あらすじ
『食堂かたつむり』で「食べること」を通して、『ライオンのおやつ』で「死にむかうこと」を通して「生きること」を描いた小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語。愛することは、生きること――苦しい環境にあり、人を信頼することをあきらめ、自分の人生すらもあきらめていた主人公が、かけがえのない人たちと出逢うことで自らの心と体を取り戻していく。勇気を出してお弁当屋さんのドアを開けたことが彼女の人生を変えていく。
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本屋大賞にもなった 「ライオンのおやつ」を
思い出しました。
死を迎える人の思い出の「おやつ」
を綴る「ライオンのおやつ」と亡くなって
しまった人や色んな人との思い出を重ねる
理夢人の作るお弁当。
町田その子さんの「空ごはん」にも似てて
こんな風に丁寧に食を感じる生活が出来たら
良いなぁとホンワカ気分になりました。
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すごい、いろんな意味ですごい本でした。
小川糸さんのこれまでの作品とは、これまたいろんな意味で違った作品に感じましたが、きらきらした食のシーンはさすが…!
最後まで読みながら、結果的にいろんなことを考えさせられていました。はじめはタイトルの意味になかなか行き着かず、うーんと思いながらも読みましたが、最後にはたくさんのキーワードを受け取っていました。
おすすめできるようなできないような…。難しい…!
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小鳥ちゃんとリムジン2人ともハードな境遇で聞いてると少し悲しくなったりしてしまうけれど、そこに温かい料理が出てきて2人を包み込む
心に染みる文章がたくさん出てきてメモをとった
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これでもかと、子供の頃から不幸の連続。
でも外からは理解されない。
いつ死を選んでもおかしくなかった子が、
幸せが何か少しずつ気がついていく。
高校生、大学生くらいの子達にぜひ読んでもらいたいなぁと思った本。
自分も含めた人の心と身体を大事に思い、優しい関係を作っていくことを考えさせられる。
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最低で最悪の人生を送っていた小鳥。理夢人(リムジン)に会って「初めて」の体験が続いて、別の人生を生きていると言っていいくらいに人生がくるりと裏返った。リムジンの話す言葉一つ一つは宝物のよう。「人間は何からできてるって、宇宙に存在するあらゆるものは、突き詰めて突き詰めて突き詰めると光になるんだって」…など、心と体を取り戻す、いとおしい物語です。
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美味しいごはんをその人のためにつくるということは、ちょっと手を伸ばせば手に入る幸せなんだよなぁと改めて思わせてくれるお話だった
コジマさんへのハンドマッサージ、山伏修行に行く理夢人、読んでるだけで涎の垂れそうなごはんの数々。
読んでる自分の感覚が研ぎ澄まされていると、目の前でその様子を見ているみたいにすーっと自分の中に入ってくるのに、心が落ち着かない日はどこか集中できない。そんな風にその日の心を試されているような文章たちだった。
病気と日々向き合う今の自分に必要な一冊だった
プレゼントしてくれた友達の気持ちが温かい。
以下心に残った文章
p187
すごく大きな悲しみとか苦痛とか、そういうものを吸い取ってくれるのは自然しかない気がする。
大自然の中に身を置いて修行してるとみっしりと空間を満たす目に見えないものの存在をありありと感じるし。
p189
とにかく祈って祈って祈りまくるのが山伏の勤め。そういう祈りが確実に世の中を支えている。
祈りって本当にすごいパワーを秘めている。
p259
私の体は常に更新されている。皮膚は毎日再生され、眼の細胞は二日ごと〜骨格細胞は3ヶ月ごとに生まれ変わる。人間の体は37兆もの細胞でできているが、7年ほどで全ての細胞が入れ替わる。
p265
死ぬ瞬間って案外気持ちいいんじゃないかな。
体という檻から解放されて宇宙に素粒子がパーっと広がっていく。
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題名からは、かけ離れた?勝手に私が想像していたもの..とは、かなり違う内容でしたが、それでも、泣けてしまうのは、なぜかな。
形のないものを言葉で現すというのは、こんなにも回りくどくて、じれったいんだね。
でもだから、心に響く...
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ハッピーエンドではありましたが、主人公の過去の悲しみに、物語であるとはいえ、こちらまで苦しくなるほど気持ちが沈みました。
現実にも傷ついている人がいるんだなぁと思うと、自分勝手な人間がいることに怒りしかありません。
自分が心から愛せる人に会える事。そして愛される事。自分の心地よい居場所がある事。
奇跡なんだろうなあと思います。
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主人公の小鳥の境遇が過酷すぎて休み休み読んだ。
お弁当屋さんの理夢人と出会って生まれてきて良かったと思えるようになって良かったなあ。
理夢人もなかなかハードな生まれなんだけどそれを感じさせない愛にあふれた人物で素敵だった。
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真っ先に思ったのは、小川糸さんの食べ物の描写が好きだ、ということ。
今回はお弁当屋さんが登場することもあり、随所に美味しそうな食べ物の描写が出てきて、こういうものをこういうふうに食べると、生きる力が出てくるんだろうな、と感じる。
小鳥と理夢人の姿を通して、美味しい食べ物と、心を許し信頼し合える人の存在によって、人は生きていけるものなのだな、とあたたかい気持ちを感じながら読み終えた。
現実は、もしかしたらもっと厳しいんじゃないか、とも思う。でも、きっとこのくらい夢があったほうがいいのだろう。こんなふうに愛し合っていけたらいいよね、という一つの理想の形を見た気がした。
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舞台は日本。主人公は 小鳥(ことり)。幼い頃から家庭環境に恵まれず、母親は依存症を抱え、不安定な生活を送っていたため、小鳥は孤独と傷を抱えて育つ。
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18歳になる頃には住む場所も生きる術も失いかけていたが、あるとき “コジマさん” と名乗る人物が小鳥に介護の仕事を依頼してきて、小鳥はその人物の介護をすることで生活をつなぐようになる。
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コジマさんは、のちに小鳥が “父親” と感じる人物でもあった。ただし、コジマさん自身も病を抱えており、次第に衰えていき、コミュニケーションが難しくなる。
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そんなある日、コジマさんは “眠るように” 亡くなってしまう。
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その帰り道、小鳥はいつも気になっていたお弁当屋の匂いに引き寄せられ、そのお店のドアを初めて開けることになる。
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そこで出会ったのが 理夢人(リムジン)。彼は、小鳥のペースを尊重しながら、ゆっくりと彼女の心に寄り添っていく人。
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リムジンとの交流を通じて、小鳥はこれまで封じてきた過去の記憶やトラウマと向き合い、徐々に心と体を取り戻していく。
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物語の中では、小鳥の過去の出来事(虐待、施設での体験、親友との別れなど)が断片的に描かれ、それが小鳥の現在の閉ざされた心にどのようにつながっているかが明らかになっていく。
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リムジン自身にも複雑なバックグラウンドがあり、互いに傷を抱えながらも、信頼と時間をかけて関係を深めていく。
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最終的には、小鳥が “自分を取り戻す” 道のり、リムジンとの関係、小鳥が抱えてきた過去とどう和解するかが描かれる。痛みや苦しみ、葛藤、そして再生と希望が織り交ざった物語である。
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人はどんなに辛い境遇でも周りにいる人によって救われる事を気づかせてくれる作品。
とにかく理夢人(リムジン)との食べる内容がとても良い。美味しそうだし、会話もポジティブ。
ただその会話も段々読んでいてちょっと引いてしまう内容に。
ストーリー的も後半はちょっと間延びした感じでした。
実の父親のコジマさんも認知もせず連絡も一切なかったのに自分の都合で介護をお願いすると自分勝手な人だと思うがある意味、小鳥の人生を好転させるキッカケを作り、最終的にはいい父親だったのではないでしょうか。
被害者なのに自分が悪いと思い込んでしまう。ここ以外に生きる世界がないので逃げられない。作中、サラッと書いているが少し衝撃的でした。
Posted by ブクログ
一万円選書の一冊。
元々『ライオンのおやつ』も読みたいな〜と思っていたのでちょうど良かった。
小鳥は人生どうでもよい、生まれてくるんじゃなかったと思うほど壮絶な家庭環境で育っており、お母さんの依存症によって夜眠れないような日々が続いていた。学校では居眠りしてしまって先生たちから目を付けられていたり、高校でできた唯一の親友が自殺したり、覚悟を決めて家を出て施設に入るが、酷い目にあったりして人生のドン底にいた。しかしコジマさんという方から1通の手紙が届いて、父親かもしれないということと病気になってしまって残りの人生の介護をしてほしいという依頼を受ける。その依頼を受けてコジマさんの介護を通して心穏やかな日々を過ごすことができる。コジマさん宅から帰る時に通りかかるお弁当屋さんが気になっていたが、なかなか踏み出せておらず、コジマさんが亡くなった日に思い切って入ってみて泣きながら美味しいご飯を食べる。そこで店主の理夢人に出会う。美味しいご飯を食べて本当に心の底から愛せる人と様々な愛の形を学んでいく。
かわいい表紙のくせにかなりダークな内容で前半はかなり戸惑ったが、コジマさんとの日々や理夢人との関わりで人生の意味を見出す主人公はとても強いなと思った。そして最高にしあわせと感じる日々が小鳥にも訪れること何よりもほのぼのと感じた。
三部作なので他の『食堂かたつむり』『ライオンのおやつ』も読みたいなと思った。
星は3.5⭐︎
Posted by ブクログ
壮絶な半生を送ってきた小鳥がまるで理想の人間、リムジンと出会って幸せになる。最後は小鳥が余りにもふわふわしていて…どんでん返しある?かと思うも、そんな事はなく終わる。そんな夢をみていましたとさ、って感じ。
Posted by ブクログ
感想
テーマが重く、序盤は辛い話が続く。
後半はラブストーリー?
あらすじ
ワタシは高校から施設に入った。高校を卒業するにあたって行く当てもないところにコジマさんという男性が実の父親であると名乗り出る。コジマさんは妻と病死で別れ、自分も将来的に死ぬ病気を患っているからワタシに介護をして欲しいと言う。行く当てもないワタシは最初はコジマさんから色々学びながら介護を学ぶ。そのうちコジマさんも寝たきりになり、必死に介護をするうちにコジマさんを看取る。
ワタシは物心ついた頃に母親から小鳥と呼ばれているた。母親は、シングルマザーで会社を経営し、小鳥に不自由させないが、興味は持っていなかった。母親はセックス依存症で知らない男をいつも家にあげていた。小鳥が中学生になると母親の元に来た男が小鳥を襲う未遂もあった。小鳥は中学で美船という子供を産んだ子と親友になる。美船とたくさんの話をして親交を深めるも中学を卒業して美船は自殺する。
小鳥はコジマさんが亡くなってから遺産を相続するも介護施設で働き始める。リムジン弁当を久しぶりに訪れ、リムジンとリムジンを育ててくれたトランスジェンダーのオジバの話をする。小鳥はリムジンとすっかり打ち解ける。自分が家出して児童施設に入るまでのことを思い出していた。
小鳥とリムジンは自然にお互い惹かれあい、お互いの失われた時間を埋めるように愛し合う。
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理夢人と出会って、少しずつ変わっていく小鳥を見てるとこまでは良かったけど。
なんか、理夢人と距離縮めるのやたら早くない?
なんか、やたら凹凸しすぎじゃない?
なんか、気分が悪くなるようなところも多くて、たぶんこれは再読しないだろうな。
Posted by ブクログ
つらい境遇で育った小鳥が弁当屋の理夢人が出会って生きることに希望を見出していくお話。
食べ物がどれもすごくおいしそうで食べたくなった。
途中まではよかったけど中盤からいまいち入り込めず。
Posted by ブクログ
セックス依存症の母親との生活を捨て、児童養護施設を選んだ小鳥。連れ込み宿の前に捨てられ、トランスジェンダーのオジバに育てられた理夢人。小鳥が、実の父親と名乗る人を介護の末に見送った夜、二人は出会った。親友と父に先立たれ取り残されたと感じていた小鳥が
本当に会いたかった人と出会い、この星に生まれた幸せを噛み締める姿がとても愛おしく感じた。
性、というのが、重要なキーワード。理夢人を育てたオジバは、体の性と心の性が違っている。オジバの愛した小百合さんも同様。逆転したふたりの性、カラダの結びつきを心が受け入れられず別れてしまう。身近な男性から向けられる欲望から逃げ延びてきた小鳥。嫌悪していた性が、理夢人となら、甘美なものになると知る小鳥。赤裸々とも言える場面も、率直に優しく文章に載せて語ってくれるのが、素敵だった。
そして素粒子の話。突き詰めれば全ては光。祈ること。いいなぁ。
Posted by ブクログ
生きることと性?愛?
過酷な子供時代を過ごしてきた小鳥がある人との出会いを経て、幸せになる。言ったらそういうお話。
冒頭から中盤まで、小川糸さんの優しい世界観に引き込まれて読んでいましたが…コジマさんは何だったのだろう?
生きていることが肉体だけでなく分子レベルで繋がっているという理夢人の食を大切にする生き方とか良かったのですが、後半の小鳥とリムジン(タイトルはこれ)ちょっと生々しいなぁ、「性暴力」がテーマにあって復活を描くにしても描写くどすぎ、と思ってしまいました。
そこだけ残念。現実と夢と…不思議な優しい感じも良かったので。
Posted by ブクログ
表紙とのギャップがスゴイ作品
不幸な生い立ちの小鳥と理夢人が出会うべきして出会う。お互い関係を縮めていく過程に美味しいご飯とオジバと小百合さんの教えと存在が、大きく影響します。
Posted by ブクログ
小川糸さんの”生”と”食”の物語。『食堂かたつむり』『ライオンのおやつ』に続く第3弾ということで読んだ。
前2作と比べてしまうと、話の内容はちょっと暗くて、重い描写が多い。
小鳥と理夢人が出会うまでの時間は、それぞれの過去の話が重いので、読んでいても苦しい。
小鳥がコジマさんの介護を引き受けて、コジマさんを受け入れてから、やっと小鳥の人生も好転していくので、少しラクに読めるようになる。
小鳥の人生の暗さに比べて、理夢人は出生は複雑だけれどオジバに育ててもらえたおかげで、純粋に育っていく。育つ環境はやっぱりその人となりを決めていくものだから、大切なことなんだと思った。
小鳥と理夢人が出会ってから恋に落ちるまでは、さらさらと描かれていて、逆に物語の後味が軽く感じた。
Posted by ブクログ
重い話が続いていき、ちょっと息苦しさを感じた。
「リムジン弁当」
そこで働く理夢人。
彼が作ってくれる温かい料理が、張り詰めていた小鳥のこころを溶かしていく。
不幸な境遇で、辛い人生を歩んできた小鳥が心を許せる人ができたことが嬉しかった。
たった1人でも自分を理解し、味方になってくれる人がいたらとても心強い。
2人のこれからの人生は、希望の光が見えるだろう。
人の温かさや思いやり、いろんな事情を抱えている人がいることをぼんやり考えた。
Posted by ブクログ
どんな人生でも会うべき人に運命の人っているってこと!そう思うと家族だったり同僚だったり周りの人達が愛おしく思えて感謝感謝
過去があるから今がある。今が幸せなのは過去のおかげってことかな?
母親のことや親友のこと、小島さん、施設の出来事、色々重い過去やったけど、全てを包み込んでくれるリムジンに出会えてよかったね小鳥