ユーザーレビュー ライオンのおやつ 小川糸 / くのまり まだライオンになりたくない雫の言葉に涙してしまった。 「死」は怖いイメージが強いけど、いつか「ライオンの家」のような場所で、心残りなく旅立てたら幸せだろうな。 当たり前ではない毎日を大切に、過ごしていきたい。死ぬまで生きる。 Posted by ブクログ ライオンのおやつ 小川糸 / くのまり 涙か溢れてくる。文句なしの作品で何回でも読み返したくなる本。 最初はホスピスに入った主人公の命への向き合い方が1日1日丁寧に描かれ、終盤は主に体の変化が顕著になっていく主人公の内面を長期なスパンから描かれている。 最後の最後の思いのバトンしっかりと繋がって行くところに涙が止まらなくなってしまった...続きを読む。 Posted by ブクログ ライオンのおやつ 小川糸 / くのまり 主人公は病気のこと、死を受け入れたつもりでホスピスに入ることを決断したものの、やはり実際『なんで自分だけなの』、『やっぱり死にたくない』と完全には受け入れられてない部分がありその葛藤の心理描写がなんとも切ない。 ホスピスに入所している人々の最後の生き様から、人の顔色に縛られず自分に素直に生きること、...続きを読む人生の終わりを意識しやりたいことをやること、そして何より人生はどれだけ人を笑顔にできるかだという教訓が心に刺さった。 Posted by ブクログ ライオンのおやつ 小川糸 / くのまり しーちゃんが入居した「ライオンの家」で出会うおやつや食べ物を通し、心を生き返らせていくお話、彼女のお話を読んで私もこんなところで最後は過ごしたいと思った。 最後の最後しーちゃんからのプレゼントにはじーんときた Posted by ブクログ ライオンのおやつ 小川糸 / くのまり 瀬戸内の空気感もあってか始終清々しい雰囲気で進みます。もちろん途中めっちゃ泣きました。 齢33歳という若さで誰を恨むでもなく誰に恨まれるでもなくこの世を去ろうとする主人公に対し、憐れむ気持ちがよぎった私の心をこのセリフが晴らしてくれました。 「だからしーちゃんは、いい子じゃなくて、強い子だったん...続きを読むだなぁって、思うよ」 ああそうか、ちゃんと見てくれていたんだと。素敵な作品でした。 Posted by ブクログ くのまりのレビューをもっと見る