くのまりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
美味しいごはんをその人のためにつくるということは、ちょっと手を伸ばせば手に入る幸せなんだよなぁと改めて思わせてくれるお話だった
コジマさんへのハンドマッサージ、山伏修行に行く理夢人、読んでるだけで涎の垂れそうなごはんの数々。
読んでる自分の感覚が研ぎ澄まされていると、目の前でその様子を見ているみたいにすーっと自分の中に入ってくるのに、心が落ち着かない日はどこか集中できない。そんな風にその日の心を試されているような文章たちだった。
病気と日々向き合う今の自分に必要な一冊だった
プレゼントしてくれた友達の気持ちが温かい。
以下心に残った文章
p187
すごく大きな悲しみとか苦痛とか、そういう -
Posted by ブクログ
ホスピスで過ごす、残り僅かな人生。
特に奇抜な事件が起こるわけでもなく、淡々と、日常の美しさが描かれている。
若い女性が、ガンで死にゆく。
それに寄り添う、ホスピタリティ。
おやつ、という、なくても死なないけど、大切にしたい思い出として、再び味わう。
おばあちゃんちで、頻繁に食べた「なごやん」
おかあさんが手作りした、やや焦げたクッキー、生地固めなアップルパイ、やっぱやや焦げたレーズン入りのケーキ。
バイト先のおじさんがパチンコの景品でくれた、ブラウニー。
職場で悔し泣きしていたときに、野村さんがくれた飴。
そういえば、おととい、帰り際に、暗闇から、「くりちゃーん!」と榊原さんに呼ば