ライオンのおやつ

ライオンのおやつ

792円 (税込)

3pt

【本書は2019年10月に刊行した単行本に、加筆修正して文庫化したものです】人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。2020年本屋大賞第2位。

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ライオンのおやつ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今の自分には到底向き合えないであろう、人生の最後のお話しなのに、切ないながらも温かい気持ちにさせてもらえた小説でした。
    [ライオンの家]という名の由来も頷けました。
    これまで、当たり前だと思っていたこと、有り難くも感じていなかった事に対し、もっと気づきを持って感じていけば、もう少し素敵な生き方ができ

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    なくならないと気がつかないものは沢山あるのだと改めて気付かされた。今、普通にできていることはとても幸せなこと。食べることも寝ることもいつかできなくなってしまう。だから、今できていることに幸せを感じながら、自分を大事にしていきていきたいな。
    私の周りには大切な人が沢山いる。宝物に囲まれている私はなんて

    0
    2025年12月11日

    Posted by ブクログ

    死に向かっていくお話ではあるけれど、不思議と温かさも感じられた。
    5ページ目の“明日が来ることを当たり前に信じられることは、本当はとても幸せなことなんだなぁと。幸せというのは、自分が幸せであると気づくこともなく、ちょっとした不平不満をもらしながらも、平凡な毎日を送れることなのかもしれない。”は、

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    もう一度自分が病気になったら読みたい。今でもすごく心に響くから、きっと自分の最期が近づいたらもっと1日1日を大事にできるんだと思う。毎日があることに感謝できる本でした。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    この物語のような不思議な出来ごとは、うちの奥様の家系の女性はみなナチュラルに経験している、というか当然のこととして捉えてるっぽいんですよね〜。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    韓国ひとり旅のお供に読んだ本。
    行きの飛行機で泣きそうになってしまった。

    主人公はガンステージ4で余命少しの女性。終末期を島で過ごすという物語。

    自分自身、死ぬことを考えるととても怖くなる。
    その部分をずっと扱っている作品。

    とても響いた。物語の中で幸せというのは、不平不満を漏らしながらも何気

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに小説にのめり込めんだ。
    描写一つ一つが美しく、想像力を掻き立てられた。
    死に向き合う雫さんの気持ちの変化、切なさ、暖かさ。全部好きだった

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    若くして死を迎えることになった主人公が、ホスピスで死と向き合う物語。生きたい、と願う気持ちを受け入れる事も、死を受け入れる事の一部だと気付く。

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    癌と向き合う人たちの姿に心打たれました。その中に出てくる美味しい料理に心がほっこりしました。雫さんとお父さんのエピソードに涙が止まりませんでした。

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    何回この本を読んだか分からないけど、私は今日この本を改めて読みたいと思った。案の定何回読んでも涙が止まらない。そして今も涙が止まらない。

    生きることは、誰かの光になること。自分自身の命をすり減らすことで、ほかの誰かの光になる。そうやってお互いを照らしあっている。

    振り返ると、なんて味わい深い人生

    0
    2025年11月01日

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