ライオンのおやつ

ライオンのおやつ

1,650円 (税込)

8pt

人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた――食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。

...続きを読む

ライオンのおやつ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    ちゃんと生きてるかな。

    今を蔑ろにしてない?

    そんなふうに問いかけ
    られてる気がしました。

    後悔のない人生なんて
    おとぎ話だけど、

    なんだかんだよかった
    よね、

    ご馳走さまでしたって
    最期に言える人生は、

    ちゃんと生きた実感の
    ある人生なんだろうな。

    それは今を蔑ろにして
    いては得られ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月02日

    なんとなく旅に持ち出した本、奇跡的に旅先と本の舞台が一緒だった。
    目の前にある景色が文字となっていたので、より文章が入ってきた。

    幼い頃から死について考えては怖くなってしまうタイプだったが、この本を読んで初めて死に対して怖さ以外の悪くない感情を持てた。

    死ぬまで定期的に読み返したい作品。
    (帰り...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    余命宣告を受けた30代の女性が瀬戸内海の島にあるホスピス(ライオンの家)で過ごす最後の1カ月。「今」を生きる事の大切さを教えてくれる。お勧めの一冊。
    特段の事件が起こる訳ではありませんが、穏やかに心に沁みる物語でした。著者の『ツバキ文具店』、『かたつむり食堂』も良かったです。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月26日

    自分の最後をどうすべきなのかなんて今まで考えたこともなかったですが、考えてみても遅くはないのかなと思わされました。
    とても感動しました。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    読みたい本リストに入っていたけど、あらすじを忘れていて読み始めたら、後半ずっと泣いてたわ。

    とにかく大切に読みたいな、と思って、ゆっくり少しずつ読みました。

    私も病気してきたから、受け入れられない気持ちとか、わかる部分はあるけど、死には直結しない病だから、やっぱり違うな。とか、色々と考えてしまっ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月11日

    心に残った文章は3つ。
    「でも、今ならわかる。バナナの命も、私の命も、等しく尊いということが。」
    当たり前のように食材があるから意識してないけど、魚だって肉だって野菜だって、命。当たり前のことすぎて忘れてしまいそうになるけれど、その命は私の命と等しく尊い。
    だから感謝を込めて、私たちは「いただきます...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    だんだんと、できることが減っていって、その分心が研ぎ澄まされていく。私の人生に無駄なことなんてなかったんだと、初めて会った妹や、六花の存在が生きている喜びを感じさせてくれる。泡のようにすーっと溶けていく感覚なのかな。感謝が止まらない最期をわたしは迎えられるだろうか。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月23日

    以前「君の膵臓...」で大号泣した私ですが、この本を読む前に病気持ちになってしまい、リアルさを感じたせいなのか全く泣けませんでした。
    でもとても感動しましたし、気持ちが落ち着きました。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月19日

    クリスマスの日に、瀬戸内海に浮かぶレモン島へと向かう雫。そこには、終末期を過ごす人のためのホスピス、ライオンの家がある。施設の代表者、マドンナに終の島、終の住処を紹介される。ライオンの家では毎週日曜日のお茶会で、もう一度食べたい思い出のおやつをリクエストすることができるのだそうだ。



    あらすじも...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月19日

    瀬戸内の島にあるホスピスで、ゆったりと、でも確実に流れてゆく時間。弱っていく自分。お菓子にまつわるストーリーが心をひだを温かく埋めてくれる。
    満たされた気持ちで旅立つ。

    0

ライオンのおやつ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    255ページ
  • 電子版発売日
    2019年11月05日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB
  • ドラマ化

    「ライオンのおやつ」

    2021年6月27日~ NHK BSプレミアム
    出演:土村芳、竜星涼、和田正人

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

ライオンのおやつ に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す