深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

605円 (税込)

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インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小(タイスウ)」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪の旅が今、幕を開けた。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ! 山口文憲氏との対談「出発の年齢」を収録。「あの旅をめぐるエッセイI 孤寒」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。

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  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】
    605円 (税込)
    インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小(タイスウ)」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪の旅が今、幕を開けた。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ! 山口文憲氏との対談「出発の年齢」を収録。「あの旅をめぐるエッセイI 孤寒」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】
    605円 (税込)
    香港・マカオに別れを告げてバンコクへと飛んだものの、どこをどう歩いても、バンコクの街も人々も、なぜか自分の中に響いてこない。〈私〉は香港で感じたあの熱気を期待しながら、鉄道でマレー半島を南下し、一路シンガポールへと向かった。途中、ペナンで娼婦の館に滞在し、女たちの屈託のない陽気さに巻き込まれたり、シンガポールの街をぶらつくうちに〈私〉はやっと気がつくのだった――。「あの旅をめぐるエッセイII コロッケと豆腐と人魚」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。高倉健氏との対談「死に場所を見つける」は収録しておりません。
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】
    605円 (税込)
    風に吹かれ、水に流され、偶然に身をゆだねる旅。そうやって〈私〉はマレー半島を経て、やっとインドに辿り着いた。カルカッタでは路上で突然物乞いに足首をつかまれ、ブッダガヤでは最下層の子供たちとの共同生活を体験した。ベナレスでは街中で日々演じられる生と死のドラマを眺め続けた。そんな日々を過ごすうちに、〈私〉は自分の中の何かから一つ、また一つと自由になっていくのだった。此経啓助氏との対談「十年の後に」を収録。「あの旅をめぐるエッセイIII 仏陀のラーメン」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年八月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】
    605円 (税込)
    パキスタンの長距離バスは、凄まじかった。道の真ん中を猛スピードで突っ走り、対向車と肝試しのチキン・レースを展開する。そんなクレイジー・エクスプレスで、〈私〉はシルクロードを一路西へと向かった。カブールではヒッピー宿の客引きをしたり、テヘランではなつかしい人との再会を果たしたり。〈私〉は冬の訪れを怖れつつ、前へ前へと進むことに快感のようなものを覚えはじめていた――。今福龍太氏との対談「終わりなき旅の途上で」を収録。「あの旅をめぐるエッセイIV 秋の果実」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年八月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】
    649円 (税込)
    アンカラで〈私〉は一人のトルコ人女性を訪ね、東京から預かってきたものを渡すことができた。イスタンブールの街角では熊をけしかけられ、ギリシャの田舎町では路上ですれ違った男にパーティーに誘われて……。ふと気がつくと、あまたの出会いと別れを繰り返した旅も、いつのまにか「壮年期」にさしかかり、〈私〉はこの旅をいつ、どのように終えればよいのか、考えるようになっていた――。高田宏氏との対談「旅を生き、旅を書く」を収録。「あの旅をめぐるエッセイV 書物の漂流」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】
    649円 (税込)
    イタリアからスペインへと回った〈私〉は、ポルトガルの果ての岬サグレスで、ようやく「旅の終り」の汐どきを摑まえた。パリで数週間を過ごしたあとロンドンに向かい、日本への電報を打ちに中央郵便局へと出かけるのだが――。Being on the road――ひとつの旅の終りは、新しい旅の始まりなのかもしれない。旅を愛するすべての人々に贈る、永遠の「旅のバイブル」全6巻、ここに堂々の完結! 井上陽水氏との対談「森の少女とカジノの男」を収録。「あの旅をめぐるエッセイVI 恐れずに」「あの旅をめぐるエッセイVII 若い旅人たちへ」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。

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深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年04月29日

    デリーからロンドンへ向かう旅の前夜祭。
    香港の雑然とした雰囲気とマカオの素朴な雰囲気。マカオでのカジノでの大小での行動はすごく共感できてしまった。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月22日

    旅好きとしては読んでおきたいと勝手に思っていたので今更ながら読めてよかった。

    香港もインドもつい先月行ったばかりなので、あるあると時に共感しながら自分の中にある思い出を引っ張り出して旅の情緒をエンハンスさせながら読んだ。

    それにしても筆者の旅は出会いに溢れていて、羨ましい。数十年前の話だけど、本...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月08日

    「未必のマクベス」の作中にこの本の名前が出てきて、気になったので読んでみました。
    とても面白いです。主人公の目を通して観る世界の情報がダイレクトに伝わってくるので、自分が実際に香港・澳門を旅しているようで、物語への引き込まれ度合いが段違いでした。この作品がシリーズものであることがとても嬉しいです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月31日

    2017年に香港に住んでいた。当時よりも昔が舞台だが、通りの名前や街の情景の描写が、過去の記憶を思い巡らせた。懐かしい、また香港に行きたいし、マカオでギャンブルに浸ってみる時間が羨ましく思えたら

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    Posted by ブクログ 2023年10月14日

    まだ旅の出発点にも立っていない、香港マカオのお話。
    前半では、豊かさ、について作者の見解が盛り込まれ、一般的な豊かさの認識をぶち壊されたところからこの紀行が始まるのがよかった。

    後半は、賽=dice、diceの単数形はdieである、という事からマカオのカジノでギリギリのところまで自分を追い込んでい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月19日

    読み終わった後に旅がしたくなった。
    沢木さんのように長い期間ではないが、若い学生の頃2週間程度で東南アジアにバックパッカー旅行に行ったことを思い出しながら、自分が一緒に旅をしているかのように本を読むことができた。
    最後まで読んだけどヨーロッパ付近の話よりはアジアとインドあたりの想像もできない出会いや...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月30日

    街の香りが立ち昇ってくるかのような文章。特に香港の熱気の描写は圧巻で、街の持つエネルギーや非日常的日常性がページを超えて脳裏に飛び込んでくる。マカオのカジノでの手に汗握る展開も小気味良かった。旅に出られないストレスを発散させたい時に最適(逆に我慢がきかなくなる可能性もあるが)。ただ一つ、ここで語られ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月29日

     以前から読んでみたいと思っていた「深夜特急」ですが、やっと読むことができました。初版が1986年なので約40年も前の著書ですが面白かったです。
     放浪記というか紀行小説は自分も旅している気分になれるのでいいですね。最近読んだのは昨年8月に読んだ若林正恭さんの「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月13日

    スタート地点にも着いていないのにこの面白さ。
    ダーティーでエキゾチックな香港・マカオの風景と人の触れ合いが刺激的で楽しく読むことができた。
    マカオのギャンブル「大小」の深淵にハマる感覚はゾクゾクしたし、香港では言語が完全に通じないからこそ際立つ心の繋がりにドキドキした。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月05日

    香港、マカオ篇ってことで
    混沌とした場所に身を置きたくなりました。

    博奕もしたくなるかも

    続編も読んで見ようと思います

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