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インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小(タイスウ)」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪の旅が今、幕を開けた。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ! 山口文憲氏との対談「出発の年齢」を収録。「あの旅をめぐるエッセイI 孤寒」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
...続きを読む※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2024年02月22日
旅好きとしては読んでおきたいと勝手に思っていたので今更ながら読めてよかった。
香港もインドもつい先月行ったばかりなので、あるあると時に共感しながら自分の中にある思い出を引っ張り出して旅の情緒をエンハンスさせながら読んだ。
それにしても筆者の旅は出会いに溢れていて、羨ましい。数十年前の話だけど、本...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月14日
まだ旅の出発点にも立っていない、香港マカオのお話。
前半では、豊かさ、について作者の見解が盛り込まれ、一般的な豊かさの認識をぶち壊されたところからこの紀行が始まるのがよかった。
後半は、賽=dice、diceの単数形はdieである、という事からマカオのカジノでギリギリのところまで自分を追い込んでい...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月19日
読み終わった後に旅がしたくなった。
沢木さんのように長い期間ではないが、若い学生の頃2週間程度で東南アジアにバックパッカー旅行に行ったことを思い出しながら、自分が一緒に旅をしているかのように本を読むことができた。
最後まで読んだけどヨーロッパ付近の話よりはアジアとインドあたりの想像もできない出会いや...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月30日
街の香りが立ち昇ってくるかのような文章。特に香港の熱気の描写は圧巻で、街の持つエネルギーや非日常的日常性がページを超えて脳裏に飛び込んでくる。マカオのカジノでの手に汗握る展開も小気味良かった。旅に出られないストレスを発散させたい時に最適(逆に我慢がきかなくなる可能性もあるが)。ただ一つ、ここで語られ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月29日
以前から読んでみたいと思っていた「深夜特急」ですが、やっと読むことができました。初版が1986年なので約40年も前の著書ですが面白かったです。
放浪記というか紀行小説は自分も旅している気分になれるのでいいですね。最近読んだのは昨年8月に読んだ若林正恭さんの「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良...続きを読む
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