ライオンのおやつ

ライオンのおやつ

792円 (税込)

3pt

【本書は2019年10月に刊行した単行本に、加筆修正して文庫化したものです】人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。2020年本屋大賞第2位。

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ライオンのおやつ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もう一度自分が病気になったら読みたい。今でもすごく心に響くから、きっと自分の最期が近づいたらもっと1日1日を大事にできるんだと思う。毎日があることに感謝できる本でした。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    この物語のような不思議な出来ごとは、うちの奥様の家系の女性はみなナチュラルに経験している、というか当然のこととして捉えてるっぽいんですよね〜。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    韓国ひとり旅のお供に読んだ本。
    行きの飛行機で泣きそうになってしまった。

    主人公はガンステージ4で余命少しの女性。終末期を島で過ごすという物語。

    自分自身、死ぬことを考えるととても怖くなる。
    その部分をずっと扱っている作品。

    とても響いた。物語の中で幸せというのは、不平不満を漏らしながらも何気

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに小説にのめり込めんだ。
    描写一つ一つが美しく、想像力を掻き立てられた。
    死に向き合う雫さんの気持ちの変化、切なさ、暖かさ。全部好きだった

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    若くして死を迎えることになった主人公が、ホスピスで死と向き合う物語。生きたい、と願う気持ちを受け入れる事も、死を受け入れる事の一部だと気付く。

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    何回この本を読んだか分からないけど、私は今日この本を改めて読みたいと思った。案の定何回読んでも涙が止まらない。そして今も涙が止まらない。

    生きることは、誰かの光になること。自分自身の命をすり減らすことで、ほかの誰かの光になる。そうやってお互いを照らしあっている。

    振り返ると、なんて味わい深い人生

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    自宅の本棚にいつのころかあり、読まずにいた。本棚を整理していて読み始めたら、久しぶりに読みながら涙が出た。雫から発される言葉が、最近亡くなったわたしの父の死や、身近な友人の病と重なったからだろうかと思う。雫とタヒチ君が海岸でした約束のシーンが、自分の中で映像化された。映像化できる小川さんがすごい。他

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    泣いた。いつからでも人は変えられる、変われる――そう思わせてくれる物語だった。

    「死」という重いテーマを通して、「生きること」や「自分を愛すること」をそっと教えてくれる作品だと思う。

    不器用ながらも、せいいっぱい生きようとする雫の姿に、心を打たれた。
    死を見せてくれることで、今の自分の幸せが静か

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    「なんちゃってホットサンド」の中で、小川糸さんが四国に行った話があり、「この人達やワインに出会わなければ、ライオンのおやつの田陽地(タヒチ)君は生まれなかった」とあったので気になって購入。
    余命を告げられ、瀬戸内の島のホスピス「ライオンの家」に入った雫が最後の日々をしっかりと生き抜く物語。途中読むの

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    思っていたよりもずっと良かった。
    誰もがライオンの家のようなホスピスで最期を迎えられたらいいのにな。
    自分はどんな最期を迎えるのだろうと考えさせられた。
    病気になって良かったとは決して言えないけれど、病気になったからこそ得たものがあるという事実。病気のお陰じゃなくて病気をきっかけに動いたり考えたり出

    0
    2025年10月22日

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