旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版

605円 (税込)

3pt

つばめのように自由に、気ままにこの日本を歩いてみたい――。世界を歩き尽くしてきた著者の、はじめての旅は16歳の時、行き先は東北だった。それから歳も経験も重ねた今、同じ土地を歩き、変わりゆくこの国のかたちを見て何を思ったか。本州「北の端」龍飛崎、太宰治の生家を訪ねた五所川原、宮沢賢治の足跡を追った花巻、美景広がる軽井沢や兼六園などを歩いて綴った、追憶の旅エッセイ。〈電子オリジナル版〉は沢木耕太郎撮影の写真が収録されています。

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旅のつばくろ(新潮文庫) 電子オリジナル版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年11月15日

    JR東日本の雑誌『トランベール』に連載していたエッセイから、著者自ら41編を選んで一冊にまとめたもの。当時、新幹線の車内で読んでいた人が羨ましくなる、素晴らしい内容でした。

    例えば「絵馬の向こう側」では、日本人と海外から来た人の書く内容から、視点の違いにドキっとしたり、「旅の長者」では、旅に出て予...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月21日

    旅を通して、得られる出会いとご縁。
    見知らぬ地で、目に着いた物や人から得られる気づきや、学び。
    そして、そこで思った感情や想いが言語化されていてた。
    素晴らしい一冊。

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    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    沢木氏の傑作「深夜特急」は海外経験が乏しいと感情移入しにくい部分もなくはない。その点本書は日本国内限定なので、その心配は無用である。
    観光案内ではなく、旅先での出来事が主観的に綴られているのだが、不思議と現地に行ってみたくなる。
    沢木氏の原点とも言える「東北一周の旅」に関する一連の文章は特に良かった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月13日

    旅行してるみたいで楽しかった。
    沢木さんの本を他にも読みたくなった。
    現地に行って自分で感じること。
    最後の小さな失敗をする機会を失うのはもったいない、と言うことに共感した。

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    Posted by ブクログ 2024年01月13日

    時間とお金を考えなくていい旅に行きたくなりました。余裕を持つために会社を変わったのに時間は窮屈になってしまい、旅行もせいぜい2泊まで。去年はコンサートにかこつけてホテルに1泊するだけがほとんど。コロナで次々にダメにしたヨーロッパに行きたいなぁ…

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    Posted by ブクログ 2024年01月07日

    年末旅行の移動中に読んだ。移動手段と宿だけ押さえた他はノープラン、せめて飯屋くらいは調べておいた方が良いだろうかと悩んでいたが、却って本書で無計画旅行のモチベーションに油を注いだ結果になった。トランヴェールの連載エッセイだからと忖度するわけでもなく、旅先で感じたことが率直に書かれており、各章ごとに一...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月22日

    思っていた以上に面白かった!
    最後のあとがきで、食べログで調べて地元の名店を探す方法もありだけど、それは旅先だからできる失敗の経験をするチャンスを失うということなのだと。自分は結婚してからは、旅行に行くときはいつもカミさんが段取りしてくれて行くから、この沢木さんのいうチャンスをずっと失ってきたのだな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月06日

    70年代の若者は小田実の『何でも見てやろう』に衝撃を受け、80年代は沢木耕太郎の『深夜特急』に触発され、バイトをしてはバックパッカーとして世界中を貧乏旅行していた。

    大学4年間ろくすっぽ授業に出ず、世界をリュック担いで世界を巡っても卒業できて社会人に…ある意味では戦後日本の高度成長と繁栄の象徴のひ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    深夜特急は読んだ事があったので、他の著書も読んでみたく購読。
    国内旅のエッセイなので、海外と比べて情景が浮かびやすく、短編集なので読みやすかった。少年期の旅がその後の旅のスタイルの原点になっているようで、沢木さんの生き様の一片を知ることができたように思えた。

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    Posted by ブクログ 2024年01月28日

    花吹雪ごめんなすって急ぎ旅
    間近に控えた自らの死を、大仰に悲愴がったりせず、大衆演劇の舞台で花道を退場する三度笠姿の渡世人になぞらえでもするかのように、ちょっとした滑稽みを漂わせつつ突き放している先輩の辞世の句。

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