くのまりのレビュー一覧

  • ライオンのおやつ

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    思っていたよりもずっと良かった。
    誰もがライオンの家のようなホスピスで最期を迎えられたらいいのにな。
    自分はどんな最期を迎えるのだろうと考えさせられた。
    病気になって良かったとは決して言えないけれど、病気になったからこそ得たものがあるという事実。病気のお陰じゃなくて病気をきっかけに動いたり考えたり出来た彼女は、やっぱり「優しくて、強い子」だと思う。
    あとストーリーとは関係ないのですが、文庫の紙質が好きでした…!

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    2025年10月22日
  • ライオンのおやつ

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    最後まで読むか悩んだ 
    途中からどんどん感情移入してしまい、自分はまだそういう状況ではないけれど、遅かれ早かれそうなるときに、多分この本を思い出す、それがいいか悪いか分からない、だから今のうちに読むのをやめようか…そう思ってしまった。
    あまりに悲しい結末ではないことをレビューで確認し、読書再開。そこからは一気読み。旅立つ者・見送る者、それぞれの視点での切ないストーリーに胸を打たれたけれど、前向きな気持ちになれたステキな終わり方だった。

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    2025年12月05日
  • ライオンのおやつ

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    今元気でいることの大切さを日々感じ、生きたくても生きれない人の今日を大切にしていこうと思った。小さな幸せに気づける人になりたい。

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    2025年10月17日
  • ライオンのおやつ

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    主人公は癌を患い三十三歳で余命宣告された海野 雫。
    瀬戸内の島にある「ライオンの家」というホスピスで残りの日々を過ごすことを決め入居した。

    「ライオンの家」では毎週日曜日に入居者が “思い出のおやつ” をリクエストできる “おやつの時間” があるのだが “最後のおやつ” を雫は何にするか なかなか選べないでいた。

    食べることができる というのは 生きているということだ。そしてまたその逆も…。
    入居者たちの “思い出のおやつ”…。
    きっと味覚というより記憶で食べている。 それを考えるとそこに それぞれの人生がつまっているようで 切なくなった。

    人は皆 生まれたら最後は死ぬけれど、いつ どん

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    2025年10月17日
  • ライオンのおやつ

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    ネタバレ

    そんなつもりはないのに、めちゃくちゃ泣いてしまいました。
    医療者なのでマドンナの寄り添い方が素敵で良かったです。
    主人公が最後お父さんに会えて良かった。
    私もこんなホスピスで最期を迎えたいです。

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    2025年10月09日
  • 小鳥とリムジン

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    自分と他人は実は一緒で、地球、宇宙レベルで考えたら全て一体…そんな風に考えたら、人の悩みなんて取るに足らない。
    どんな不幸な境遇であっても素粒子レベルで考えたら幸せになれそう。

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    2025年10月09日
  • ライオンのおやつ

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    余命宣告をされた主人公がホスピスで死を受け入れて人生を旅立つ物語でした。
    死ぬのが怖く無くなる、素敵な話でした。
    もちろん、痛くて苦しいこともあるのでしょうが、私もライオンの家で最後を迎えたいと思いました。

    心臓発作のように、一瞬で苦しまずに亡くなるけど何も準備できていない死と、ガンのように苦しさがあるけど残された時間で準備ができる死とどちらがいいのかしら?
    私はちゃんと準備ができる方が幸せを感じるかもしれません。
    今できることをやろうと前向きになりました。

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    2025年10月08日
  • ライオンのおやつ

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    装画はくのまりさんが描かれているらしく
    絵に一目惚れしてどんな本なのか気になり読みました。

    瀬戸内のレモン島にあるホスピス「ライオンの家」
    そこに担当医から余命宣告させられた33歳の
    海野雫は人生最後の日々を過ごすことになった。

    人間、生まれ方は選べないけど死に方は選べる。
    この言葉を実感しました。

    ゲストの思い出のおやつが物語に登場します。
    おやつを食べる前にリクエストした
    おやつの解説とゲストの思い出を読みあげていて
    どれも美味しそうで読んでいて食べたくなりました。

    タヒチ君と雫がドライブをする話にワインがでてきます。そこで知ったのですが、
    ワインの雫が流れた跡をワインの涙といい

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    2025年10月05日
  • ライオンのおやつ

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    情景描写が見事で、終始涙が止まらなかった。
    ただ、決して悲しいだけの物語ではなく、死というものに対しても希望が持てる作品だった。
    「人は生きている限り、変わるチャンスがある」
    「生きることは、誰かの光になること。」
    マドンナのこれらの言葉が印象に残り、これからの人生大事に生きようと思った。

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    2025年10月04日
  • ライオンのおやつ

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    ネタバレ

    小川糸さんが紡ぐ優しい物語。
    ずっとずっとこの穏やかで温もり溢れる世界に浸っていたかった。

    美しい景色、雫を支える人たちの優しさ、過去も今も未来も受け入れて懸命に生きた雫の強さにただただ涙が止まらなかった。あっぱれです。

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    2025年09月29日
  • ライオンのおやつ

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    ネタバレ

    末期の癌で余命宣告を受けた海野雫は瀬戸内にある島のホスピス「ライオンの家」で最期を過ごすことを決意する。ホスピスでは特にルールはなく、穏やかな環境でレモン島の人々との交流やおいしいご飯とおやつの時間によって、雫の気持ちが変化していく様子が伝わってきた。どんな状況にも臨機応変に対応するマドンナたちのおかげで、入居者たちは安心して最期を迎えることができるのだと思う。「生」と「死」がテーマだけど、優しさと温かさが詰まっていて、心が満たされた。当たり前の生活には幸せが溢れていて、今この瞬間を大切に生きていきたい。

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    2025年09月26日
  • ライオンのおやつ

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    癌で余命宣告された33歳の女性が、ライオンの家というホスピスで過ごした約1ケ月の物語。

    NHKのドラマを観て既に内容を知っていたからかもしれないけれど、ずっと涙を流しながら読み進めた本だった。今まで読んだ本の中で、一番涙を流したかも。。
    「死」というものがそんなにネガティブに描かれていないにも関わらずにね。

    私もこんなホスピスがあれば、こういうところで死を迎えたいだろうなと思う。

    心に残った言葉。

    ー思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう。

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    2025年09月20日
  • ライオンのおやつ

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    30代で癌を患った雫が、終の住処として選んだライオンの家と呼ばれるホスピスでの様子が描かれている。

    半年前に癌で父が他界した。余命宣告を受けていたにもかかわらず元気そうだったし、自分の生活や仕事が忙しいことを言い訳にして、きちんと向き合わなかったため、環境のよいホスピスを見つけてあげられなかったこと、お見舞いにもあまり行かなかったことなど、本書を読みながら色々な後悔を思い出した。小さい頃の父との楽しかった思い出を懐かしむきっかけにもった。父が最後に食べたかったものは何だったんだろう。。。
    雫と周りの人々が交流する様子を読むことで、私は父を弔えた気がする。何となく今読む必然性のようなものを感じ

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    2025年09月20日
  • ライオンのおやつ

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    ネタバレ

    久しぶりに泣いた。最後が特に涙が止まらなかった。
    この本はあたたかいがたくさん詰まっていてやさしい本だけど、現実には症状が進行して最期を迎えることがある。
    「最後まで耳は聞こえているから、話しかけてあげてください」このセリフで自分のおばあちゃんのことを思い出した。おばあちゃんはもう話せず、ずっとねたきり。今までは話しかけても無意味だと思っていたけれど近いうちにお見舞いに行って、話しかけてみようと思う。

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    2025年09月19日
  • ライオンのおやつ

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    とても穏やかで、温かな気持ちになる作品でした。
    雫の生き様を通して、生きている今を、そしてありふれた毎日を大切に過ごしていきたいと感じた。
    おやつがあることで、人生が豊かになる。おやつは、心の栄養、人生へのご褒美って言葉が印象的でした。

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    2025年09月13日
  • ライオンのおやつ

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    余命宣告された女性が最期の時をホスピスで過ごす物語です。やさしくてあたたかい物語でした。
    もし自分がライオンの家で過ごすことになったらどんなおやつをリクエストするんだろう…
    主人公が弱っていく様子は読んでてつらかったです。

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    2025年09月11日
  • ライオンのおやつ

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    死に向かっていくお話しなのに、雫の素直に自分を受け入れる姿とか他の人との関わりが暖かくて、自分も最期まで素直で一生懸命に生きたいって思った。
    お粥と甘いお菓子が食べたいなぁ。瀬戸内にも行きたい。

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    2025年09月09日
  • ライオンのおやつ

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    ネタバレ

    最後大泣きした

    死に向かう人を描くって、すごく難しいと思うけれど、めちゃくちゃ丁寧に描かれていた

    今を大切に。

    あと、すごくすごく、人に対する尊厳を感じた。
    残された人が後悔しない、というか、雫さんの生き様を受け入れて尊敬している終わり方がすごくすごくよかった。
    お父さんが、雫さんをとても愛しているし、でも最後の時に呼ばれなかったことや知らない雫さんがいたことを、自分のせいで苦労したとか思うのではなく、これが雫さんの人生で雫さんが本当に強い人だと感じたところが、とてもとてもよかった。

    生きていることを感謝して生きたい、自分の人生を全うしたい、死んだ後も自分の人生に他人のせいと思わせるよ

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    2025年09月09日
  • ライオンのおやつ

    購入済み

    ガチ泣ける

    最高すぎる買おう!

    #感動する #深い #切ない

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    2024年12月21日
  • ライオンのおやつ

    ネタバレ 購入済み

    深い本でした

    人は必ず死んでいきますが、家族に囲まれて迎える最後も良いと思いますが、この本に出てくるようなホスピスが実際にあれば、そんな死を迎えるのも良いですね。死んでいくのは怖いですが、こんな風に死んでいければ本当にいいなぁって本でした。

    #ほのぼの #シュール

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    2024年09月23日