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森での暮らしを始めて、一年が経ちました。春は庭仕事に励み、夏は川へ涼みに行ったり、キャンプをしたり。新鮮な野菜と果物で作るラタトゥイユとフルーツポンチでお客様をおもてなし。秋は冬ごもりの準備をし、冬は天体観測をしたり、薪ストーブの前で赤ワインを嗜む。どの季節も愛おしい。愛犬との静かで満たされた日々を綴ったエッセイ。
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Posted by ブクログ
⬛︎土に触れたくなるエッセイ 毎年楽しみにしている糸さんの日記エッセイ。 2023年、山小屋での2年目の暮らしを中心に綴られた一冊です。 読み進めるほどに、自分も自然の中に身を置きたくなるし、土に触りたくなる。 庭仕事に夢中になっていく様子を読んでは、うらやましくて何度も「いいなぁ」と頬がゆるみ...続きを読む、ため息が出ました。 自分の家の前にも、1坪あるかどうかの小さな庭があります。 いつかそこを緑でいっぱいにしたい…そんな妄想ばかりが膨らみました。笑 まずは小さな植物を育てるところから、今年こそ始めたい。 草むしりを「地球の毛づくろい」「大人のおままごと」と表現する糸さんの語彙力、というか感性はやっぱりすごい。 ただの庭ではなく、森の中にある庭だからこそ生まれる言葉なのかもしれない、と感じました。 昔から何度か登場していたララちゃんが、もう高校3年生。 勝手ながら親戚のような気持ちで「大きくなったねぇ」としみじみしてしまいました。 (以前の日記にあった、糸さんに連れて行ってもらった資生堂パーラーでの食事のエピソードが大好きで。 ゆっくりゆっくり時間をかけて、最後まで食べきったという話。私だったらつい子どもを急かしてしまいそうで、糸さんの懐の深さと、ララちゃんの「一度決めたらやりきる強さ」にじんとしました。) 「素直だけど、遠慮せずにちゃんと自分の意見も持っている」ララちゃん。 ご両親はもちろん、糸さんのような大人と関わりながら育ったからこそ、スポンジのように吸収しつつも、自分の芯を持った子に成長したのではないか…と想像しました。 ヒマラヤ合宿のエピソードも印象的でした。 自分の足で登ったからこそ見られる景色への感動は、本当によく分かる。 登山を日常的にしている印象はないのにしっかり登りきっていて、糸さんは基礎体力が高いんだな…と妙なところで感心してしまいました。 インドの街を歩きながら「先進国とは何だろう」と考える場面も強く印象に残りました。 人の命の価値が大切にされていること。 人だけでなく、動物や植物など自然すべてに敬意が払われていること。 人としての権利が守られていること。 人々が幸福を感じながら暮らしていること。 そして、お金の使い方が上手であること。 そうした条件が満たされている国こそ、本当の意味での先進国なのではないかという言葉に、深くうなずきました。 昨今の戦争や関税問題、主要国の環境への向き合い方などを思うと、真の意味での先進国は、今の地球のどこにも存在しないのではないか…そんなことまで考えさせられました。 自然の中での暮らしの楽しさと同時に、社会や世界のあり方についても静かに問いかけてくる一冊。 今年も、糸さんの日記を読めてよかったと思えるエッセイでした。
糸さんの森の中での生活。 時間、空間、自然を有意義に味わいながら、いや、その厳しさも味わいながら日々を満喫している様子をこちらも疑似体験させてもらった。 心にも、時間にも、空間にも常に余白を作りながら日々の暮らしに寄り添う姿勢が糸さんの魅力と勝手に思っている。 そう、どんな大変な時もちゃんと余白があ...続きを読むる!それが小説やエッセイの中から伺える…とても魅力的で憧れる。 自分の置かれた状況を無理に捻じ曲げたりせず自然の流れに身を任せその中に自分が心地良く馴染み出来ることをしていく。 自然との共存がとても上手な方だなと… 素晴らしい人間力に本当に憧れます。 エッセイを読んでいると小説を連想させられる。 あっ、この表現、あの小説でも似たことを言っていたな…とか逆に小説を読んでいると、あっ、この内容、エッセイの中でも似た表現で綴られていたな…と糸さんの嗜好や考えに触れらることも喜びのひとつ! 優しくふんわりと物事に寄り添い、丁寧に感じているけれど、とても凛とした芯のある糸さんにこのエッセイでも出会えて幸せ!
山小屋暮らし、冬は大変だったりシカの被害に悩まされることもあるけど、自然の中で共存して生きていくことを大切にし楽しんで暮らしている。世界情勢にも目を向けてしっかり自分の考えを持って意見する糸さん素晴らしい。
やっぱり小川糸さんの自然に向ける愛情表現が好き。森にいるしあわせに溢れている。 土いじりをしてきて満たされる気持ち、人は自然の一部なのだということ。 輝きに満ちていてとても良かった。 圧倒的に森パートが好き。 サンクチュアリ、とてもすてきな響きだな、と思った。私にも私だけの一人で心満たされる場所があ...続きを読むる。 サンクチュアリ。
ついつい読んでしまう糸さんの本。 森の暮らしの魅力がしっかり伝わってくる。 さらにヒマラヤまで行っちゃうのがすごい。 やはり自分軸がきっちりしている人なんだね。
森を愛でる山小屋暮らし、私もやりたい!と思った。松ぼっくりを拾って、草むしりに夢中になって、それはなんて心贅沢な暮らしだろう。人間らしい、本質な気がします。小川糸さんの暮らしを目指したくなりました。
八ヶ岳の山麓に建てた山小屋での、豊かな自然に囲まれた、愛犬との静かな暮らしが綴られていた。 特にこれといって大きな出来事はないのだけれど、森が好きで森暮らしを始めただけあって、生活の中や身の周りの自然の描写が幸せに満ちていた。 自分の好きなものを知っていて、その好きなものに囲まれていると、このように...続きを読む満ち足りた自然との共生生活を営めるのかなと思った。
糸さんのエッセイ2023年版。 いや〜、早く読みたかったのですよ、ですがね、現在長野県の山奥にお住いの糸さんはもれなく長野県民にもすこぶる人気でね、なかなか借りれなかったのですよ。 今回のエッセイは山暮らし二年目の様子。 まだ二拠点生活してるあたり。 そう、今現在はしっかり長野県民してるらしい...続きを読む。 山での暮らしをとてもみずみずしく表現されてて、まるで自分が体感してるかのよう。 美しい景色が広がります。 文体が好き。 糸さんが話しかけてくれてるような心地良い文章。 心が穏やかになります。 時にはこんなエッセイも必要。 夢を見させてくれる。
2023年中、56編のエッセイ。小川さんが長野の森で暮らしているとはつゆ知らず。 人との出会いや自然との共生を大切に、まっすぐに生きていることがよくわかる。
わたしも森で暮らしたいし、温泉に入りたいし、山に登りたいし、時事に対して自分の考えをしっかり、持っている人でいたいと思った ぎゅうぎゅうにされていたいた人がどーーんと解放された感じ まだエッセイしか読んだことがないので、違う作品も読んでみたいな
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