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この味を忘れることは、決してないだろう――。10年以上つきあった恋人との、能登へのお別れ旅行で味わった最高の朝食。幼い頃に、今は亡き母から伝授された、おいしいおみそ汁のつくり方。何年か前に家族みんなで並んでやっとありついた、天然氷でつくった富士山みたいなかき氷……。ときにはほろ苦く、ときには甘く優しく、身も心も温めてくれる、食卓をめぐる7つの感動の物語。(解説・松田哲夫)
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Posted by ブクログ
ページ数も少なくひとつひとつ短い話だけれど、食にまつわるグッとくる話が多くて、ウルッと来てしまう話もあり、心が温まった
初期の短編集。美味しそうな料理が出てくる話ばかり7編。7編それぞれに、いろいろな人生が関わってくる。「こーちゃんのおみそ汁」だけは、どこかで読んだ気がするけど、それ以外は未読だと思う。一番美味しそうだったのが「親父のぶたばら飯」。状況がよくわからないけど、それはそれで良いかなと思うのが「ポルクの晩餐...続きを読む」。この作者の本を読むときは、気を抜いていると不意をつかれると、改めて思う。
はじめて小川糸さんの作品を読んだが、とても心が温かくほっこりした。 一章がとても短いが、読んでいて飽きない食事の素晴らしさを感じさせてくれる。 なにより読んでてめっちゃお腹がすいてくる、、 劇的な衝撃的展開とかがないから面白味ないなーとか思うかもしれないが、それがこの本の良さだと思う とくに好...続きを読むきなのは「こーちゃんのおみそ汁」読んでてうるっと来た。 五章目の「ポルクの晩餐」は他の章と違ったテイストだったが、新鮮で全く飽きを感じなかった。
公園で一話ずつ読み進めた 時に泣いたり、笑みがこぼれたり ひとりだから公園で本が読める喜びを感じた あったかい時間を過ごせたあつあつ〜
短編集でサクッと読めるけど、どれも心温まる作品だった。 お味噌汁ときりたんぽの話は泣きそうになってしまった。 どれも描写がとても丁寧だった。
読みたい本や積読に多数ある著者作品。初読みは本書で。短編集への評価が厳しくなりがちな私だがどの話も面白く、早速著者の評価が上がる。「バーバのかき氷」から始まり、全然あつあつじゃないなと思いつつも、どんどん話にのめり込んでいく。「こーちゃんのおみそ汁」「親父のぶたばら飯」などのじーんとくる良い話はも...続きを読むちろん、「いとしのハートコロリット」や「さよなら松茸」「ポルクの晩餐」といった他の作家さんではあまり見られない作品が好み。食をテーマに書かれる作家さんは多いが、文章で読者に涎が出るほど美味しそうと思わせる筆力がある方はそう多くないと感じるので、他作品も追いかけよう。
⬛︎食べること、生きること。 食事をテーマにした7編の短編集。二回目の拝読です。 小川糸さんが紡ぐ食事表現が大好きなのですが、この小説はそれをたっぷりと堪能できる、読む美食小説。 ただ美味しいだけではなくて、ほろ苦かったり切なかったり、喜びであったり…人生の節目と食事、生きることは食べることである...続きを読む、としみじみと感じる一冊です。 バーバのかき氷、では老衰した祖母の香りを発酵になぞらえ「醸している」と表現。その比喩と感性にため息が出てしまいました。 糸さんの美食表現はどこか艶めかしくて、それが魅力のひとつ。親父のぶたばら飯、ポルクの晩餐ではその魅力が炸裂していました。 一番心に沁みたのは、こーちゃんのおみそ汁。 私も一児の母だからなのか、こはるちゃんへみそ汁の作り方を教え込んだお母さんの気持ちや、娘が独り立ちし家に1人になるお父さんの気持ちを思うと、涙がこみあげました。 一話一話が短くてサクッと読めて、読後感は温かいお吸い物を飲んだ時のような…じんわりと温かく心に沁みる言葉や気持ちが残る、素敵な一冊です。
7つの食と共に語られる短編。 食事という日常の中に色々なドラマがあって、短い物語の中にぐっとくるものがあった。 あっという間に読み切れるけど心の中は本の厚さよりも何倍もの温かい気持ちが残った。 これからも何度か読み返したい一冊。
食と家族という身近なテーマで感情移入しやすかった。 前半と後半で短編のニュアンスが違ってるように感じられ、2度美味しかった。 1番好きな作品はこーちゃんのおみそ汁。 五感の中でも、味覚・嗅覚は特に記憶と結びつきやすく、その人を形成する大事な要素だと思った。 家族と美味しく、楽しく食卓を囲む日常は...続きを読む格別だな、と再実感できた。 読み終わって満足した気持ちになれた。
7つの短編物語にそれぞれの人生を感じる、またそれが自分にも重ねて考えさせられる作品。 食と人生の結びつきって深い。 自分でも思い出の食べ物、その時の景色や心情など思い出すとしみじみその時の記憶が蘇るものってたくさんあるなぁと。 一つ一つのごはんの描写も何とも素晴らしくてつい食べたくなる、ほんわかする...続きを読む一冊でした。
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