小説作品一覧
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4.5孤児院で育ったジュディの人生に、とびきりのチャンスと幸せが舞い込んできた。名を名乗らない裕福な紳士が、奨学金を出して彼女を大学に通わせてくれるという。ただし条件がひとつ。毎月、手紙を書いて送ること。ジュディは謎の紳士を「あしながおじさん」と呼び、持ち前のユーモアがあふれた手紙を書き続けるのだが――。最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。
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4.0人気小説家・相崎一歌の監禁事件。暴走したファンによる犯行かと思われたが、逮捕された月村荘一は高校時代の友人だった。 取調室で「ぜんぶ小説のせいだ」と何かにとりつかれたように訴える月村。彼は相崎一歌になりすまして執筆していたという。二人の間に一体何があったのか。問いただす刑事を前に、月村は驚くべき告白を始めた――。 すべてを語り終えた先に待ち受けていた驚愕の真相とは? 二転三転する展開に一気読み必至の衝撃サスペンス!
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4.7田舎町で祖父母と三人暮らし。唯一の趣味である詩作にふけりながら、僕の一生は平凡なものになるはずだった。 ところがある時、僕の秘かな趣味を知ったクラスメイトの遠坂綾音に「一緒に歌を作ってほしい」と頼まれたことで、その人生は一変する。 “ある事情”から歌詞が書けない彼女に代わり、僕が詞を書き彼女が歌う。そうして四季を過ごす中で、僕は彼女からたくさんの宝物を受け取るのだが……。 時を経ても遺り続ける、大切な宝物を綴った感動の物語。
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3.8
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4.0一気読み必至、双子の死の謎を巡るスリラー。 六歳の双子の娘のひとり、リディアを事故で失ったアンガスとサラの夫婦。一年あまりの後、二人は家族の再出発のため、ロンドンからスコットランド・ヘブリディーズの孤島へと移住を決める。ところが、残された娘カースティにそのことを告げたサラに向かい、娘はこう言った。 「どうしていっつもあたしのこと、カースティって呼ぶの、マミー。カースティは死んじゃった。死んだのはカースティだよ。あたしはリディア」 愕然とするサラの胸にある疑惑が芽生え、それは日に日に肥大化していく。そして孤島という密室に閉じ込められた一家に、次々と不可解な出来事が起こる――。 刊行とともに英国でベストセラー1位を獲得、各メディアからも大絶賛された超話題のノンストップ心理スリラー。孤島の美しくも厳しい自然の中でじわじわと追い詰められていく夫婦をスリリングに描いた、一度読み出したら止まらない2016年イチオシの一作!
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-近代日本文学を代表する無頼派作家・坂口安吾の初期から最晩年までの傑作小説、随筆、評論など代表作約500作品を収録した坂口安吾全集の決定版です。 ■目次 【随筆・評論など】 諦らめアネゴ/諦めている子供たち/悪妻論/足のない男と首のない男/明日は天気になれ/新らしき性格感情/新らしき文学/あとがき〔『いづこへ』〕/阿部定さんの印象/阿部定という女/甘口辛口/哀れなトンマ先生/安吾巷談/安吾史譚/安吾下田外史/安吾人生案内/安吾新日本風土記/安吾の新日本地理/安吾武者修業――馬庭念流訪問記/育児/囲碁修業/意識と時間との関係/一家言を排す/生命拾ひをした話/『異邦人』に就て/意慾的創作文章の形式と方法/インチキ文学ボクメツ雑談/インテリの感傷/エゴイズム小論/遠大なる心構/大井広介といふ男/大阪の反逆/お喋り競争/親が捨てられる世相/温浴/外来語是非/咢堂小論/かげろふ談義/“歌笑”文化/悲しい新風/蟹の泡/「花妖」作者の言葉/感想家の生れでるために/巻頭随筆/観念的その他/気候と郷愁/北と南/教祖の文学――小林秀雄論/後記にかえて〔『教祖の文学』〕/切捨御免/桐生通信/近況報告/金談にからまる詩的要素の神秘性に就て/敬語論/芸道地に堕つ/戯作者文学論/現実主義者/剣術の極意を語る/現代とは?/現代の詐術/後記〔『炉辺夜話集』〕/講談先生/呉清源/枯淡の風格を排す/碁にも名人戦つくれ/小林さんと私のツキアイ/娯楽奉仕の心構へ/ゴルフと「悪い仲間」/今後の寺院生活に対する私考/今日の感想/坂口流の将棋観/作者の言分/作者の言葉〔『火 第一部』〕/作者附記〔「火」『群像』連載第一回〕/桜枝町その他/酒のあとさき/作家論について/志賀直哉に文学の問題はない/市井閑談/「刺青殺人事件」を評す/思想と文学/思想なき眼/死と鼻唄/島原一揆異聞/邪教問答/集団見合/宿命のCANDIDE/将棋の鬼/処女作前後の思ひ出/女性に薦める図書〔アンケート回答〕/白井明先生に捧ぐる言葉/新カナヅカヒの問題/神経衰弱的野球美学論/新作いろは加留多/新春・日本の空を飛ぶ/新人へ/人生三つの愉しみ/真相かくの如し/神童でなかつたラムボオの詩/深夜は睡るに限ること/推理小説について/推理小説論/スタンダアルの文体/砂をかむ/スポーツ・文学・政治/相撲の放送/青春論/清太は百年語るべし/世評と自分/戦後合格者/戦後新人論/戦争論/想片/俗物性と作家/醍醐の里/第二芸術論について/大望をいだく河童/太宰治情死考/たゞの文学/谷丹三の静かな小説/愉しい夢の中にて/堕落論/続堕落論/男女の交際について/探偵小説とは/探偵小説を截る/単独犯行に非ず/ちかごろの酒の話/地方文化の確立について/茶番に寄せて/長篇小説時評/通俗作家 荷風/通俗と変貌と/月日の話/D・D・Tと万年床/デカダン文学論/手紙雑談/てのひら自伝/天才になりそこなった男の話/伝統の無産者/天皇小論…ほか 【小説】 青い絨毯/青鬼の褌を洗う女/雨宮紅庵/アンゴウ/家康/遺恨/居酒屋の聖人/石の思い/いずこへ/イノチガケ/淫者山へ乗りこむ/牛/海の霧/裏切り/お魚女史/織田信長/お奈良さま/おみな/オモチャ箱/女占師の前にて/女剣士/外套と青空/我鬼/影のない犯人/カストリ社事件/風と光と二十の私と/風博士/神サマを生んだ人々/姦淫に寄す/閑山/肝臓先生/木々の精、谷の精/梟雄/金銭無情/ぐうたら戦記/九段/暗い青春/黒田如水/黒谷村/群集の人/桂馬の幻想/決戦川中島 上杉謙信の巻/決闘/現代忍術伝/恋をしに行く(「女体」につゞく)/行雲流水/巷談師/五月の詩/傲慢な眼/木枯の酒倉から/古都/孤独閑談/桜の森の満開の下/左近の怒り/三十歳/山麓/死と影/篠笹の陰の顔/島原の乱雑記/出家物語/正午の殺人/勝負師/ジロリの女/真珠/人生案内/心霊殺人事件/精神病覚え書/蝉/選挙殺人事件/禅僧/戦争と一人の女/続戦争と一人の女/蒼茫夢/総理大臣が貰つた手紙の話/曾我の暴れん坊/退歩主義者/竹藪の家/探偵の巻/小さな部屋/小さな山羊の記録/中庸/町内の二天才/散る日本/土の中からの話/露の答/釣り師の心境/鉄砲/道鏡/都会の中の孤島/波子/南京虫殺人事件/南風譜/握った手/逃げたい心/霓博士の廃頽/西東/二十一/二十七歳/日月様/ニューフェイス/女体/二流の人/盗まれた手紙の話/能面の秘密/白痴/発掘した美女/花咲ける石/花火/母/母の上京/母を殺した少年/破門/犯人/Pierre Philosophale/飛騨の顔/投手殺人事件/風人録/不可解な失恋に就て/復員/復員殺人事件/吹雪物語/麓/ふるさとに寄する讃歌/不連続殺人事件/文化祭/勉強記/帆影/朴水の婚礼/保久呂天皇/〔翻訳〕ステファヌマラルメ/街はふるさと/魔の退屈/水鳥亭/無毛談/紫大納言/明治開化 安吾捕物/餅のタタリ/屋根裏の犯人/山の神殺人/夜長姫と耳男/落語教祖列伝/ラムネ氏のこと/吝嗇神の宿/淪落の青春/狼園/わが精神の周囲/わが戦争に対処せる工夫の数々/わが血を追ふ人々/訣れも愉し/私は海をだきしめていたい
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4.0高校時代「ルピナス探偵団」を称し様々な事件に遭遇してきた彩子、キリエ、摩耶、そして博学の少年・祀島。卒業から数年後、四人のうち、一人が不治の病で世を去った。久々に顔を合わせた三人に残されたのは、彼女が死を前にして百合樹の林に造らせた、奇妙な小路の謎だった。探偵団“最後の事件”を描く第1話「百合の木陰」から順に時を遡り、高校卒業式を目前に殺人が起きたルピナス学園で、彼らが授かった“祝福”を描く第4話「慈悲の花園」まで、物語は戻らぬ時間への郷愁を紡ぎ上げる。奇蹟のような輝きに満ちた少女探偵の“その後”を描く、〈ルピナス探偵団〉のシリーズ第2作。
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3.8こんな時代だからこそ心に沁みる名句がある。 「孤独」や「孤立」を感じる時代だからこそ、深く心に沁みる名句がある。 漂泊・独居しながら句作を続けた“放浪の俳人”種田山頭火と尾崎放哉の自由律俳句が今、再び脚光を浴びているという。その厖大な作品の中から、現代俳句の泰斗・金子兜太が生前選んだ山頭火55句と、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹が選んだ放哉55句を合わせて110句を厳選・解説した“奇跡の共著”。 労れて戻る夜の角のいつものポストよ 山頭火 ……東京暮らしには多少の余裕が出てきたものの、妻と別れて一人身になった孤独感は、やはり深かったのだろう。そんな折だから、町角のポストに友だちのような親しみを感じるのである。(金子) こんなよい月を一人で見て寝る 放哉 一人で月を眺めていて、「よい月だな」と感慨にふけることがある。……だが、どこかでこの喜びを誰とも分かち合うことができない淋しさも感じてしまう。……一人だからこそ感じることのできた喜びと淋しさが句の内部で循環している。(又吉) うしろ姿のしぐれてゆくか 山頭火 ……感傷も牧歌も消え、生々しい自省と自己嫌悪も遠のいて、宿命をただ噛みしめているだけの男のように、くたびれた身体をゆっくりと運んでいる姿が見えてくる。(金子) 咳をしても一人 放哉 ……誰もいない孤独が満ちた部屋で咳をする。その咳は誰にも届かず、部屋の壁に淋しく響く。一つの咳によって部屋に充満していた孤独や寂寥が浮き彫りになる。(又吉) 「孤独」を磨き続けた2人の自由律の名句を“再発見”する一冊。
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3.6菖蒲長屋で赤子を産み落とし、消えた女――。不思議な能力を持つ娘おいちは、その女の聞こえるはずのない叫びを聞いてしまう。岡っ引・仙五朗らと力をあわせ、女を捜していたおいちのもとに、女が惨殺され、無残な姿で見つかったとの報せが――。傷痕から見えてきた女の正体、女が抱えていた事情、そして母を亡くした赤子の運命は? 一方、松庵のもとには、老舗の薪炭屋の主人と内儀がやって来て、母おきくの病を治してほしいと懇願する。一見、なんの関係もないかに思われた二つの出来事だが――。父・松庵のような医者になりたいと願うおいちは、夢に向けた一歩を踏み出すことができるのか。そんなおいちに想いを寄せる新吉、凄腕の岡っ引・仙五朗、そして個性的なキャラである伯母のおうたも健在。人気の青春「時代」ミステリー第四弾。
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4.0両親を亡くした小萩は、幽霊が見えるせいで養父母から虐げられてきた。しまいには呪われていると噂の南条家に嫁げと命じられる。 明らかに「何か」の気配がする屋敷で、不安な日々を過ごす小萩。しかし、夫・司朗の不器用な優しさに触れ、孤独な心が満たされていく。互いが望んだ婚姻ではないが、少しずつ歩み寄りたい。そう思っていたある日、司朗が倒れてしまう。動転する小萩の前に、三人の幽霊が現れた。「司朗を死なせたくないなら協力しろ」と彼らに迫られて、小萩は司朗のために「呪い」を解くことを決意し――。 ==人物紹介== 小萩 (こはぎ) 純真でがんばり屋。 幽霊を見ることができる。 司朗 (しろう) 南条本家の生き残り。 植物学者で、研究第一。 美音子 (みねこ) 南条家に住み着く幽霊。 華族令嬢として育った少女。 陸 (ろく) 南条家に住み着く幽霊。 母を亡くした幼い少年。 新之輔 (しんのすけ) 南条家に住み着く幽霊。 女性の扱いに慣れた軍人。
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3.315年経った今でもノイタミナ全70作中第1位(※「あなたが選ぶ思い出の3作品」2005年―2009年制作部門1位)という人気を誇る和製ホラーアニメ作品『モノノ怪』。その作品世界を踏襲したスピンオフ小説を「僕僕先生」「黄泉坂案内人」 シリーズで人気の仁木英之が書下ろす。 猪苗代湖畔の天守に夜になると現れる姫、深川の長屋住まいのつくり花師を取り込んだ妖狐、古戦場に現れる獰猛な妖怪、本郷前田藩の屋敷近くに出る顔をはぐ怪物など、モノノ怪あるところに現れる妖しき薬売り。「形」「真」「理」の3つが揃うとき、薬売りの持つ”退魔の剣”の封印が解かれ、モノノ怪を斬る! 斬新な世界観で多くのファンを魅了した和製ホラーアニメ『モノノ怪』に登場する謎多き薬売りのスピンオフ小説、全6話。
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3.7人の寿命が残り99日になると、その人の頭上に数字が見えるという特殊な能力を持つ高校生の新太。ある時新太は自分の頭上と、文芸部の幼なじみで親友の和也の上にも同じ数字を見てしまう。そんな時、文芸部に黒瀬舞という少女が入部してくる。ふとしたきっかけで新太は、黒瀬もまた死期の近い人が分かることに気づく。ひたむきに命を救おうとする黒瀬に、諦観していた新太も徐々に感化され、和也を助け、自分も生きようとするが…
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3.8建設会社のパワハラ疑惑と内部対立、選挙の汚れた裏側……。 結婚間近の花嫁は、なぜ悲劇に見舞われたのか? 一介の窓口係が、天下り社長に物申す! ドラマ化された話題作「多加賀主水」シリーズ初のスピンオフ作品! 第七明和銀行高田通り支店の元気印、生野香織に悲報が届く。 友人の稲葉麗子が結婚を間近に控えて亡くなったのだ。警察の見解は自殺。だが不審な点があった。 麗子の婚約者であり支店の同僚でもある安井壮太とともに、香織は友の無念を晴らすべく動き始める。すると麗子の勤務先にパワハラなどの黒い噂が……。 天下り社長の威圧も何のその、香織は解決に向かって突き進む!
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4.6老漁師サンティアーゴには、もう84日間も釣果がなかった。幼い頃から老人の見習いをしていたマノーリンは、一人前の漁師となったいまも老人を慕い、生活を気づかう。老人はそんなマノーリンをたのもしく思いながら、まだ自身のプライドも捨ててはいなかった。 翌朝、ひとりで漁に出た老人の釣縄に、巨大なカジキがかかる。そこから、老人とカジキの命を賭けた闘いが始まった。不眠不休の極限を超える死闘のなかで、老人は次第にカジキへの畏敬の念と、強い絆を感じるようになっていく。やがて運命の瞬間が訪れ、満身創痍となった老人に、しかし海は、さらなる試練を課すのだった――。 簡潔な文体と研ぎ澄まされた表現で、大いなる自然と自らの人生に対峙する男の姿を力強く描きだす、ヘミングウェイの最高傑作。
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4.3首のない異形の人びとが巣食う最凶心霊物件 (「首なし御殿」収録) 拝み屋が綴る大人気シリーズ第2弾! 拝み屋を生業にする郷内心瞳が書き下ろした、大人気シリーズ拝み屋備忘録の第2弾! 日夜現れる異形の医者に身体をボロボロにされていく恐怖と絶望を綴った三部作「診察」「往診」「再来」、迷い込んだ神社で遭遇した、記憶に留めたくないほど恐ろしいおんな「忘れ去りたい」、依頼を受けて著者が訪れた怪しい気配が蠢く戦慄の館。そこに隠された因果とは…「首なし御殿」など、著者自らの体験を含めた数多の怪奇譚を収録! 著者について 郷内心瞳 (ごうない しんどう) 宮城県出身・在住。郷里の先達に師事し、2002年に拝み屋を開業。憑き物落としや魔祓いを主軸に、各種加持祈祷、悩み相談などを手掛けている。2014年『拝み屋郷内 怪談始末』で単著デビュー。『拝み屋備忘録 怪談双子宿』(小社刊)のほか『拝み屋郷内 花嫁の家』『拝み屋怪談 逆さ稲荷』『拝み屋怪談 来たるべき災禍』『拝み屋異聞 うつろい百物語』などを執筆。
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-「耳が、とられる…! 」 M前城の耳塚に浮かぶアイヌの生首を見た男は? 摩周湖、富良野、羊蹄山の怪。札幌、函館から釧路、稚内まで怪拓者が見た最果ての恐怖! 北海道は「北怪道」。地元を愛してやまぬ著者が、あやしと不思議に満ちた道内の怪異譚を丹念な取材で聞き集めた実話怪談集。病院跡地のスロープで三人の男が見たものは…「U別炭鉱周辺の闇」、自殺があったと噂の湯船から聞こえる音…「S笏湖の廃墟」、はぐれた夫婦がそれぞれに体験した異界…「M周湖の霧人」、墓地でふざけた男の辿る末路…「T田墓地に眠る魂」他、札幌、千歳を皮切りに、旭川、富良野を通って釧路、弟子屈、そこから紋別、稚内と北上し、海岸沿いに石狩、小樽と下って道南の函館、松前に至る一大怪拓記。アイヌや開拓の歴史を背景に生まれたしばれる恐怖。北海道のもうひとつのガイドブックとして楽しんでいただければ幸いである。 著者について 服部義史 北海道出身、札幌在住。幼少期にオカルトに触れ、その世界観に魅了される。全道の心霊スポット探訪、怪異歴訪家を経て、道内の心霊小冊子などで覆面ライターを務める。現地取材数はこれまでに8000件を超える。
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4.0旧家の仏壇と庭の隅に隠された穴とのおぞましき関係とは? 死ぬ、消える、終わる。呪われた実話全23話! 怪異が原因で人が死んだ話、失踪した話、人生が狂ってしまった話――すなわち凶悪なレベルで呪いや祟りが発動した実話ばかりを集めた実話怪談集。後継ぎが触れると家が絶えてしまう旧家の仏壇の秘密…「仏壇」、廃寺の床下に封印されていた箱。中には縛られた人形が…「廃寺の人形」、刑場跡に作られた学校の職員室。そこには座ると死ぬ席が…「職員室」、道路拡張のための立ち退きを渋る一人暮らしの女性。二階のものが反対しているからと言うのだが…「能面の家」ほか、容赦ない力があなたを闇に突き落とす衝撃の23話! 著者について 神沼三平太(かみぬま・さんぺいた) 神奈川県出身、O型。大学の非常勤講師として働く傍ら、趣味で実話怪談の蒐集を始めた。実話怪談コンテスト超-1/2010年大会、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞。2011年『恐怖箱 臨怪』(竹書房文庫刊)にてデビュー。主な作品に『実話怪談 怖気草』、「憂怪」四部作『恐怖箱 崩怪』『恐怖箱 坑怪』『恐怖箱 叫怪』『恐怖箱 醜怪』(竹書房文庫刊)、『恐怖箱 怪談とか。』『恐怖箱 袋小路』(Kindle)、共著に「恐怖箱 百物語」シリーズ等がある。
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-どこでどう生きてても友達になりたくない? 17歳の夏、SNSで知り合ったパパイヤとママイヤは木更津の小櫃川河口の干潟で待ち合わせをして、初めて会った。アル中の父親が大嫌いなバレーボール部のパパイヤと、芸術家の母親に振り回されて育った、写真が好きなママイヤ。二人は流木が折り重なる“木の墓場”で週に一回会うようになり、心を通わせる。 そして、奇跡のような出会いは、二人の夏を特別なものに変えていく―― 少女たちの儚くも輝かしい一夏を瑞々しい筆致で描く、新時代のガールミーツガール小説。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『パパイヤ・ママイヤ』 の文庫版となります。
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4.3
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