くのまりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレジャンルはほぼエンタメ(ヒューマンドラマ)ですが、ちょっとだけファンタジー要素が入ってました。
主人公(海野雫)が33歳でステージⅣの末期癌になってしまって医師から余命宣告されます。そして瀬戸内にあるレモン島に建っているホスピス「ライオン」という「終の住処」を見つけてそこで最期まで過ごすストーリーです。
まず、「ライオン」という名前が好きでした。ライオンは百獣の王と言われるあのライオンですが、読んでいく中で「ライオン」と名付けた理由がわかった気がします。百獣の王ライオンは向かうところ敵なしの強い動物っていうイメージですが、このホスピス「ライオン」は自分がどんな行動をしたってそのことに注意 -
Posted by ブクログ
ネタバレ個人的ベスト本だと思っている「ライオンのおやつ」が、系列に入る3部作目。美味しそうなお弁当屋さんがあらすじにあったので、きっと食べている描写も多いだろうと期待して読んでみました(*´ڡ`●)
あっという間の情事展開で、若干びっくりしましたが、主人公が再び孤独にならないように、食べ物からでも彩りあざやかに暮らしていってほしい。
『炊きたての白いご飯の上に海苔を散らし、理夢人がその上に一口大に切ったステーキ肉をのせてくれる。上に、ちょこんとおろしたてのワサビが添えられた。…朝ご飯にステーキを食べるなんて、私の人生には無かったことだ。-第四章モーニングステーキ-』
朝のステーキはちょっと重いよね