くのまりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレだいぶ前に読み終わり、今でも一番好きな本はと聞かれたら挙げる本。
私はずっと、死ぬのが怖かった。
何かをやり遂げられないということより、死ぬ瞬間が、死を待つ時間が怖い。
父と母を看取って、子供を持ち、その思いがどんどん増していった。
当たり前に仏教徒の家で育ったが、信心深いわけではない。
仏壇に手を合わせ、仏像を見て感心し、神社に初詣して、クリスマスにごちそうをたべる。
もっと私の心に宗教が根付いていれば、恐怖心は薄れるのかもしれないとは思っていた。
この本の中には多少「スピってる」場面が出てくる。特定の宗教が表現されているわけではない。
その塩梅がちょうど良くて、すとんと胸に落ちる感じが -
Posted by ブクログ
この本を読んで死ぬとはそんなに怖いものではないんじゃないかと思えた。それまで自分は死ぬ時は苦しくてまだ生きていたい、この世を離れたくないと思うのではないかと考えていたが、この本を読み進めていくうちに死ぬこととは新たな旅の始まりなのではないかと思った。最後ホスピスのマドンナがよい旅を!という言葉を言っていた所はとてもポジティブに切り替わる瞬間だった。また死ぬことは人生でいちばんのオーガニズムだと言っていてそんな気持ちよく死ねたら最高だなと思った。最近おじいちゃんが亡くなりおじいちゃんはどんなことを思ってこの世を去っていったのか考えてみたが、体が不自由で辛いことが多かったのではないかと思うが、最後
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Posted by ブクログ
ネタバレ誰しもが当たり前に身に潜ます死にスポットライトを当てていて、色々と考えを改めされされた。
本作では、入居者達が人生最後に食べたいおやつをリクエストし、みんなで食べるおやつの間なるものがある。自分ならとびっきり美味しいチーズケーキをあの人と食べたいなとか、臆病やから死の恐怖で、味がしないんじゃないかとか、普段自分の最後について考えることはあまりないが、この本を読んでいると自然に死に際について考えざるおえなかった。一番心に響いた文は「生きることは、誰かの光になること。」最後自分が天寿全うした時に、大切な人の光になれてたらいいなと沁み沁み思った。
でもやっぱり死ぬのは怖い。 -
Posted by ブクログ
父に末期の癌が発覚した。
家族が集められ,医師の話を聞く。
すでに多くの臓器に転移が見られて,手の施しようのないことが素人目でも 分かる。
父の「死」というものが急に現実的なものとしてやってくる。
そんなとき3年前に読んだ本書を思い出し,すがるように再読した。
調べてみると,著者の小川糸さんの母が癌で余命を宣告されたときに,母「死ぬのが怖い」と言っていたのを聞き,それがきっかけで本書を書き上げたとのこと。
本書のストーリーは他に譲りますが,
特に私に刺さったメッセージは,
「いつか命が尽きるのだから,それまでは目いっぱい,この人生を味わおう」
後半の百(もも)ちゃんのお話は号泣でした。
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Posted by ブクログ
人は生きていると色んな出来事があります。
嬉しい事だけじゃなく理不尽な事もたくさん
「なんで私だけ…」と思い詰めて、生きている事を辛く感じる事もあります
そんな時にこの本に出会って読んでみると、「生きる事」について本当に素敵で自分の心に刻みたいと思う言葉と沢山出会えました
主人公と同年代な事もあって胸が締め付けられる部分も多かったですが、本当に素敵な一冊です
生きる事がしんどいなと思った時に、何度でも読み返して自分の血肉にしたいです。
これは死についての話でもありますが、読み終わった後は不思議と暗い気持ちにはなりませんでした
不思議と暖かい気持ちになりました。
この本は読書だからこそ得られ -
Posted by ブクログ
話のまとまりが最後までいい意味でなく、この作品独特なふんわりとした空気感を創り出している。投げっぱなしのものは投げっぱなしで、何かの行動に深い理由もなく、その場で解決してしまう、という展開が続いたが、それもこの作品の醍醐味なのだと思う。ご飯の描写や天気の描写が全体的に暖かい色味を出しており、読んでいて心が小波立つこともなく、優しい気持ちにさせられるお話だった。
人前で読んでいた関係上、終盤はずっと泣くのを我慢しながら読んでいた。
大切な人、身近な人、家族を亡くした経験がある方は是非読んでほしい。この本はきっと正解の一つを教えてくれると思う。 -
Posted by ブクログ
久々に涙が溢れてきました。
残り3分の1を完読してしまい気付いたら深夜1時を回ってました…
日常を描かれている中に、人の温もりや、厳しさの中に、また温もりを感じる…そんな栄養が詰まった作品です。精一杯生きる事の大切さ、生きてる事への感謝を感じずにはいられません。後半の締めくくりは、主人公の語り手のバトンが渡されていきます。そんな思いがけない締めくくりとなって、繋がりがどの様にも捉えられ感慨深い話でした。
私は、同筆者の作品、ツバキ文具店を先に読んでいましたが、日常の平坦な風景を特別な日常の風景に描く作風が素晴らしい方だと、改めて考えさせられました。