くのまりのレビュー一覧
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セックス依存症の母親との生活を捨て、児童養護施設を選んだ小鳥。連れ込み宿の前に捨てられ、トランスジェンダーのオジバに育てられた理夢人。小鳥が、実の父親と名乗る人を介護の末に見送った夜、二人は出会った。親友と父に先立たれ取り残されたと感じていた小鳥が
本当に会いたかった人と出会い、この星に生まれた幸せを噛み締める姿がとても愛おしく感じた。
性、というのが、重要なキーワード。理夢人を育てたオジバは、体の性と心の性が違っている。オジバの愛した小百合さんも同様。逆転したふたりの性、カラダの結びつきを心が受け入れられず別れてしまう。身近な男性から向けられる欲望から逃げ延びてきた小鳥。嫌悪していた性が、理 -
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ネタバレ生きることと性?愛?
過酷な子供時代を過ごしてきた小鳥がある人との出会いを経て、幸せになる。言ったらそういうお話。
冒頭から中盤まで、小川糸さんの優しい世界観に引き込まれて読んでいましたが…コジマさんは何だったのだろう?
生きていることが肉体だけでなく分子レベルで繋がっているという理夢人の食を大切にする生き方とか良かったのですが、後半の小鳥とリムジン(タイトルはこれ)ちょっと生々しいなぁ、「性暴力」がテーマにあって復活を描くにしても描写くどすぎ、と思ってしまいました。
そこだけ残念。現実と夢と…不思議な優しい感じも良かったので。 -
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小川糸さんの”生”と”食”の物語。『食堂かたつむり』『ライオンのおやつ』に続く第3弾ということで読んだ。
前2作と比べてしまうと、話の内容はちょっと暗くて、重い描写が多い。
小鳥と理夢人が出会うまでの時間は、それぞれの過去の話が重いので、読んでいても苦しい。
小鳥がコジマさんの介護を引き受けて、コジマさんを受け入れてから、やっと小鳥の人生も好転していくので、少しラクに読めるようになる。
小鳥の人生の暗さに比べて、理夢人は出生は複雑だけれどオジバに育ててもらえたおかげで、純粋に育っていく。育つ環境はやっぱりその人となりを決めていくものだから、大切なことなんだと思った。
小鳥と理夢人が出会ってから -
Posted by ブクログ
人生最期の時をどのように過ごすか?穏やかに、安らかに死と向かい合えるか?或いは喚き、叫び、受入れられず苦しんで死を迎えるか?それは、人それぞれ生き様、考え方で違うだろうし、また生きた場所、時代や環境でも違ってくるだろう。 それらのことを踏まえて、この小説を思う。
主人公、海野雫はステージⅣの癌。治療のため、あらゆる方法を試したが全て効果がなく、医者から余命を告げられる。そして人生最期の時を穏やかに過ごすためホスピスの「ライオンの家」に入院する。
「ライオンの家」は、穏やかな瀬戸内海に浮かぶ、地元民が自らレモン島と称する小さな島にある。すでに全てを諦観し寿命と -
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良いお話だと思います。
綺麗で良いお話だと思いましたが、自分と状況がかけ離れている為、あまり共感とか感情移入はできないまま終わりました。でも自分が死ぬ時もこんな穏やかな終わり方が良いなと思いました。
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ネタバレ 購入済み
ろうそくの火が消えるまで
しーちゃんの一生が綴られた物語、楽しく読ませていただきました。
お父さんと梢ちゃんが会いにきてくれたとき、辛くて泣いてしまった。でも会えて良かった。
私にとっての思い出のおやつは何だろう。
小さい頃に母と作ったフルーツ白玉かなぁ。
久しぶりに作ってみたくなりました。
小豆粥も美味しそうだったから食べてみたいな〜。