深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】

693円 (税込)

3pt

パキスタンの長距離バスは、凄まじかった。道の真ん中を猛スピードで突っ走り、対向車と肝試しのチキン・レースを展開する。そんなクレイジー・エクスプレスで、〈私〉はシルクロードを一路西へと向かった。カブールではヒッピー宿の客引きをしたり、テヘランではなつかしい人との再会を果たしたり。〈私〉は冬の訪れを怖れつつ、前へ前へと進むことに快感のようなものを覚えはじめていた――。今福龍太氏との対談「終わりなき旅の途上で」を収録。「あの旅をめぐるエッセイIV 秋の果実」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年八月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。

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深夜特急 のシリーズ作品

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】
    693円 (税込)
    インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小(タイスウ)」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪の旅が今、幕を開けた。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ! 山口文憲氏との対談「出発の年齢」を収録。「あの旅をめぐるエッセイI 孤寒」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】
    693円 (税込)
    香港・マカオに別れを告げてバンコクへと飛んだものの、どこをどう歩いても、バンコクの街も人々も、なぜか自分の中に響いてこない。〈私〉は香港で感じたあの熱気を期待しながら、鉄道でマレー半島を南下し、一路シンガポールへと向かった。途中、ペナンで娼婦の館に滞在し、女たちの屈託のない陽気さに巻き込まれたり、シンガポールの街をぶらつくうちに〈私〉はやっと気がつくのだった――。「あの旅をめぐるエッセイII コロッケと豆腐と人魚」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年七月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。高倉健氏との対談「死に場所を見つける」は収録しておりません。
  • 深夜特急3―インド・ネパール―(新潮文庫)【増補新版】
    693円 (税込)
    風に吹かれ、水に流され、偶然に身をゆだねる旅。そうやって〈私〉はマレー半島を経て、やっとインドに辿り着いた。カルカッタでは路上で突然物乞いに足首をつかまれ、ブッダガヤでは最下層の子供たちとの共同生活を体験した。ベナレスでは街中で日々演じられる生と死のドラマを眺め続けた。そんな日々を過ごすうちに、〈私〉は自分の中の何かから一つ、また一つと自由になっていくのだった。此経啓助氏との対談「十年の後に」を収録。「あの旅をめぐるエッセイIII 仏陀のラーメン」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年八月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】
    693円 (税込)
    パキスタンの長距離バスは、凄まじかった。道の真ん中を猛スピードで突っ走り、対向車と肝試しのチキン・レースを展開する。そんなクレイジー・エクスプレスで、〈私〉はシルクロードを一路西へと向かった。カブールではヒッピー宿の客引きをしたり、テヘランではなつかしい人との再会を果たしたり。〈私〉は冬の訪れを怖れつつ、前へ前へと進むことに快感のようなものを覚えはじめていた――。今福龍太氏との対談「終わりなき旅の途上で」を収録。「あの旅をめぐるエッセイIV 秋の果実」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年八月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急5―トルコ・ギリシャ・地中海―(新潮文庫)【増補新版】
    737円 (税込)
    アンカラで〈私〉は一人のトルコ人女性を訪ね、東京から預かってきたものを渡すことができた。イスタンブールの街角では熊をけしかけられ、ギリシャの田舎町では路上ですれ違った男にパーティーに誘われて……。ふと気がつくと、あまたの出会いと別れを繰り返した旅も、いつのまにか「壮年期」にさしかかり、〈私〉はこの旅をいつ、どのように終えればよいのか、考えるようになっていた――。高田宏氏との対談「旅を生き、旅を書く」を収録。「あの旅をめぐるエッセイV 書物の漂流」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】
    737円 (税込)
    イタリアからスペインへと回った〈私〉は、ポルトガルの果ての岬サグレスで、ようやく「旅の終り」の汐どきを摑まえた。パリで数週間を過ごしたあとロンドンに向かい、日本への電報を打ちに中央郵便局へと出かけるのだが――。Being on the road――ひとつの旅の終りは、新しい旅の始まりなのかもしれない。旅を愛するすべての人々に贈る、永遠の「旅のバイブル」全6巻、ここに堂々の完結! 井上陽水氏との対談「森の少女とカジノの男」を収録。「あの旅をめぐるエッセイVI 恐れずに」「あの旅をめぐるエッセイVII 若い旅人たちへ」が新たに追加された【増補新版】。※本電子書籍は、令和二年九月発行の新潮文庫(新版)を底本としています。

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深夜特急4―シルクロード―(新潮文庫)【増補新版】 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    パキスタン、アフガニスタンあたりは、こんな時代があったのか、と生まれてこのかた、この地域の平和を知らぬ自分としていたたまれない気持ちになりながら通過。ここでの人の暮らしや人々の様子が見えてあたたかい気持ちになった。

    この巻がいちばん好き。

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    旅先で読むととても良い。金を払うか時間を無駄にするか、どうでも良くなって街に埋没すること、他のヒッピーの生気のない目をみてハッとすること、ソ連が健在で、ポーランドから共産主義の若者がインドの物乞いを嫌悪する。インドの病はインドの薬でしか治らない。病と貧困と、

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

     この巻ではインドからパキスタン、アフガニスタン、イランと旅を続けていくが、特に中央アジアから中近東にかけての日本と文化的にかなり異なる地域を歩いており、紙面からカオスな感じの臨場感が伝わってくる。アラブ商人との日常的な買物でも生じる値段交渉や発展途上国の衛生環境の劣悪さ、衛生環境の悪さに伴う病気の

    0
    2025年04月07日

    Posted by ブクログ

    前巻のインドはとにかく絵が強烈だったが、今巻は作者の心情の揺れ動きにスポットが当たっている気がした。
    旅慣れ、あるいは旅疲れもあるのか、途中「人の親切がわずらわしい」とまで言い出してしまって、”おやおや”と言う気持ちで読み進めた。なんだか、先へ先へととにかく進んで、とにかく値切って...と、”もう少

    0
    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    また面白くなってきた!
    中東を日本人がこんなにふらっと横断できた時代があったのかとか(知らないだけで実は今もできるのかもしれないが)、タリバンの名前も出てこないアフガニスタンではこんな穏やかな時間もあったのかとか、中東の現代史を知りたいなと思わされた。

    0
    2024年12月28日

    Posted by ブクログ

    パキスタン、アフガニスタン、イランを巡る旅。
    イランのイスファハンでの、バザールの時計屋との価格交渉が印象的。
    既に旅を始めて1年になろうとしていて、旅という長いトンネルに入ってしまったと感じている。トンネルの向こう側にあるものとうまく折り合えることができるのか?感情の揺れ動きが感じられて面白い。

    0
    2024年05月28日

    Posted by ブクログ

    心身が健康じゃないと他人の親切が鬱陶しくなるのは日本にいる私にもすごく共感できた。こんなふうに感じる自分が嫌で、余計に病んでいく。作者は自分なりに克服していたからすごい。
    この旅行が終わり帰国してから元の生活に戻れるのかという不安は、リアルだなと感じた。スケールが違うが、夏休みが終わって学校が始まる

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    香港から始まって寄り道続きの沢木氏の旅も、ようやくデリーを発って本番に。
    4巻では街中よりもバスでの移動中の描写が多く、どうやら『深夜特急』の表題通りの内容になってきた。「青春発墓場行」のバスがいい。

    パキスタンからアフガニスタン、そしてイランへ。どれも今ではそうそう行けない国だ。もちろん僕自身は

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    インド(アムリトサル)▷▶パキスタン(ラホール、ピンディー、ペシャワール)▷▶アフガニスタン(カブール)▷▶イラン(テヘラン、シラーズ、イスファハン)

    滞在とバスでの移動と半々の描写なので、地図を見ながら読まないと今どこにいるかわからない巻だった。
    陸地の上を地続きにグラデーションのように文化が変

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    テヘランは大都会らしい。イスファハンが古都で美しく静かとあるので少し行ってみたい。
    この巻の対談はイマイチ。何の話?と思った。
    中東はアジアじゃないからかやっぱりオリエンタル(?)でエキゾチック (?) で異国情緒が強く思える。砂漠だからかな?

    0
    2025年09月13日

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