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つばめのように自由に、気ままにこの日本を歩いてみたい――。世界を歩き尽くしてきた著者の、はじめての旅は16歳の時、行き先は東北だった。それから歳も経験も重ねた今、同じ土地を歩き、変わりゆくこの国のかたちを見て何を思ったか。本州「北の端」龍飛崎、太宰治の生家を訪ねた五所川原、宮沢賢治の足跡を追った花巻、美景広がる軽井沢や兼六園などを歩いて綴った、追憶の旅エッセイ。〈電子オリジナル版〉は沢木耕太郎撮影の写真が収録されています。
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Posted by ブクログ
旅をすると、想像以上に頭が働く。綺麗だな、美味しいな、といった簡単な感想から、ここに別荘を立てたらどうなるのかな、目の前に座ってる人は何を考えてるのかな、と言った大きな妄想まで。そして、旅を続けた先にはなにがあるのだろう、という未来の不安まで。旅は何歳になっても、いつ行っても、変わらず心が動く大きな...続きを読む体験なのだなと思った。 沢木さんの旅エッセイを初めて読んだが、とても読みやすくてよかった。
恥ずかしくも初めて沢木さんの著書を読んだ。 エッセイを読んでこれ程心震える感覚はなかなか味わえないような気がする。 国内旅行での体験や人との関わり。 言葉一つ一つが刺さってくる。 生きていく上で大切なことは、肌身で感じることなんだと思い知らされる。 知った気になったりわかったつもりになりがちな現代...続きを読む人にこそ読んで欲しい。 今しかない時を逃さないで、失敗出来る時にたくさん失敗しろとメッセージが込められている。 その土地を味わうには自分の足で赴くことだ。
沢木耕太郎さんも今年で78歳か。「深夜特急」はいまだに自分の中で生涯ベストの作品です。本書は初の国内旅エッセイだそうです。海外の旅と同じスタンスで、自由に旅をして人と出会う。文体も若いころのまま。旅に出たくなる良書でした。
沢木耕太郎氏による、日本国内の旅エッセイ。 JR東日本の新幹線の座席ポケットに入っている「トランヴェール」というフリーペーパーの連載をまとめたもので、行先も東北・甲信などが多め。そして、飛行機にはほぼ乗らない(笑 さすがの筆致で、旅情を感じる1冊です。 個人的には、旅に出ること=非日常の自分を楽し...続きを読むむことでもあり、普段では生まれない新鮮な思考や感覚に出会う機会だと思っています。 本著は、日常に戻ると埋没してしまうそれを呼び起こしてくれて、エピソードを読みながら「〇〇に行った時こんな気持ちになったな」とか、眠っていた"旅脳"が刺激される感覚です。 「点と線と面」の旅を通じて土地の解像度が上がっていく感覚や、文庫版あとがきの失敗に関するくだりもとっても共感でき、また旅に出たい…と思わされました。 また、本著では、旅で出会った風景等を、過去の著者の印象深い思い出に結び付けていくシーンが多く見られます。青森の竜飛崎に行って、過去著者が高倉健さんにインタビューした際に、青函トンネルの映画のロケで長期滞在した際のコメントが出てきた…等。 そこを読んでいて感じたのはこの2つ。 ①旅をより楽しむために、自分の日常での思い出の蓄積は重要なのではないか(著者の場合はこの思い出が鮮やかすぎて圧倒されますが…) ②その思い出の先に、自分なりの点線を延ばしていけるか。著者は高倉健さんの途切れた言葉の続きに思いを巡らせていましたが… 最近、一人旅ができていないなぁ。。(いや、出張の往復なんぞは大体一人なのですが…旅を目的とする旅というのは贅沢ですね。。) 最後に、本著を読んだことでやろうと思ったリストをメモとして記載させてください。 ・吉村昭『戦艦武蔵』を読む ・太宰治を再?読 ・『方丈記』を読む ・北海道新幹線開通前の小樽に泊まる ・軽井沢の雲場池の紅葉を見る ・無計画な一人旅をする
久しぶりにお気に入りのページの端を折りながら読みました。 沢木耕太郎さんは仕事に真面目な人のようで、そんな人の文章は説得力と面白みがあって私の中にスイスイと入ってきました。 ・縁は気に入ったなら大切にしたい。筆者のように大切に思ってくれる人の縁は大切にしたい。 ・旅の無計画は大変だと思うから、些細な...続きを読むきっかけを掴んで旅に出るのが好奇心も持てて楽しいだろうな。 ・最後の文庫のあとがきがぶっささった。国内における短期の旅でのささやかな失敗は容易に回復できる数少ない機会。失敗したくないという思いでお店選びをネットで調べていくのは失敗をする経験を逃すことでもありもったいない。失敗に慣れておくこともできるし、失敗後にどう気持ちを立て直すかの術を体得できたりもする。他の本でもあった現代人の失敗したくない感覚は今やいろんな人が考えている問題であり、案外簡単な話ではなさそう。
この夏もどこかに旅に行きたいな〜という思いが湧いてくるエッセーだった! 自分は、いつもはガチガチにどの電車にのるとかバスに乗るとか計画していたけど、もう少しラフな、流れに身を任せる旅をしたい。(さすがにホテルは押さえておきたいが。) 電車旅好きだから、兼六園など、行ったことある所も出てきたし、奥入瀬...続きを読むなど行ってみたいと思っている所も出てきた。 兼六園に関しては去年の9月に人生2回目の訪問したけど、このエッセーに書かれている背景を知ってから行きたかったなとちょっと思った。 他にも、もうひとつの絶景に出てきた老婦人から教えてもらったことも旅の醍醐味なんだろうなと。 観光地とは違うけど、そういえば私も旅の途中、電車で隣になった見知らぬ方に「その本面白そうですね。写真撮っていいですか?」と話しかけられたことがあったな〜。あの方はその本を読んだんだろうか?
沢木耕太郎の国内(主に東北・北陸)旅エッセイ 旅先についてだけでなく、所々にまぶされている著者の人生論が興味深い
自分も旅をしている気分で読めたし、その土地をゆっくり楽しんでいる感じがして心地よかった。 インスタ映えの風景を探したりネットでおいしい店を探すのではなくてゆっくり歩いてその土地の空気を吸って旅をしてみたいものだ。
☆☆☆ 2025年10月 ☆☆☆ 2025年10月。和歌山に帰省し、JR和歌山駅のくまざわ書店で購入。 沢木耕太郎といえば、『深夜特急』が有名だが、初めて沢木耕太郎の本を読んだのは2007年か2008年ぐらい。その時、未知の世界を自ら旅しているような気分を味わえた。さらにいくつかのノンフィクション...続きを読む作品により、それぞれの時代や人物に肉薄するような感覚になった。 さて、今回の『旅のつばくろ』 沢木氏が若いころから行ってきた国内旅の経験や、感じたことを伝えるエッセイ集。一つ一つはそんなに長くないから、ちょっとしたた旅に持っていくにはオススメしたい。少年時代の初めての一人旅である東北一周については『旅するノート』という本にも詳しい。東北、奥州と英場いえば日本の奥地、という感がある。 『旅のつばくろ』でも東北がたびたび登場する。 「ごらんあれが竜飛岬北の果てよと…」という『津軽海峡冬景色』の歌詞でも有名な「竜飛崎」とか。ローカル線と町営バスに揺られて、少年時代には行けなかった場所に50年越しの忘れ物を拾いに行くかのように向かう沢木氏。 「終着度がなかなか」という三厩駅に降り立ち、50年前に思いをはせる。旅に生きた作家だけでなく、きっと誰もがこのように感じる場所があるのだと思う。 「あの時行きたかったけど、いけなかった」というようなところが。 東北の旅以外にも、東京(奥多摩)の旅や小淵沢、金沢など それぞれの旅エッセイを気軽に楽しめる本。
旅の楽しさを感じられる一冊。 東北方面の話が多く馴染みがない土地の話ではあったが、ノンフィクションの良さに溢れる
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旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版
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沢木耕太郎
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