深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】

737円 (税込)

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アンカラで〈私〉は一人のトルコ人女性を訪ね、東京から預かってきたものを渡すことができた。イスタンブールの街角では熊をけしかけられ、ギリシャの田舎町では路上ですれ違った男にパーティーに誘われて……。ふと気がつくと、あまたの出会いと別れを繰り返した旅も、いつのまにか「壮年期」にさしかかり、〈私〉はこの旅をいつ、どのように終えればよいのか、考えるようになっていた――。高田宏氏との対談「旅を生き、旅を書く」を収録。「あの旅をめぐるエッセイV 書物の漂流」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。

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深夜特急 のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】
    693円 (税込)
    インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小(タイスウ)」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪の旅が今、幕を開けた。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ! 山口文憲氏との対談「出発の年齢」を収録。「あの旅をめぐるエッセイI 孤寒」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】
    693円 (税込)
    香港・マカオに別れを告げてバンコクへと飛んだものの、どこをどう歩いても、バンコクの街も人々も、なぜか自分の中に響いてこない。〈私〉は香港で感じたあの熱気を期待しながら、鉄道でマレー半島を南下し、一路シンガポールへと向かった。途中、ペナンで娼婦の館に滞在し、女たちの屈託のない陽気さに巻き込まれたり、シンガポールの街をぶらつくうちに〈私〉はやっと気がつくのだった――。「あの旅をめぐるエッセイII コロッケと豆腐と人魚」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。高倉健氏との対談「死に場所を見つける」は収録しておりません。
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】
    693円 (税込)
    風に吹かれ、水に流され、偶然に身をゆだねる旅。そうやって〈私〉はマレー半島を経て、やっとインドに辿り着いた。カルカッタでは路上で突然物乞いに足首をつかまれ、ブッダガヤでは最下層の子供たちとの共同生活を体験した。ベナレスでは街中で日々演じられる生と死のドラマを眺め続けた。そんな日々を過ごすうちに、〈私〉は自分の中の何かから一つ、また一つと自由になっていくのだった。此経啓助氏との対談「十年の後に」を収録。「あの旅をめぐるエッセイIII 仏陀のラーメン」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年八月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】
    693円 (税込)
    パキスタンの長距離バスは、凄まじかった。道の真ん中を猛スピードで突っ走り、対向車と肝試しのチキン・レースを展開する。そんなクレイジー・エクスプレスで、〈私〉はシルクロードを一路西へと向かった。カブールではヒッピー宿の客引きをしたり、テヘランではなつかしい人との再会を果たしたり。〈私〉は冬の訪れを怖れつつ、前へ前へと進むことに快感のようなものを覚えはじめていた――。今福龍太氏との対談「終わりなき旅の途上で」を収録。「あの旅をめぐるエッセイIV 秋の果実」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年八月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】
    737円 (税込)
    アンカラで〈私〉は一人のトルコ人女性を訪ね、東京から預かってきたものを渡すことができた。イスタンブールの街角では熊をけしかけられ、ギリシャの田舎町では路上ですれ違った男にパーティーに誘われて……。ふと気がつくと、あまたの出会いと別れを繰り返した旅も、いつのまにか「壮年期」にさしかかり、〈私〉はこの旅をいつ、どのように終えればよいのか、考えるようになっていた――。高田宏氏との対談「旅を生き、旅を書く」を収録。「あの旅をめぐるエッセイV 書物の漂流」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】
    737円 (税込)
    イタリアからスペインへと回った〈私〉は、ポルトガルの果ての岬サグレスで、ようやく「旅の終り」の汐どきを摑まえた。パリで数週間を過ごしたあとロンドンに向かい、日本への電報を打ちに中央郵便局へと出かけるのだが――。Being on the road――ひとつの旅の終りは、新しい旅の始まりなのかもしれない。旅を愛するすべての人々に贈る、永遠の「旅のバイブル」全6巻、ここに堂々の完結! 井上陽水氏との対談「森の少女とカジノの男」を収録。「あの旅をめぐるエッセイVI 恐れずに」「あの旅をめぐるエッセイVII 若い旅人たちへ」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。

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深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパに近づく中で筆者も読者も物価の高さや街の雰囲気など、どこか日本と似通ったものを感じ、懐かしくなりつつも、旅の終わりを意識し始めるが、読んでて変わらず面白い

    0
    2025年07月10日

    Posted by ブクログ

    アジアを抜けヨーロッパに入り、日本のような近代化した土地になり、絵が想像しやすくなった一方、インドや香港などで感じたような「非常識感」は薄れていった。作者も、そういった非常識な刺激がなくなった分、考え事をしたり、内省している時間が増えたようだ。
    イスタンブールは久しぶりに作者が気に入った土地だったよ

    0
    2025年02月05日

    Posted by ブクログ

    大陸横断なんて好奇心をこんなにも刺激される機会はそうないように思うが、渦中にいると好奇心が摩耗されて命さえ粗末に思えるようになるものなのかと意外だったが、読み進めていると意味が分かるような気もする。この本が単に旅先のレポートではなくて、旅を通してうつろい変化していく筆者の内情を辿ることができるのが面

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    面白いよなあ、やっぱり。
    自分の知らない外国の世界を見せてくれるのと、独特の(ちょっと気どった)詩的な叙述が最高。
    旅の流れが途切れない程度に感想や内省など旅と関係ない話が出てくるのも良い!飽きさせない工夫なのかな

    0
    2024年08月27日

    Posted by ブクログ

    長い旅を通して著者の旅論を随所に見ることができる。
    終わりが決まっていない旅を人生と重ね合わせることで20代の心の揺れ動きに共感が持てる。
    ヨーロッパに入り、アジアほどの刺激は無くなってきているが、それも著者自身の感じ方が変わってきたことも影響している。

    0
    2024年06月02日

    Posted by ブクログ

     沢木耕太郎の旅行記はなぜこんなにも面白いのだろうか?それは彼が単なるヒッピー的なバックパッカーではなく、知性を備え、学ぶ力や応用する力を持った若者だからである。オーディブルで聴いたのだが、ハッとするような表現力にときどき読み返したくなった。オーディブルだとそのフレーズをメモろうとする間に流れてしま

    0
    2024年03月12日

    Posted by ブクログ

    個人的には深夜特急の中でも1番好きだった。
    トルコのブルーモスクでコーランを聴く日々。
    鯖サンドたる物を食べる。
    熊を散歩してるおじさん。
    私が行きたい見たい聴きたい食べたい景色が浮かんできて、そこに行きたくなる。
    同じ風を浴びたくなる。
    最後の手紙もすごく良かった。
    旅の終わりを想像してしまい、終

    0
    2023年12月27日

    Posted by ブクログ

    筆者が唯一行ってみたいと思っていたペロポネソス半島は、生で見ずとも、魅力的に感じた。廃墟の美しさに気づいたような気がする。

    0
    2024年03月01日

    Posted by ブクログ

    私はこの巻が1番好きだった。インドや香港の目まぐるしいイベントたちも読んでいて楽しかったけど、私は人が何を考えているのかを知るのが楽しいから、これらのイベントを経て作者が今考えていることを知ることができて楽しかった。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    長い旅には人生と同じように、幼年期、少年期、青年期、壮年期があり、移ろい変わるのかもしれないという言葉にピンときた。私は一時期旅だけをして生きていきたいと思っていたことがあったが、何が目的なのか考えていくうちに、旅だけをする人生はつまらないと感じてしまった。でも、これは人生と旅を一緒に考えたからであ

    0
    2025年11月18日

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