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第19回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉作品! 法医学者・真壁天は、人間と関わるよりも死体を解剖して分析する方がマシだと思っている生粋の人間嫌い。しかし、教授から児童虐待を鑑定する仕事を押し付けられ、さらにそこで、死体分析で鍛えた優秀な観察眼を発揮して、能力を見込まれてしまう。いやいやながら様々な親子の闇に関わっていく真壁だったが、ある日から、彼が虐待を指摘した親たちが、次々と首吊り死体で発見されていく。死体の状況を聞いた真壁は、自身が小学生時代に目の当たりにした、親友・ハルの首吊り死体を思い出す――。
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Posted by ブクログ
読書録「臨床法医学者・真壁天
秘密基地の首吊り死体」4
著者 高野結史
出版 宝島社文庫
p169より引用
“ 教育熱心といえば聞こえは良いが、自尊
心を満たすため息子にエリート街道を歩ませ
たいだけの人間に見えた。”
法医学者を主人公とした、長編ミステリ小
説。第十九回「このミステリーがすごい!」
大賞最終選考作品「虐待鑑定〜秘密基地の
亡霊〜」改題加筆修正版。
人と接するのがあまり得意ではない主人
公・真壁天。法医学者として死体と向き合う
仕事を望むが、教授から求められる仕事は
不本意な児童虐待に関するもので…。
上記の引用は、主人公の幼馴染・ハルの
母親についての一文。
親ガチャなどという嫌な言葉がありますが、
ほんの少しの運不運で、人生が大きく変わっ
てしまうのは、本当に辛いものです。大人に
なって上手くこのような人から距離を取れる
ように、勉強はしておいた方が良いのでしょ
う。エリート街道を進むか進まないかも、勉
強しておけば選択肢も増えるでしょうし。
勉強すら許さないような親ならば、それこそ
児童相談所の出番ではないかと思われます。
話が重くてやりきれなさを感じますが、
良いミステリーではないでしょうか。勘のい
い人やミステリに慣れている人は、途中で
色々と気が付くのかも知れませんが、あまり
考えずに物語を追っていると、割と最後に
驚くことになるでしょう。
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