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Posted by ブクログ
前半半分以上は壮絶な生活描写。まったく救いがない。
後半は家の外の世界へ、そして知るのだ。
なぜ母親は外へ出てはいけないと言ったのか。
なぜ母は失踪したのか。
盲目の彼女が知らなかった母の一面が語られる。
母がオットさんとよんでいた人の正体。
家の外に出た彼女の存在が社会に大きな衝撃を与える。
人生を取り戻すかのように生き直していく時間が美しかった。盲目なのでとわの庭の音が彼女の世界に色を与える描写もいい。
出会った人たちとの交流や絆もすてきだった。
不幸な生い立ちだけど良き出会いに支えられて生き直していく。
人生を受け入れ肯定する強さ。
地に足をつけて生きていくたくましさ。
10歳だった盲目の少女が30になり自分を捨てた母親の死を知ったとき何を思い何を語るのか。
1人の少女の成長の物語。
ふと水車小屋のネネを思い出した。
Posted by ブクログ
盲目の女の子とわは大好きな母と二人暮らし。でもある日、母がいなくなり…。とわの成長物語り。
母と娘の呪縛を絡めながら、とわは自立していく。孤独や、飢えに苦しむ場面は、物語りに引き込まれる。早く抜け出して〜って祈る様に、ページをめくった。一方で、苦しみだけではなくて、庭の移ろいや、鳥の声、本を読む時間、人とのつながりなど、人生の輝きもある。
結局、親の愛情も、親から受けた傷も、人生を歩む中で少しずつ自分のものにしていくしかないのだと思う。
母の呪縛から完全に自由になることは難しいかもしれない。それでも、自分の幸せは、自分の力でつかみ取るしかないのだと感じた。
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小説・文芸
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