【感想・ネタバレ】ライオンのおやつのレビュー

あらすじ

人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた――食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

生きると言う事を、あらためて考えさせられる話でした。
自分もいつ死ぬかわからないけど、毎日毎日を大事にしたいと思います。
後半は涙、涙で自室で読むことをオススメします。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

本を読むのが苦手だけど、読み始めてからスラスラ読めてこれなら最後まで読み切れそう!と思った。
風景、景色の表現がすごい上手できれいな海、自然な感じが想像できた!
最後の方は泣きながら読んだ!また読んだらもっと深く理解できそうだからまた読みたい!
この本を読んでなんかやる気がでた!やりたい事、行きたい所は後悔のないようにやっておこうと思った!

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2026年04月02日

Posted by ブクログ

瀬戸内のレモン島にある終末期ホスピス。
海が見える穏やかなライオンの家で、最期に食べたいおやつは?
それぞれの思い出のおやつが日曜の3時にエピソードと共に提供される。
誰のが選ばれるかは運次第。
心に残るおやつの思い出って、大切な人と過ごした楽しい記憶。
自分だったら何を選ぶだろう。
お母さんが作ってくれた缶詰みかんが乗ったレアチーズケーキかな。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

死を意識した経験は幸いにも無いのだけれど、生きながら死を覚悟するということは、こう何度も心が折れる過程を経て、死の間際まで受け入れ難いものなんだろうな。
だってまだ生きてるんだもんね。

雫ちゃんがライオンの家に来てから1~2ヶ月の出来事という日々の濃さに驚いてしまうのと、ホスピスってそういうところなのかと、無知であることの情けなさと、ほんの少し、私はこれまで知ることのない恵まれた環境であったという安堵を感じてしまった。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

一気読みしてしまった!1ページめを開いたら、そのまま最終ページだった。テレビドラマで一度見たはずだけれど、原作には違う良さがあった。多分、涙腺が弛むので、人目のあるところで、読むことはお勧めしない。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心が穏やかになれる本。
瀬戸内の風景も穏やかにさせてくれる。
健康なだけで充分に幸せだと思える。

・思いっきり不幸を吸いこんで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう。
・自分の思い通りになることなんて、ほとんどない。腹を立てて怒ったところで相手を傷つけるだけだし自分も疲れるし、いいことないよね。
・私は街灯のない所まで歩いて行って、そこからもう一度空を見上げた。よーく目を凝らすと、ひとつ、ふたつ、みっつ、と星の輝きが見えてくる。決して、満天の星ではないけれど、それは、ベアさんとメアリーが私に見せてくれた特別な星空だった。私がきちんと見ようとしなかっただけで、星はちゃんとそこにあるのだ。必死になって夜空を探せば、私を見てくれている星がきっとある。
・死を受け入れるということは、生きたい、もっともっと長生きしたいという気持ちも正直に認めることなんだ。
・今というこの瞬間に集中していれば、過去のことでくよくよ悩むことも、未来のことに心配を巡らせることもなくなる。私の人生には、「今」しか存在しなくなる。
・そんなに簡単に自分の生き方を変えることはできないが自分の人生を最後まであきらめずに変えようと努力すること、そのことに大きな意味があるのだと思った。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

自分の死生観を真剣に見つめなおす、いい機会をくれた作品だと思った。

正直なところ読み終えた今の気持ちを言葉にするのは難しい。
だが、今からでも後悔のない、死の間際でも納得できる人生を歩みたいと思った。

私は作中の以下の言葉が深く、深く心に刻まれた。

「今を生きている。自分の体で感じること。
で見て感動したり、触ったり、匂いを感じたり、舌で味わったり。
そういうことは、体がなければできない。」

至極当たり前のことだけど、今の健康な体をがあるから当たり前なんだよな。
いい読書体験だった。

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

悲しい結末ではあったけれど、心がじんわり温かくなる場面がたくさん散りばめており読み終えた後は清々しささえ感じる作品。
涙が止まらない箇所もいくつかあり、どれも色んな感情が入り乱れるものの間違いなく良質な涙であった。
おやつに込められる人それぞれの想いやエピソードもまた涙を誘いどれも素敵なものばかり。
心が洗われる作品だった⭐︎

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2026年02月25日

Posted by ブクログ

本を読んでこんなに大号泣したのは初めてだった。病気になったことや死について、受け入れていたはずだったのに、たくさん葛藤し、考え答えを見つけていく姿は、本当に1人の人生をみているような気持ちになれた。私が考えていたしに対する漠然とした恐怖心が少しなくなった気がした。今、生きているという事実に感謝し、目一杯楽しもうと思った。

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2026年02月23日

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すごくすごくよかった。生と死の話が暗い気持ちになるのではなく、心がすごく満たされるお話だった。死と向き合うことがあれば読み返したいと思える作品だと思った。

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2026年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

だいぶ前に読み終わり、今でも一番好きな本はと聞かれたら挙げる本。

私はずっと、死ぬのが怖かった。
何かをやり遂げられないということより、死ぬ瞬間が、死を待つ時間が怖い。
父と母を看取って、子供を持ち、その思いがどんどん増していった。
当たり前に仏教徒の家で育ったが、信心深いわけではない。
仏壇に手を合わせ、仏像を見て感心し、神社に初詣して、クリスマスにごちそうをたべる。
もっと私の心に宗教が根付いていれば、恐怖心は薄れるのかもしれないとは思っていた。

この本の中には多少「スピってる」場面が出てくる。特定の宗教が表現されているわけではない。
その塩梅がちょうど良くて、すとんと胸に落ちる感じがした。
私は母を信じてみようと思う。
なんと表現したらいいかわからないけど、なにか宗教を信じるとか、神様を信じるというよりも、私の中に息づいている母を信じようと思う。
だから、大丈夫。
子供達にも、そう伝えたい。

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2026年02月14日

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とても泣きました。自分が主人公の立場になったらどうするか。その瞬間に私は生きてきたことに感謝できるように今から生きたい。
人は死の直前まで、変わるチャンスがあるのだから。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

この本に出会えてよかったと切実に思う。何気なく手に取った本。自分はこれからどう生きていこうか、同じくらいの年齢の主人公に惹かれながら、最後はずっと涙を流して読んできた。悲しい涙じゃない。とても素敵な涙を流しながら、心があったかくなるような、素晴らしい本だった

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2026年02月06日

c

購入済み

感動する

ウルっときた。
出会いって大切だなって思った。

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2022年08月09日

購入済み

感謝

母の死ときちんと向き合えなかった私にとって救いとなる1冊でした。
悲しいけれど優しく温かい物語で、素敵な本に出会えたことに感謝します。

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2022年02月19日

Tod

購入済み

ライオンのおやつ

悲しい話ですが、いつかは誰もが逃れられない運命をどのように迎えるのか。考えられるきっかけになります。せっかく受けた生命をどのように終えるのか。自分も考えました。

#泣ける #感動する #深い

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2021年11月21日

購入済み

感動しました

素敵な話でものすごく感動しました。色々考えさせられるので読んで、考えて、泣いて、の繰り返しでした。おすすめです。

#泣ける #感動する #深い

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2021年04月28日

購入済み

集大成

とても重くてとても悲しいけれど,同時にとてつもなく綺麗で力強い集大成。
未知の解放感。
ろうそくの炎のような生き様。
遠い未来ではなく,光り輝く今を生きるお話。

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2021年02月18日

購入済み

ライオンのおやつ

生きていけている事のありがたさ
命があることのありがたさ
当たり前の日常があるありがたさを感じた。

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2021年01月28日

購入済み

生と死

誰にでも訪れる死。
誰も経験したことがない死。
死んでいく人側からの目線で生と死の狭間や死ぬ瞬間を細かく書いている本を初めて読んだ。
ほんとに最後はこんな感じなのではなかろうかと思わされる本だった。

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2020年12月13日

購入済み

美味しかった

彼女の本は、食べることから力を貰って生きる話が素晴らしいが
食べるのがしんどいタイミングで、この本に出会えて
弱ってる人への優しいお粥が、本当に美味しそうで
早速土鍋を使って、お粥を炊いた。
出会えて嬉しい一冊でした。

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2020年08月20日

購入済み

終末期

終末期医療の本を沢山呼んでいます。
とても素敵な本でした。

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2020年05月30日

購入済み

本屋で気になっていたけれど、なかなか手が出なかった本。
読んで大正解だった。涙が止まらない、けれど読み終わったときに何とも言えない爽快感が残る本だった。きっとこれからも読み直したくなる本だと思う。
今を大事に生きたいと思える本だった。

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2020年05月30日

購入済み

涙でぐずぐずです。

引き込まれるように読み進めて行って、気がついたら最後までたどり着いてしまっていました。
だんだん最後のときが近づいているのを感じながら読み進めるのは、辛い瞬間もありましたが、いろんなことを考えさせられるお話でした。久しぶりに涙でぐすぐすです。。

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2020年04月25日

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借りた先輩は2回泣いたと言ってたけど、わたしは読書至上一番泣いた、ずっと泣いてた、ページがこんなに重たいかと言うほど時間をかけて読んだ
涙を引っ込めながら読んでたからか、読むのが辛かった

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2026年02月04日

購入済み

あったかい気持ち

内容は暗い話のはずなのに、終始心がふんわりあったかくなるお話でした。
死=怖いという概念を払拭してくれるそんなお話でした。

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2019年12月16日

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ネタバレ

主人公が亡くなるまでは心の中にいい風が吹いていました。
だからこそ自分の理想を勝手に主人公に押し付けて読んでしまっていました。
亡くなった後の父親家族の様子はわたしは知りたくなかったのだと思います。
主人公がタバコを吸っていたことが意外でした。しかもそのタイミングで吸いに行っちゃう人だったんだ、とか
あのレモン島の景色に一点の黒を落とされた気分になってしまいました。あくまでも自分勝手な思いです。

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2026年03月29日

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食べる、歩くといった単純な動作ひとつひとつが印象深く感じるような、”死”という概念を扱いつつも重苦しくなく、かといって軽すぎることもないその独特な雰囲気が展開に深みを与えていた。

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2026年03月24日

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小川糸さんの本はどれもご飯を美味しく描写する。ホスピスで過ごす主人公の、小さな幸せをみていくうちに、自分も小さい幸せをひとつひとつ大事にしたいと思えた。素敵なホスピス。私もマドンナに看取られて死にたいな。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ホスピスで過ごす、残り僅かな人生。

特に奇抜な事件が起こるわけでもなく、淡々と、日常の美しさが描かれている。

若い女性が、ガンで死にゆく。
それに寄り添う、ホスピタリティ。

おやつ、という、なくても死なないけど、大切にしたい思い出として、再び味わう。

おばあちゃんちで、頻繁に食べた「なごやん
おかあさんが手作りした、やや焦げたクッキー、生地固めなアップルパイ、やっぱやや焦げたレーズン入りのケーキ。
バイト先のおじさんがパチンコの景品でくれた、ブラウニー。
職場で悔し泣きしていたときに、野村さんがくれた飴。

そういえば、おととい、帰り際に、暗闇から、「くりちゃーん!」と榊原さんに呼ばれて、振り返ったら、役員駐車場に、スチャッと前向き駐車して、「おやつ、あげる」と、笑顔で、くまもん焼き菓子くれました。

いや、てか、お菓子、もらってばっかりやな。
あげた記憶が、バレンタインくらいしかないぞ。
それはそれで、あれ?

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

瀬戸内海のホスピスを舞台にしたほんわか温かくちょっぴりせつないはなし。こういう人間群像劇は昔から好きでした。後半ちょっと涙ぐんでしまった。
爽やかな、優しい涙を流したい時におすすめ。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

自分だったら何を選ぶやろう?と考えたけど、意外と難しくて、まだ答えが出せてない。し、今までの自分はそこまで食に関心を持っていなかったんやと改めて知った。食を大事にしたいし、いざという時のために考えておきたいと思った。出産前最後の旅行中に読んだから余計かな?

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

無性に泣きたくなって手に取った一冊。登場人物の紡ぐ言葉がとにかく愛に溢れていて、後半は涙が溢れて仕方ない。主人公の年齢が自分に近いこともあって、死を身近に意識させられた。最後に感謝の気持ちで溢れる主人公。そんな生き方ができているとは到底思えない今の自分を省みる。感動したの一言で終わってまた日常に戻るんじゃなく、主人公の人生を味わわせてもらったこの感覚を私の命のどこかでずっと覚えていたい。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

去年乳がんを経験したので、こんなホスピスがあったらいいなと思った。
主人公のように、最期に人生の醍醐味を味わいながら死というゴールに向かいたいと思った。
マドンナの言葉がどれも心に響く。
「どっち側からドアを開けるかの違いだけです。」と言う言葉が特に好き。

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

年齢を重ねていくと、終の住処を考えるようになり、
いかに周りの方に迷惑をかけずに、終わることができるのかと。しーちゃんの様な瀬戸内の島を、自分も見つけられたらいいのに…と、最後は涙ぐみながら、読み終えました。

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

読んでいてずーーーーーっと胸が締め付けられるような感覚で、心が重く辛かった。

けれど、何気ない毎日や、いま命があることに感謝しないと、という気持ちがどんどん強くなっていった。

『今というこの瞬間に集中していれば、過去のことでくよくよ悩むことも、未来のことに心配を巡らせることもなくなる。私の人生には、「今」しか存在しなくなる。』

この言葉を胸に、今日も今を生きていく。

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2026年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

泣けた
職場じゃなかったらもっと泣いてた
ももちゃんのところがいちばん泣けた
タナトフォビアを回避させてくれるきっかけになるかなぁ

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2026年02月08日

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「病に侵されて死を待つこと」が、実際にどの様な事なのか、今まで想像したことすらなかった。
この本と出会うことができて、それをリアルに想像することができた。
若くして死を間近に感じることの葛藤。
食べるとこ、自然を感じること、当たり前と思っていることは、全て尊いこと。
忘れてはいけないことをたくさん教わった一冊。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

美しい島の描写に酔う 作者の小川糸はきっと、亡くなった後の魂の存在や生きている人の課題、なんてことを興味があってある程度知っているんだろうな、と思う文章、単語が後半ちらほら出て来た。だからからか、その描写はごく自然に読めたし、だよね、みたいな部分もあった。
感動、お涙、というより、島の描写がありありと目に浮かぶようにキラキラして、黄色いレモンがヨーロッパのどこかの島を想起させる感じで、でもどこか日本ぽい田舎風も感じられたところが良かった。美しい風景が読書で広がるのは、本当に素敵な体験。

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2026年03月14日

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今を大事に生きる

日々何気ない今をもっと大事に生きていかねばと思わせてくれる本でした。
すごく優しい気持ちになれました。

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2021年05月04日

購入済み

読みやすい

読みやすく、情景も頭にぱっと鮮やかに浮かぶ文体
テーマは「死」について
登場人物たちもあっさりと亡くなっていきます。

主人公がここホスピスで過ごした時間は一か月ぐらい
人生での一か月は短い期間だと思うのですが

この主人公の雫にとっては間違いなく
人生の最後を飾るにふさわしい一カ月だと思いました

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

死を受け入れるのは、苦しい。雫のように怒りの嵐に狂って、いろいろなことに原因を求めたり八つ当たりしたりすることも容易に想像がつきます。受け入れることで次のステップに進めることも理解しましたが、そのためにはどんな行動が必要なのだろうか…。

本人はもちろんのこと、周囲の人だって知人の死を受け入れるのは苦しいものだと思いました。たくさんの人に見送ってもらいたいとは思わないけれど、「先生」が振り返っていたように、周囲の人たちに感謝やお詫びなどをきちんと伝えたいな。

自分にはまだ死が身近な事象ではないため、少し遠い世界の話に感じられて、感想がうまくまとまっていません。

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

生き方と向き合う話。生きると死ぬは少し似てて、だからこそ常に生き方は考えないといけない。

評価も高く楽しみにしてたけど、個人的にはそんなに好きな作品ではなかった。

設定はすごく好きなんだけど、スピード感がありすぎて、例えば六花にそんなに想い入れることについていけなかったり、その人と向き合うおやつの時間もすごく去るのが早かった感覚でした。
せっかく設定や中身はいい話なのに、勿体無いという感覚が近い気がします。

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2026年01月30日

Posted by ブクログ

人生最期の時をどのように過ごすか?穏やかに、安らかに死と向かい合えるか?或いは喚き、叫び、受入れられず苦しんで死を迎えるか?それは、人それぞれ生き様、考え方で違うだろうし、また生きた場所、時代や環境でも違ってくるだろう。                   それらのことを踏まえて、この小説を思う。
主人公、海野雫はステージⅣの癌。治療のため、あらゆる方法を試したが全て効果がなく、医者から余命を告げられる。そして人生最期の時を穏やかに過ごすためホスピスの「ライオンの家」に入院する。
「ライオンの家」は、穏やかな瀬戸内海に浮かぶ、地元民が自らレモン島と称する小さな島にある。すでに全てを諦観し寿命として己が人生を受入れた主人公にとって、その島の自然、その島の住人、「ライオンの家」のスタッフ、そこで出てくる食事、犬の「六花」、ありとあらゆる物が感謝の対象となる。そして何より「おやつの間」で頂く週1度の「おやつ」に、緩和ケアを受けに「ライオンの家」に集まって来たゲスト(患者)たちの生き様、思いを知り、彼等の人生を肯定すると共に、己が人生もまた肯定に値することを知るようになる。
読んでいて、ある種清々しさを感じる。
ただその反面、何か描かれている「生と死」が軽い!と感じてしまった。それは私だけかも知れないが、この小説のあちこちに散らばっている美しい文章や言葉が何か白々しく感じられたからだろう。いくら美しいからと言って簡単に、あれにもこれにもと感動し、感謝するものだろうか?と、そう思ってしまった。これは私が登場人物たちよりは健康で、「死」を身近に感じてないせいもあるかも知れない。
勿論、「おやつ」に込められたゲスト(患者)やスタッフたちの人生は、読んでいて切ないし、涙を楚々る場面もある。でも、とやはりここでも思ってしまう。ここに出てくる「おやつ」は、リクエストした人たち、作る料理人たちの人生の1部を表しているかも知れないが、全てではないと思ってしまう。でもまあ、この「おやつ」の場面はそれなりにやはり感動的だと思う。
この「軽さ」がいいと思う人もいるかもしれない。また、この作家の作品は、ほど良い「軽さ」が持ち味なのかもしれない。ただ、私はこの手の小説、つまりで「生と死」を扱った話に、「軽さ」はいいが、美しい言葉が並んでいる小説は、ちょっと苦手。「いいお話」であることは間違いないが。

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2026年03月19日

a

購入済み

良いお話だと思います。

綺麗で良いお話だと思いましたが、自分と状況がかけ離れている為、あまり共感とか感情移入はできないまま終わりました。でも自分が死ぬ時もこんな穏やかな終わり方が良いなと思いました。

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2021年10月15日

ネタバレ 購入済み

ろうそくの火が消えるまで

しーちゃんの一生が綴られた物語、楽しく読ませていただきました。
お父さんと梢ちゃんが会いにきてくれたとき、辛くて泣いてしまった。でも会えて良かった。

私にとっての思い出のおやつは何だろう。
小さい頃に母と作ったフルーツ白玉かなぁ。
久しぶりに作ってみたくなりました。

小豆粥も美味しそうだったから食べてみたいな〜。

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2020年05月29日

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