とわの庭(新潮文庫)

とわの庭(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

盲目の女の子とわは、大好きな母と二人暮らし。母が言葉を、庭の植物が四季を、鳥の合唱団が朝の訪れを教えてくれた。でもある日、母がいなくなり……それから何年経っただろう。壮絶な孤独の闇を抜け、とわは自分の人生を歩き出す。おいしいご飯、沢山の本、大切な友人、一夏の恋、そしてあの家の庭。盲導犬ジョイと切り拓いた世界は眩い光と愛に満ちていた。涙と生きる力が溢れ出す感動長編。(解説・平松洋子)

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とわの庭(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    匿名

    購入済み

    後半の展開に驚き

    前半は幸福感溢れる生活が描かれていてテンポも緩めだったのに、後半は次々に変化する状況、明かされていく真実に飲み込まれるかのように一気に読み。

    人は善しか選ばない。
    その人がどうしてそれを最善だと思ったのかと考えを巡らせると心が痛む。
    そんな中でも自分を見失わず、新しい礎を築いていった主人公の生き方

    #癒やされる #切ない #ドキドキハラハラ

    1
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    物語りを読んで泣いたのは久しぶりのこと。

    とわさんには幸せになってもらいたい。

    ☘️人を赦すことは「光」を見出すこと
    ☘️不自由に見えても、その世界にはその世界にしかない自由もあって、幸せは自分でみつけることが出来ること

    を教えてもらいました。

    若い頃、盲導犬のシャンプーボランティアをしてい

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    表紙はほんわかだし、盲目だけれど大切に育てられてる子だと思ってたらどんどん雲行き怪しくなり…よくぞ生きてたと思うような辛い状況…何度季節は巡るの、早く誰か助けてと思いながら読んだ。
    後半幸せそうでよかった。殺されなかったこと、壮絶な中で生き延びたことに意味があると思えた。

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    前半と後半の落差がすごい小説だった。
    しかし前半の地獄があるから、後半の光や匂いの鮮やかな様子がより引き立つ。

    主人公のとわは目が見えず、子ども時代、家から一歩も出されず育てられた。
    母はあいと言い、「とわのあい」で母娘が結びついていると娘に話した。
    しかし、母が外で働くようになってから少しずつ母

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    前半はすごく辛いけど、とわが一歩外へ踏み出したところから心がどんどん浄化されていく。
    文章から、草花や紅茶や空気の匂いが漂ってくるような錯覚を覚える。
    自分が普段いかに視覚からの情報に頼ってるか。
    明日から、匂いや温度や手触りにも意識を向けて、丁寧に生きてみたいなって前向きな気持ちになった。

    0
    2025年11月05日

    Posted by ブクログ

    目が見えない人の話。私が知らない世界。
    生き様、生きる力、前向きさ。
    盲導犬も登場します。
    在宅勤務以降、家にいることが多いので、盲導犬を見る機会が減った気がする。

    少し、詩的な表現が多い作家さんかも。

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    正直読んでてだいぶ辛かった。
    だけど、とわだからこそ乗り越えられて今に至っているんだなと思った。
    生きているってすごいことだと改めて感じた。

    0
    2025年05月10日

    Posted by ブクログ

    盲目の少女とわの力強く生きようとする姿に勇気を貰った。
    幼い頃から盲目で唯一の希望の母も途中から居なくなり一人過酷な状況の中あらゆる五感を駆使して日常を送るとわ。
    運良く大人に助けられた後相棒に出会い幸せに暮らせるようになってくれて本当に良かった。

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    前半と後半の色の違いが凄かったが前半の童話の世界が現実を支えているという図式は所謂「絵本は子供の心に腰掛けを作る」という言葉そのままで世界は心の中にあるのだと思わされた。

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    優しい表紙と題名に惹かれて購入してみました。永遠の愛……形は変わっても、相手を思い続ける気持ちは変わらないことだと思いました。ワンピースの色は何色だったのかな

    0
    2025年09月15日

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