

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Posted by ブクログ 2023年03月31日

河合さんの一つ一つの言葉から、人柄がはっきりと見えて、自分の心に安らぎをもたらしてくれた。
とっても良い作品。これから、何かに悩んだ時に、ふと手に取りたくなる。

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Posted by ブクログ 2023年03月31日

<ふたつよいこと、さてないものよ>、である。人間の心の有り得べき姿というものを、みな知っている筈なのに、何かあると頭から吹っ飛んでしまう。そういう時は、しっかり常識的な考え方の著者による、常識的なことを書いた本を読むのがよろしい。

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Posted by ブクログ 2023年02月07日

この本も私にとって必要な本でした
この本は再読して、もっと理解したいと思います

二つ良いこと さてないものよ

初めて聞くフレーズで、なかなか覚えられなかった言葉でしたが、最初の方に出てきて、何度もそこを読みました
これは良い言葉を教えてもらった!と思いました

当たり前のことや、毎日の生活で気づ...続きを読むいてないことに気づける本です

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Posted by ブクログ 2022年10月30日

日本におけるユング心理学の研究を確立したあまりにも有名な筆者が、1988年から4年ほど連載したものに書き下ろしを加えた55の心の「処方箋」。著書もあとがきで述べられていますが、多くは「常識」的なことが書かれています。ただ、何となく分かっていたことを、的確な筆致で一章ごとに各4ページにまとめてくださっ...続きを読むており、心にストンと落ちます。また、30年以上も前の書籍でありながら現代にも通じるアドバイスであることに敬服です。
特に心に残ったものの中から、以下の5つを紹介します。

第5章「『理解ある親』をもつ子はたまらない」
真の理解などということは、ほとんど不可能に近いという自覚が必要である。そんな難しいことの真似ごとをやるよりは、まず自分がしっかり生きることを考える方が得策のように思われる。

第12章「100点以外はダメなときがある」
ここぞというとき100点をとっておけば、それ以外は60点でいいのだ。平均点は80点以下でも、その効果はまるで違ってくるのである。(中略)100点はときどきでいいのである。

第21章「ものごとは努力によって解決しない」
一切の努力を放棄して平静でいられる人は、これは素晴らしくて、何の言うこともない。(中略)しかし、われわれ凡人は、努力を放棄して平静でなどいられない。いらいらしたり、そわそわしたり近所迷惑なことである。そんな状態に陥るくらいなら、努力でもしている方が、まだしもましである。それにひょっとして解決でも訪れてきたら、嬉しさこの上なしである。

第47章「二つの目で見ると奥行きがわかる」
ものごとの「奥行き」を知るためには、二つの異なる視点をもつことが必要だと言えそうである。ひとつの見方だけだと、平板な見方になってしまって、立体像が浮かびあがってこないのである。(中略)そのときの状況に応じて必要と感じられる、二つの目の組み合わせ(甘い目と厳しい目、主観と客観等)により、状況を立体的に把握しようとすることが大切である。

第48章「羨ましかったら何かやってみる」
自分にとって実に多くの未開発の部分があるなかで、特に何かが「羨ましい」という感情に伴って意識されてくるのは、その部分が特に開発すべきところ、あるいは、開発を待っているところとして、うずいていることを意味しているのである。(中略)「羨ましい」感情が強いとき、自分のなかに何かが未だ注目されずに捨てられているはずだと思って、探してみたり、いろいろ試みてみたりするのは、それほど悪くはない。そのためにエネルギーを消費する方が、他人に愚痴をまき散らしたり、他人の足を引っ張るためにエネルギーを使うよりは少しはましだと思われる。

23年前に購入した本を何度めかに読んでみました。読む時の自分の状況や立場によって、必要な「処方箋」はその都度違うと思います。今後もちょくちょく手に取りたい一冊です。

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Posted by ブクログ 2022年10月09日

心理学、楽しい
後書きにも常識を言葉にした文章とあったけれど、既に自分にとって理解していることと、新たな視点を得たものとどちらもあった。
自分の中としっかり向き直って、まさに「言葉から出て言葉に出る」経験をして得たこと、友達や親に影響されて気づいたこと、
そして最近自分の中で考えていても、なかなか終...続きを読む着点や悩み自体が分からなくなっていた物事がトピックとして含まれていて嬉しかった

自立ということは、依存を排除することではなく、必要な依存を受けいれ、自分がどれほど依存しているかを自覚し、感謝していること〜

人間の信頼が存在する上での「どっぷり」
個性と大いにかかわるものとして、創造の源泉となる
どっぷりつかるのと溺れることは似ているから、恐怖感が伴う

適切な感謝

一人でも二人、二人でも一人で生きるつもりができているか、それをどの程度やっているかについて自ら知っていること

心と魂

内的権威

ふたつよいことさてないものよ

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Posted by ブクログ 2022年09月27日

1988年から1991年に書かれた物なので、感覚的に古いかなと思って読み始めたが、出来事は古いけど、心の処理の仕方は人間は普遍のようで、古さ新しさは関係なかった。自分の芯がブレそうな時に、書名通り「処方箋」として手元に置いておきたい本だ。1章が4ページなので、ちょっとした時間に、読めるのも良かった。...続きを読む
イライラは見とおしのなさを示すという章は、夫婦が例に出ているが、親子にも当てはまり、親としての自分の気をつけなければいけない点を思い知った。

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Posted by ブクログ 2022年08月09日

一つ一つが短い章なので読みやすい。精神科医だけど小難しい事を言わないでわかりやすく書いてくれているところも好きなポイントです。

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Posted by ブクログ 2022年03月10日

「逃げるときはもの惜しみしない」
「機構維持」のための仕事で、真っ先に思い浮かんだのが会社での飲み会だ。大人数での飲み会はとにかく苦手で基本参加しないが、たまには参加した方がいいのかもなぁと思った。でも参加をするなら、覚悟を決めて参加をしないと…と考えるだけでかなり億劫だし憂鬱。利益を得ることは簡単...続きを読むじゃないよなぁ、と機構維持のための仕事を文句を言わずにやっている次席を見て思う。

「すべての人が創造性を持っている」
いったいどれだけの人が「私が生きた」と思うのだろう。人任せにしないで、自分で選んで進んでいく。それが積み重なったものが人生を作るのならば、なんて素敵なことだろう。全部自分で選んだオンリーワンかつ、produced by私!全部自分で責任を負うのはすごく辛いし苦しい。辛くて人に舵を委ねそうになったら、これを思い出そう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月31日

日本のユング派心理学の第一人者である河合隼雄氏が、平易な言葉で綴った55章の「常識」。

「人の心などわかる筈がない/物事は努力によって解決はしない/耐えるだけが精神力ではない…」
本書の「処方箋」は、奇抜なものではなく、きわめて「常識」的な内容です。「常識」というと、知っていて当然というか、言わず...続きを読むもがなというか、あまりポジティブに捉えられていないと思います。が、言わずもがなのことを本当に言われないまま大人になると、意外に「常識」が身についていないことがある。本書を読むとそれが沁みてきます。

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

思い込みを外す、いっぺん高いところから見る自分を作る、極端にブレるのは良いけど、その後、冷静に中庸に戻ってくる。分からなくても焦らない、そんなものである。自分にもアリアリの話ばかり。「ふたつよいことさてないものよ」。なるほど。

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

「処方箋」とあるためどのような心理学の本かと思って読み進めてみたが、筆者はことごとく「答え」を出さない。

誰でも心当たりのある様々な事例に対し、やらないことはよくないが、やりすぎることもよくない、と述べる筆者。ではどうすればいいのか思うが、筆者も「これが難しいところである」などと話を〆る。

心理...続きを読むカウンセラーとして多くの人と接した筆者でも簡単に答えを出すことができない、ということを理解して日々悩みながら生きることが大事なのだろうか。

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Posted by ブクログ 2023年08月05日

人の心などわかるはずがない
ふたつよいことさてないものよ
楽しいことをする
道草によってこそ道の味がわかる
1人でも2人、2人でも1人で生きるつもり
たましい
「幸福」になるためには断念が必要

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Posted by ブクログ 2023年07月20日

メンタル系の本は心が病んでから読んでましたが、こちらの本は平常心の時に読んでみました。

病んでからよりも、平常心の時に読んだ方が自分を俯瞰できていいですね。
万が一、メンタルが超病んでしまった時に「あぁ、こういう事なのか」と、ある程度自己解決できる知識を備える事ができるのではないかと思います。
...続きを読む何か嫌な事があった時に、普通にしているとマイナス100くらいまで落ち込むところを、マイナス10くらいの痛みで済ませる事ができるのでは?と思います)
知っているのと知らないのとでは、生きやすさって違うよなぁ、と感じました。

こちらの書籍は、読んでいるうちに過去の出来事が頭に浮かんでくるもので、自然と自分の経験と著者のアドバイスを照らし合わせてました。
「あの時のあれはそういう事だったのか」、「なるほど、あの人のKYな態度はそういう事だったんだね」等、当時は解決できなかった心のモヤりが解消できました。
(具体的な事例は伏せますが)

読書なのにスポーツをした後のような爽快感を感じる事ができました。

章の始まり(ページの右上)には全部違うハートが書かれているのが興味深かったです。
人の心は千差万別という事でしょうか。

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Posted by ブクログ 2023年06月01日

羨ましかったら何かやってみる

やさしい言葉で端的にこころのもやもやを言語化してくれていると思った。

悩みがあるとき、その時々の状態でこの本を開いて自分なりにこの本の言葉をこころに処方してやりたいなと思った。

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Posted by ブクログ 2023年03月14日

こころの持ち方や考え方を教えてくれる本。

一通り読んでみて、例え話のうまい人だなと思った。
こころの問題や悩みを何か別のものに例えて説明してくれるのだが、だいたいがばっちりはまっているように聞こえて納得してしまう。
例え話は、あくまでも例えなのであって、根拠になるわけでも論理的であるわけでもないの...続きを読むだけれど、そんなものかなと思って気が休まる。
そういう効果があれば十分なのではないかなと思う。

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Posted by ブクログ 2022年05月22日

読みやすいが頭に入りにくい。途中までは納得できるものの、急に理論的になって??になるところもあった。

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Posted by ブクログ 2022年01月20日

著者の優しさと客観性を大事にしている姿勢が滲み出ている文章だ。

1つ1つのトピック自体が面白いんだけど、読んでいくうちに体が軽くなったり心が弾んだりして、自分がスッキリした気持ちになる。

自分にとって良いカウンセラーとはこういう人なのかもしれない。
…なんて感じましたわ

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Posted by ブクログ 2024年03月20日

臨床心理学を専門にしている河合先生が「人のこころなどわかるはずがない」とおっしゃっている。とても説得力がある。私などがわかるはずがないww
なにか気が楽になりました。河合先生が呪文のように唱えるという「ふたつよいことさてないものよ」もとてもよいですね。私も唱えよーと思いました。さっと手に取って何度も...続きを読む読みたい本。

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Posted by ブクログ 2023年09月21日

心のあり方が理論的に書かれてあったので少し視野が広がった。
ふたつよいことさてないものよの考え方は良いなぁと思った。
感謝される者こそ強いというところが印象的だった。相手にしてもらったということを認められた上で感謝できるから。翻って、自分が尽力したのに感謝されない時はうやむやすることもあるが、相手が...続きを読むそこに至っていないと考えると自分も救われる部分があるのかなと思った。
自立と孤立の違いを考えたことがなかったけれど、改めて読みながら考えるとひとりというところは共通するが根本として異なるんだなとわかった。自立は、ひとりであるがそれが成り立つ元に他に信頼できる物事があることが前提としてある。そこが印象的だったし、他人を、自分を自立させようと思った時に役立つかもしれないと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年08月17日

p89「努力によって、ものごとは解決する」という考えのために、自らを不必要に苦しめているのだ。
(中略)それは、解決するはずのない努力をし続けることによって、何かの免罪符にしているのではないか、と思わされることがある。それは、何の努力もしないで、ただそこにいる、ということが恐ろしいばかりに、努力のな...続きを読むかに逃げこんでいるのではないか、と感じられるのである。(中略)しかし、われわれ凡人は、努力を放棄して平静などで居られない。いらいらしたり、そわそわしたり近所迷惑なことである。そんな状態に陥るくらいなら、努力でもしている方が、まだしもましである。(中略)こう考えて、まあ努力でもさせて頂こうかとやっていると、解決が簡単に訪れないからといって、起こる気も嘆く気も起こってこない。

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Posted by ブクログ 2022年05月09日

書いてあることは、わたしにとっては既知のことばかりで、だけど、初めて心を癒すためにこの本をとった人にとっては、ふむふむふむとなる本だと思う。
既知のことばかり、と書いたけど、この本が悪いとかではなく、いーろんな種類の小説、本、エッセイを読むと自然と書かれていることがまとまっているというかんじ。

_...続きを読むφ(・_・
一人でも生きて行ける人間が二人で生き
お互いに助け合ってゆくところに
楽しみが見出せる

これはわたしも心がけたいこと。
その人がいないと生きていけない、と、その人がいなくても生きていける、が薄くでも深く重なるような人と、生きていきたいな。

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Posted by ブクログ 2022年04月10日

PMSが訪れる度、自分の機嫌の取り方を模索する日々。

最近では、イライラし始めた時に自分を客観視出来るまでには至ったものの、まだまだ冷静では居られない。

つい勢いに任せて言葉を発しそうになる。

「近づくな、危険。」と書いた札でもぶら下げておきたい気分になる。

そんな時イライラしたままでも良い...続きを読むので読み始めると、書いてある事をすんなり受け止められる訳ではないけど、なんとかなく気持ちが落ち着いてくる。

そんな一冊。

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Posted by ブクログ 2022年03月20日

「心の処方箋」は、未知の可能性に注目し、そこから生じてくるものを尊重していくうち生まれてくるーと結ばれる第1項・人の心などわかるはずがない。で始まる。

わからないとおっしゃりながら、多くの(55項)普遍的な悩み事にわかりやすいアドバイスがなされる。

「フムフム」と読んでいったら、後書きで、「フム...続きを読むフム」は自分の知っている事が書いてあるからです。常識を書きました。と、行動まで読まれていた。

○マジメも休み休み言え
○嘘は常備薬・真実は劇薬
中でもこの2項は、生き方を楽にしてくれそうだ。

平成4年刊行で、多少家族関係あたりの考え方に古さを感じるところもあったけれど、社会に出る前や家庭を持つ前などに一読も良いかもしれない。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年01月10日

黙っているのではなく、もし、ものを言い始めたのなら、そこから困難な話し合いを続行していく覚悟が必要と思われる
自分の上のような生き方をしない、と決心した場合、その方向を20度とか30度変更するのではなく、180度の変化をしているのが多いと思われる
昔は良かったとは進歩についていけぬ人の言葉である

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