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盲目の女の子とわは、大好きな母と二人暮らし。母が言葉を、庭の植物が四季を、鳥の合唱団が朝の訪れを教えてくれた。でもある日、母がいなくなり……それから何年経っただろう。壮絶な孤独の闇を抜け、とわは自分の人生を歩き出す。おいしいご飯、沢山の本、大切な友人、一夏の恋、そしてあの家の庭。盲導犬ジョイと切り拓いた世界は眩い光と愛に満ちていた。涙と生きる力が溢れ出す感動長編。(解説・平松洋子)
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匿名
後半の展開に驚き
前半は幸福感溢れる生活が描かれていてテンポも緩めだったのに、後半は次々に変化する状況、明かされていく真実に飲み込まれるかのように一気に読み。 人は善しか選ばない。 その人がどうしてそれを最善だと思ったのかと考えを巡らせると心が痛む。 そんな中でも自分を見失わず、新しい礎を築いていった主人公の生き方...続きを読むは爽快感が残った。
#癒やされる #切ない #ドキドキハラハラ
Posted by ブクログ
物語りを読んで泣いたのは久しぶりのこと。 とわさんには幸せになってもらいたい。 ☘️人を赦すことは「光」を見出すこと ☘️不自由に見えても、その世界にはその世界にしかない自由もあって、幸せは自分でみつけることが出来ること を教えてもらいました。 若い頃、盲導犬のシャンプーボランティアをしてい...続きを読むたので、ジョイのことがとてもよくわかります。 ジョイが仕事を全うできますように。 そして、とわさんとの生活が楽しくありますように。 引退するまで、元気で頑張るんだぞ。 魔法使いのマキさん、スズさん、写真館のおじさん、、、良い方々に囲まれてよかっね、とわさん。 そして、「ゆきずりの恋」という言葉に、ぺっ!と唾を吐きたくなるとわさんがとても好きになりました。
表紙はほんわかだし、盲目だけれど大切に育てられてる子だと思ってたらどんどん雲行き怪しくなり…よくぞ生きてたと思うような辛い状況…何度季節は巡るの、早く誰か助けてと思いながら読んだ。 後半幸せそうでよかった。殺されなかったこと、壮絶な中で生き延びたことに意味があると思えた。
前半と後半の落差がすごい小説だった。 しかし前半の地獄があるから、後半の光や匂いの鮮やかな様子がより引き立つ。 主人公のとわは目が見えず、子ども時代、家から一歩も出されず育てられた。 母はあいと言い、「とわのあい」で母娘が結びついていると娘に話した。 しかし、母が外で働くようになってから少しずつ母...続きを読むの心は壊れていき、二人の満ち足りていた暮らしも崩壊する。 ある時、仕事に出た母は家に帰らなかった。 「外に出てはいけない」と厳命されていたとわは外に出ることも助けを求めることもできず、母はいつか帰ってくると信じたまま食べ物もなく飢餓に陥る。 救い出されてからもとわにはたくさんのことが起こるが、数少ない友達、パートナーである盲導犬のジョイ、出会う人に恵まれ、普通の暮らしを取り戻す。 とわは目が見えない分、匂いと音を敏感に感知する。季節の花々、鳥の声などから自然とのつながりを得る。 できること、持っているものを十分に享受して、満たされた生活を送る。 晴眼者であるし、虐待サバイバーではない自分が言ったらおかしいが、そのような五感で感じる、丁寧な暮らしをしたいと感じた。 幸福感が得られなかったり、満たされない気持ちになったり。しかし、与えられたものを得るだけの感性が欠けている(鈍っている)のでは?と感じる。 あと、本筋ではないかもしれないが、とわの母、あいも実母から蔑まれ、20で家を放り出された。おそらく十分な備えをしてもらえずに。 そしてあいは娘を愛したにも関わらず結果的に虐待してしまう。 虐待の連鎖は、福祉や人とのつながりでおそらく断ち切られそうである。 社会にはちゃんと、人を幸せにする力がある。
前半はすごく辛いけど、とわが一歩外へ踏み出したところから心がどんどん浄化されていく。 文章から、草花や紅茶や空気の匂いが漂ってくるような錯覚を覚える。 自分が普段いかに視覚からの情報に頼ってるか。 明日から、匂いや温度や手触りにも意識を向けて、丁寧に生きてみたいなって前向きな気持ちになった。
目が見えない人の話。私が知らない世界。 生き様、生きる力、前向きさ。 盲導犬も登場します。 在宅勤務以降、家にいることが多いので、盲導犬を見る機会が減った気がする。 少し、詩的な表現が多い作家さんかも。
正直読んでてだいぶ辛かった。 だけど、とわだからこそ乗り越えられて今に至っているんだなと思った。 生きているってすごいことだと改めて感じた。
盲目の少女とわの力強く生きようとする姿に勇気を貰った。 幼い頃から盲目で唯一の希望の母も途中から居なくなり一人過酷な状況の中あらゆる五感を駆使して日常を送るとわ。 運良く大人に助けられた後相棒に出会い幸せに暮らせるようになってくれて本当に良かった。
前半と後半の色の違いが凄かったが前半の童話の世界が現実を支えているという図式は所謂「絵本は子供の心に腰掛けを作る」という言葉そのままで世界は心の中にあるのだと思わされた。
優しい表紙と題名に惹かれて購入してみました。永遠の愛……形は変わっても、相手を思い続ける気持ちは変わらないことだと思いました。ワンピースの色は何色だったのかな
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