あらすじ
人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた――食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。
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Posted by ブクログ
だいぶ前に読み終わり、今でも一番好きな本はと聞かれたら挙げる本。
私はずっと、死ぬのが怖かった。
何かをやり遂げられないということより、死ぬ瞬間が、死を待つ時間が怖い。
父と母を看取って、子供を持ち、その思いがどんどん増していった。
当たり前に仏教徒の家で育ったが、信心深いわけではない。
仏壇に手を合わせ、仏像を見て感心し、神社に初詣して、クリスマスにごちそうをたべる。
もっと私の心に宗教が根付いていれば、恐怖心は薄れるのかもしれないとは思っていた。
この本の中には多少「スピってる」場面が出てくる。特定の宗教が表現されているわけではない。
その塩梅がちょうど良くて、すとんと胸に落ちる感じがした。
私は母を信じてみようと思う。
なんと表現したらいいかわからないけど、なにか宗教を信じるとか、神様を信じるというよりも、私の中に息づいている母を信じようと思う。
だから、大丈夫。
子供達にも、そう伝えたい。
Posted by ブクログ
死に対する見方がこの本通して変わった気がする
恐怖とかネガティブなことしか考えられらなかったけど、いいものなんだなとも思えた。
自分も宣告受けたら、このライオンの家のような場所にいきたい
雫が余命宣告され、乱れ、プレゼントを壊してしまうシーンは人間味があり、また作品を濃くしてるなあと感じた。
生きてることが、ありがたいんだなあとも感じた。
おやつの時間の前の朗読が好き。もも太郎の元気だったのに、病名分かり余命一年と告げられる。そこから弱音吐かないけど悪くなってって、だけど精一杯闘って。一度だけ泣いたのがお腹空いてアップルパイと答えた、この話が特に印象的。
ろうそくの火が消えるまで
しーちゃんの一生が綴られた物語、楽しく読ませていただきました。
お父さんと梢ちゃんが会いにきてくれたとき、辛くて泣いてしまった。でも会えて良かった。
私にとっての思い出のおやつは何だろう。
小さい頃に母と作ったフルーツ白玉かなぁ。
久しぶりに作ってみたくなりました。
小豆粥も美味しそうだったから食べてみたいな〜。