くのまりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
美味しいごはんをその人のためにつくるということは、ちょっと手を伸ばせば手に入る幸せなんだよなぁと改めて思わせてくれるお話だった
コジマさんへのハンドマッサージ、山伏修行に行く理夢人、読んでるだけで涎の垂れそうなごはんの数々。
読んでる自分の感覚が研ぎ澄まされていると、目の前でその様子を見ているみたいにすーっと自分の中に入ってくるのに、心が落ち着かない日はどこか集中できない。そんな風にその日の心を試されているような文章たちだった。
病気と日々向き合う今の自分に必要な一冊だった
プレゼントしてくれた友達の気持ちが温かい。
以下心に残った文章
p187
すごく大きな悲しみとか苦痛とか、そういう -
購入済み
読みやすい
読みやすく、情景も頭にぱっと鮮やかに浮かぶ文体
テーマは「死」について
登場人物たちもあっさりと亡くなっていきます。
主人公がここホスピスで過ごした時間は一か月ぐらい
人生での一か月は短い期間だと思うのですが
この主人公の雫にとっては間違いなく
人生の最後を飾るにふさわしい一カ月だと思いました -
Posted by ブクログ
小川糸さんの作品は柔らかい表現が多くて、あたたかい気持ちになれる。忙しい毎日からの現実逃避を目的とするなら、外れはない。
「死への恐怖」と「死後どうなるか」の描写、それぞれのキャラクターの捉え方が面白かった。
死んだら星になる。本などのフィクションの中でそう表現されることは度々見かける。だけど、実際にそう考える人はどれくらい居るんだろう。
死後の世界はないと捉えている人も多いのではないか。周りの友人と話していてそう思うことがある。
私は、死んだ後にはポップで楽しい天国が待っていると思っている。だって、そっちの方がワクワクするじゃないか。 -
Posted by ブクログ
生と死を考えさせられる本だと思う。
緩急がある物語ではなく、淡々と話が進む感じで、泣いたのはほんの少し。個人的には泣ける本では無かった。
『こちら側からすれば出口でも、向こうからすれば入口。はじまりも終わりもない。生も死も大きくは同じ意味。』輪廻転生的な意味で考えるとなるほどと思った。新しい発見。
『誰もが自分が蒔いた種を育て、刈り取って収穫する。』良いことも悪いことも全部自分の行いによって、引き起こされる。
現代を生きる人は、自分を自分で満たせない、承認欲求を満たすためにSNSのいいねを欲しがる人が多いと思う。でも、自分の人生を全うするためには、やっぱり、自分軸で生きるのが大事だと思う。他人 -
Posted by ブクログ
人はどんなに辛い境遇でも周りにいる人によって救われる事を気づかせてくれる作品。
とにかく理夢人(リムジン)との食べる内容がとても良い。美味しそうだし、会話もポジティブ。
ただその会話も段々読んでいてちょっと引いてしまう内容に。
ストーリー的も後半はちょっと間延びした感じでした。
実の父親のコジマさんも認知もせず連絡も一切なかったのに自分の都合で介護をお願いすると自分勝手な人だと思うがある意味、小鳥の人生を好転させるキッカケを作り、最終的にはいい父親だったのではないでしょうか。
被害者なのに自分が悪いと思い込んでしまう。ここ以外に生きる世界がないので逃げられない。作中、サラッと書いているが -
Posted by ブクログ
ネタバレ一万円選書の一冊。
元々『ライオンのおやつ』も読みたいな〜と思っていたのでちょうど良かった。
小鳥は人生どうでもよい、生まれてくるんじゃなかったと思うほど壮絶な家庭環境で育っており、お母さんの依存症によって夜眠れないような日々が続いていた。学校では居眠りしてしまって先生たちから目を付けられていたり、高校でできた唯一の親友が自殺したり、覚悟を決めて家を出て施設に入るが、酷い目にあったりして人生のドン底にいた。しかしコジマさんという方から1通の手紙が届いて、父親かもしれないということと病気になってしまって残りの人生の介護をしてほしいという依頼を受ける。その依頼を受けてコジマさんの介護を通して心穏や