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かつてボクシング世界チャンプを目指し挫折した広岡は、40年ぶりに米国から日本へ戻る。ジムの古い仲間たちと再会し、やがて共同生活をすることになる。そこで出会ったものとは……。どう生きて、どう死ぬのか。人生の豊かさを問いかける傑作小説。
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Posted by ブクログ
【春に散る】 2020年2月に文庫本で発売された著書を、ある知り合いからお薦めいただき読み始めました。 人生を豊かに生きるための心構えのようなものを教えていただいた感覚が残る小説でした。 かつてはボクシングの頂点を目指した4人の仲間が、それぞれの人生を歩みながら40年ぶりにまた共同生活を送ること...続きを読むになるのですが、そこにはそれぞれの役割だったり、お互いを思い遣る言葉遣いや振舞いがとても心温まるものです。 『俺は今、生きているか?』 『果たせなかった夢をふたたび手に』 単なる人生の終盤を迎えた男たちの物語ではなく、今をどう生きることに意味があるのかを問いかけられた気持ちになる著書でした。 主人公の広岡仁のような男になって、一人の男として意味のある生き方を考えたいです。 #春に散る #沢木耕太郎
登場人物の台詞や細やかな気遣いから、人間への愛が感じられます。裏切りや妬みなど人の嫌な部分はなく、安心して心地よく読書を楽しめる、そんな小説だと感じました。 不動産屋や小料理屋など、ふとした他人とのふれあいのシーンがとても素敵で、踏み込みすぎず、でも互いに良い印象を持つコミュニケーションが自分なんか...続きを読むにはまだまだ真似のできない大人を感じさせる振る舞いです。 年を重ねることに不安を感じることが多い中、この小説からは希望を感じます。おじさんの夢が詰まっているとも言えます。 上巻の後半からは登場人物も増え、テンポも上がってきており、下巻を読むのがとても楽しみです。
ボクシング小説だと聞いて読み始めたが「上」では、そんな場面などもほとんどなく、ボクシングを引退した後あまり芳しくない人生を送ってきた70歳手前のチャンピオンにもなれなかった元ボクサー四人が邂逅していく話だ。ほぼ同世代なので、その複雑な心情がしみじみと伝わってきてほろほろする。しかし、「上」の最期の最...続きを読む後に登場した半グレと一緒にいた若者が、この後の「下」巻を熱いものに変えていく。
チャンピオンをあきらめた男が 日本に帰って チャンピオンを育てることをめざす物語 同年代だからか 胸が熱くなる作品
主人公は、かつてボクシングで将来を嘱望されるも、不公平な判定負けを契機に渡米した広岡仁一。米国で再起を目指すも叶わず、ホテル経営で成功し40年が過ぎていました。病を抱えながら、ふと唐突に帰国するところから物語は始まります。 ここから広岡は、自分の目的も判らないまま、記憶を辿り過去をなぞり、導か...続きを読むれるように動きます。かつて試合をした後楽園ホール、ジム、更に四天王と呼ばれた仲間たちを訪ねて‥。 上巻は、このようにボクシング場面がほとんどなく、沢木さんが得意とする放浪の旅に近い旅情を誘う描写が多く、情景が目に浮かぶようです。 また、登場人物の描き分けが素晴らしく、それぞれ個性的で人間臭さが漂い、とても魅力的です。4人それぞれの人生が濃密に描かれ、物語を重厚にしていますが、会話も多くテンポよく読むことができます。 そして、離散、孤立、喪失、病苦と、それぞれ困難を抱え歳老いた4人は、広岡が新たな家を借り、リフォームして、再び共同生活を始めます。米国で財を成したとはいえ、広岡は何のために、なぜそこまでするのか‥。 広岡の性格・心情が緻密に綴られますが、その物腰の柔らかさ、人への配慮と佇まいなど、カッコよくて痺れます! 年配の方ほど、きっとその生き様に魅せられると思います。 4人の共同生活が、どんな方向に展開していくのか、下巻が楽しみです。
かつて同じボクシングジムで四天王と呼ばれた4人の元ボクサーが40年ぶりに再会して一つの家で共同生活を始めるところが面白い。元ボクサー4人の絆がひしひしと伝わって来る。これからの展開が気になって下巻を読むのが楽しみになった。 心に残った言葉 ・本物のボクサーは、ボクサーであることをやめても、元ボクサ...続きを読むーとしてしか生きていけない。 ・老いをどのように生きたらいいのか。つまりどのように死んだらいいのか。たぶんそれはどのように人生のケリをつけたらいいのかということにつながるものなのだろう。
かつてボクシングでチャンピオンを夢見たボクサ広岡仁一が主人公である。不公平な判定で負けた後アメリカへ渡り、40年ぶりに帰国した元ボクサー・広岡仁一は、かつてともにジムで世界を目指した仲間達を訪ねていく。上下巻に分かれ、上巻では下巻への盛り上がりを作る大事な役割をなす。 沢木耕太郎さんの小説は初めて...続きを読む読んだが、みずみずしい文体と情景を思い浮かべる構成、人間臭い登場人物。全てに感服した。やはり作家や小説との出会いは一期一会!
名作ノンフィクション「一瞬の夏」を、年齢を重ねた立場から振り返って描いた沢木耕太郎さんのフィクション。アメリカで暮らす元ボクサーの主人公が、帰国して仲間と再会して、若いボクサーに夢を託す1年間を描く。 ストーリーとして、え?そうきますか?という流れも無きにしも非ずでしたが、ボクシングのノンフィクショ...続きを読むンのバックグラウンドを活かした細部は興味深く、最後まで楽しめました。 でも、やっぱり沢木さんはノンフィクションが最高です。
ボクシング+人生の生き様の物語。 ベタベタのストーリかと思いきや、静かなそして心に残るストーリ展開でした。 でもやっぱり最後は目頭熱くなりました。 上巻では、 ボクシングの世界チャンプを目指し、挫折した広岡。 心臓発作の爆弾を抱えたまま40年ぶりに日本に帰国。 この広岡の今の生活ぶりがこの時点では...続きを読むよく分かりません。 自分が所属してたジムを訪ねるとともに、当時の仲間3人と会いに行きます。 藤原、佐瀬、星。 それぞれのボクサー人生の後の生活が悲しく、寂しい。 みな、60代ということだと思います。 それぞれが、寂しい人生を送っています。 でも、現実はそうなんでしょうね。 そんな仲間たちに、一緒に暮らすことを提案する広岡。 現役の時の共同生活のように... 4人の共同生活が始まります。 なんとなく、この時点で広岡のアメリカでの生活ぶりが分かってきますが... また、不動産屋の事務員の佳菜子との関係、佳菜子自身も何か背負っているように描かれています。 広岡の出会う人物はみんないい人ばかり(笑) 上巻ではボクシングシーンはほとんど出てきませんが、下巻へのお楽しみです。
世界を目指していたボクサーの広岡。理不尽な判定負けをし、失意のままアメリカに渡る。40年後に帰国し昔の仲間とシェアハウスで暮らす事を思いつく。ラストでは若者との出会いがあった。 *おはよう、おやすみ、いただきます、ごちそうさま、行って来ます、ただいま、ありがとう、ごめんなさい。この8つで人との生活...続きを読むは円滑にいきます。
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春に散る
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沢木耕太郎
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