ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
つばめのように自由に、気ままにこの日本を歩いてみたい――。世界を歩き尽くしてきた著者の、はじめての旅は16歳の時、行き先は東北だった。それから歳も経験も重ねた今、同じ土地を歩き、変わりゆくこの国のかたちを見て何を思ったか。本州「北の端」龍飛崎、太宰治の生家を訪ねた五所川原、宮沢賢治の足跡を追った花巻、美景広がる軽井沢や兼六園などを歩いて綴った、追憶の旅エッセイ。〈電子オリジナル版〉は沢木耕太郎撮影の写真が収録されています。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
恥ずかしくも初めて沢木さんの著書を読んだ。 エッセイを読んでこれ程心震える感覚はなかなか味わえないような気がする。 国内旅行での体験や人との関わり。 言葉一つ一つが刺さってくる。 生きていく上で大切なことは、肌身で感じることなんだと思い知らされる。 知った気になったりわかったつもりになりがちな現代...続きを読む人にこそ読んで欲しい。 今しかない時を逃さないで、失敗出来る時にたくさん失敗しろとメッセージが込められている。 その土地を味わうには自分の足で赴くことだ。
沢木耕太郎さんも今年で78歳か。「深夜特急」はいまだに自分の中で生涯ベストの作品です。本書は初の国内旅エッセイだそうです。海外の旅と同じスタンスで、自由に旅をして人と出会う。文体も若いころのまま。旅に出たくなる良書でした。
JR東日本の雑誌『トランベール』に連載していたエッセイから、著者自ら41編を選んで一冊にまとめたもの。当時、新幹線の車内で読んでいた人が羨ましくなる、素晴らしい内容でした。 例えば「絵馬の向こう側」では、日本人と海外から来た人の書く内容から、視点の違いにドキっとしたり、「旅の長者」では、旅に出て予...続きを読む期しないことに出くわす”旅運”についての記述など、たくさんの興味深いエッセイがありました。 なかでも、一番好きなのは「夜のベンチ」です。著者が、16歳の春に初めての一人旅である、東北一周の旅に出たきっかけが「終着駅」に書かれていますが、そのときに起きたあるエピソードについて書かれています。人っていいなと、心温まる内容でした。 あと、文庫化に際して「文庫版あとがきとして」が追加されており、そちらも素晴らしい内容です。何かしらの自己啓発本を読むよりは、心に響くと思います。文庫化前の四六判を既読の人は、この「文庫版あとがきとして」だけでも読んでみるといいでしょうね。 以下、文中に出てきた本に関する覚え書き。未読のものは、読んでいきたいと思っています。 『津軽』太宰治(他作品『哀蚊(あわれが)』) 『戦艦武蔵』吉村昭 『火宅の人』檀一雄 『奥の細道』松尾芭蕉 『檀』『ハチヤさんの旅』『春に散る』『流星ひとつ』沢木耕太郎 『火花』又吉直樹 『ある華族の昭和史』酒井美意子 『かげろう日記遺文』室生犀星 『今も時だ』立松和平 『方丈記』鴨長明 『菜穂子』堀辰雄 『アレキサンダーの道』『孔子』井上靖 高倉健出演映画『八甲田山』(原作:『八甲田山 死の彷徨』新田次郎) 作家のみは、宮沢賢治(詩:「永訣の朝」)、佐藤春夫、吉行淳之介、横尾忠則、瀬戸内寂聴、小林多喜二、山本周五郎
沢木耕太郎『旅のつばくろ』新潮文庫。 東北新幹線の車内誌『トランヴェール』に連載された国内旅のエッセイから41編を収録。 新型コロナウイルス感染禍が始まる前から『トランヴェール』に連載されたエッセイで、東北地方についても触れていたので、新幹線に乗車する度に楽しみにしていた。2020年1月、いよい...続きを読むよ新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい出すと新幹線を利用する機会も無くなり、このエッセイを読む機会も無くなってしまった。 先日、4年振りに新幹線に乗車すると『トランヴェール』の連載エッセイが柚月裕子に変わっていたのを初めて知った。 沢木耕太郎の初めての旅は16歳の時に周遊券を握り締めて回った東北旅行だったという。昔は東北地方の周遊券の他に北海道の周遊券もあり、学割で2万円で1ヶ月乗り放題だった。今でも周遊券はあるのだろうか。 このエッセイを読むと、あらためて旅の面白さが認識出来る。旅先での見知らぬ人との出会いや、受けた優しさ。何十年も前の出来事を今だに覚えている。最近の若者たちは旅をしないらしい。特に海外に向かう若者たちが激減しているのだと言う。旅ほど面白く、人を成長させるものはない。自分も国内外で様々な旅を経験し、様々な体験やトラブルを経験したが、まだまだ旅には行きたいと思っている。 本体価格550円 ★★★★★
沢木耕太郎の国内(主に東北・北陸)旅エッセイ 旅先についてだけでなく、所々にまぶされている著者の人生論が興味深い
自分も旅をしている気分で読めたし、その土地をゆっくり楽しんでいる感じがして心地よかった。 インスタ映えの風景を探したりネットでおいしい店を探すのではなくてゆっくり歩いてその土地の空気を吸って旅をしてみたいものだ。
☆☆☆ 2025年10月 ☆☆☆ 2025年10月。和歌山に帰省し、JR和歌山駅のくまざわ書店で購入。 沢木耕太郎といえば、『深夜特急』が有名だが、初めて沢木耕太郎の本を読んだのは2007年か2008年ぐらい。その時、未知の世界を自ら旅しているような気分を味わえた。さらにいくつかのノンフィクション...続きを読む作品により、それぞれの時代や人物に肉薄するような感覚になった。 さて、今回の『旅のつばくろ』 沢木氏が若いころから行ってきた国内旅の経験や、感じたことを伝えるエッセイ集。一つ一つはそんなに長くないから、ちょっとしたた旅に持っていくにはオススメしたい。少年時代の初めての一人旅である東北一周については『旅するノート』という本にも詳しい。東北、奥州と英場いえば日本の奥地、という感がある。 『旅のつばくろ』でも東北がたびたび登場する。 「ごらんあれが竜飛岬北の果てよと…」という『津軽海峡冬景色』の歌詞でも有名な「竜飛崎」とか。ローカル線と町営バスに揺られて、少年時代には行けなかった場所に50年越しの忘れ物を拾いに行くかのように向かう沢木氏。 「終着度がなかなか」という三厩駅に降り立ち、50年前に思いをはせる。旅に生きた作家だけでなく、きっと誰もがこのように感じる場所があるのだと思う。 「あの時行きたかったけど、いけなかった」というようなところが。 東北の旅以外にも、東京(奥多摩)の旅や小淵沢、金沢など それぞれの旅エッセイを気軽に楽しめる本。
旅の楽しさを感じられる一冊。 東北方面の話が多く馴染みがない土地の話ではあったが、ノンフィクションの良さに溢れる
41編の短編集。 東北中心の旅のエッセイ。 Googleマップで予め行きたい場所やお店を決めて行くのではなく、気ままに行き当たりばったりで旅がしたい。
作者が若い頃訪れた時は津軽のお国訛りが全く理解できなかったのに、今回の旅では…。理由は沢木さんの方言の理解度が高まったのではなく、方言が標準語に近づいてきたからでちょっと残念そう。私も京都の町なかで「もっと京都弁がききたい」って思ってしまう。それは旅する者のわがままだろうか。 数ヶ月前にたまたま著...続きを読む者の代表作「深夜特急」に触れる機会があり沢木耕太郎を知った。 私にとっては深夜特急の装丁がちょっとワイルドすぎて手に取ることすら敬遠していたけど、読んでみると心やさしい旅人の旅の話を聞かせてもらっているみたいだった。旅のつばくろは国内の旅だし深夜特急より大分後から書かれたものなので年齢的にも親しみがわく。沢木ファンになってしまいそう。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版
新刊情報をお知らせします。
沢木耕太郎
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「エッセイ・紀行」無料一覧へ
「エッセイ・紀行」ランキングの一覧へ
深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】
旅のつばくろ 電子オリジナル版 無料お試し版
試し読み
天路の旅人 無料お試し版
飛び立つ季節―旅のつばくろ― 電子オリジナル版 無料お試し版
「愛」という言葉を口にできなかった二人のために
一瞬の夏(上)
一瞬の夏(上下)合本版(新潮文庫)
オリンピア1996 冠〈廃墟の光〉(新潮文庫)
「沢木耕太郎」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版 ページトップヘ