食堂かたつむり

食堂かたつむり

小説・文芸
792円 (税込)

3pt

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おいしくて、いとおしい。 同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。 山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。 それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。 巻末に番外編を収録。

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食堂かたつむり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    料理人の主人公が自然と人と向き合って作る一品。料理の数々は目に浮かぶようだった。
    料理を通じてだんだんと雪解けに向かっていく母と娘のストーリーに引き込まれた。
    フクロウ爺と手紙、、のところは涙なしには読めない。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    食材に対して命をくれたという考え方が凄く良かった
    鶏や牛なども生きたいけど人間の食料の為に命を落としているから、その命を無駄にしない為にも大切に残さず食べようと思えた。

    倫子の本当の名前の由来を聞いて、いいお母さんだなと思ったし倫子の思い込みで、おかんのことを忌み嫌っていて、おかんが亡くなってから仲良くすればよかったと後悔していたので親はいつ亡くなるか分からないからコミュニケーションをしっかり取って思い込みで判断するのは辞めようと思えた。

    最後のハルミくんとサクラちゃんのエピソードもとても素敵でホッコリした。
    ハルミくんの気遣いと言葉遣いにキュンとしたし、見習おうと思えた。

    おかんの希望でエルメスを食べてしまうシーンが悲しかった。でも生き物の食材に感謝して食べようと思えた。鳩を食べるシーンがあって鳩って食べれるんだってなった笑

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    糸さんの本はご飯の話が多い。そして美味しそう。しかも温かくて優しい気持ちになる。
    お母さんが破天荒すぎる。母の相手が嫌なキャラすぎたがご飯で静かに涙して気持ちを置いていくシーンは良かった。熊さんとくっつくかなと思ったがそうではなかった。フクロウ、そうきたかぁ。手紙がユーモアもあるしほろりとくる。
    おっぱい山の頂上付近はレースのブラジャーをつけたようにうっすらと白くなっていた。とか表現が可愛かったりするところがまた良い。

    0
    2026年08月14日

    Posted by ブクログ

    小川糸さんの本は心が少し弱っている時に読むと言葉一つ一つが暖かくて優しい涙が出てくる。気がつけばボロボロ泣けてふと優しくなれる魔法をかけられた気分になります。

    主人公の倫子はインド人の恋人がぬか床以外の全ての荷物と一緒に姿を消してしまってショックで声が出なくなってしまう。というところから物語は始まって、いろんな人と出会い。苦手だった人の素敵な一面を知ったり、おかんとの仲も少しずつ縮まったり、命の大切さをより一層実感して感謝したり、失ったものを一つずつ拾い集めていくような、大切なことに気付いていくような、素敵なお話でした。
    倫子でいう「料理」のような自分の軸や強みを何か一つでも持っておくべきだなと改めて思いました。その軸が何かあった時に自分に手を差し伸べて助けてくれる時がくるのかなと。それを探すのもまた人生である。みたいな事なのかな。

    おいしそうなお料理が沢山でてきて、読後はいつもよりちょっとだけ手の凝ったお料理を作ってしまいました(笑)

    0
    2026年07月17日

    Posted by ブクログ

    小川糸さん2冊目。小川さんは本当に起承転結がしっかりしていて飽きずに読める。途中頓挫しかけても、また戻ってくる。なんだかジワジワはまる系である。料理(食)を通して人と自分と分かち合いながら生きていくの人間らしくていいです。珍しい食材や調理法が面白かったり、お客さんの人間模様も色々あって良かった。

    0
    2026年05月25日

    Posted by ブクログ

    中学生の頃に読んだけどこの小川糸ブームの渦中、読むしかないと思い再読。最初の数ページで引き込まれる。ごはんも美味しそうだしほろりと泣ける。読んだあとは温かい気持ちになれる。りんごちゃんの性格が大好き。

    0
    2026年05月19日

    Posted by ブクログ

    酸いも甘いも噛み分けた小説だなあと。
    生きていくということは、どんなに優しい世界でも綺麗なことだけじゃないなと思った。

    0
    2026年10月08日

    Posted by ブクログ

    美味しそうな料理いっぱいのストーリーに、どんどん引き込まれて楽しく読めました。本編の読後感は気持ち良く、スッキリしたのですが、その後の番外編は要らなかった…スッキリしたところで、読み終えたかったなぁと。それが正直な気持ちです。

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

     食堂かたつむりの女主人と母親との確執、そして食堂を訪れるお客様との心温まるお話。

    繊細で、自然豊かで、ピュアな表現がたくさんある一方で、下世話な表現も入り混じっていて、少し違和感のある文章だと感じた。

    でも、その違和感も含めて、この作品なのかもしれない。

    人の人生は、美しいことや優しいことだけではない。人には、醜い部分や、目を背けたくなるような一面もある。

    そんな人間の両面を、美しいものと醜いものを混ぜ合わせながら書いているのかもと感じた。

     

     

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    山で食堂を始めた繊細な女の人の話だったような…と、あまり内容を覚えてなかったので、小川糸さんのデビュー作を久々に再読です( ´Д`)=3

    恋人に何もかも持ち逃げされ、声も失った倫子が、どん底から食堂を開き、料理を通して自分を取り戻していくストーリー。自然の恵みも相まって料理が出来上がると心が温かくなります。
    一方で後半の命をいただく描写は、文章だからどうにか読めたものの、映像だったら目を背けたくなるだろうなと思いました。命の重みを受け止める耐性や器の広さは持っておきたいし、ただ優しいだけではない食・生きることの泥臭さを感じることができました。

    『なるべく静かにしていようと決めた。水の中で魚が動き回れば濁った泥水になってしまうけど、心を穏やかにしていれば、やがて泥は下に沈み、上の方はきれいな水になる。わたしは、きれいな水でいたかった。』

    『もっと胸を張って、堂々と生きなさい。きちんと地面に足をつけて、呼吸をしなさい。あなたみたいに偏屈な子供は、もっともっといっぱい遊んで、恋をして、世界を広げなさい。』

    2026.9

    0
    2026年09月24日

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