作品一覧

  • ライオンのおやつ

    ライオンのおやつ

    小説・文芸

    4.5
    1巻792円 (税込)
    【本書は2019年10月に刊行した単行本に、加筆修正して文庫化したものです】人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。2020年本屋大賞第2位。
  • 小鳥とリムジン

    小鳥とリムジン

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    『食堂かたつむり』で「食べること」を通して、『ライオンのおやつ』で「死にむかうこと」を通して「生きること」を描いた小川糸が描き出す、3つめの「生」の物語。愛することは、生きること――苦しい環境にあり、人を信頼することをあきらめ、自分の人生すらもあきらめていた主人公が、かけがえのない人たちと出逢うことで自らの心と体を取り戻していく。勇気を出してお弁当屋さんのドアを開けたことが彼女の人生を変えていく。
  • ライオンのおやつ

    ライオンのおやつ

    小説・文芸

    4.4
    1巻1,650円 (税込)
    人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた――食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。

ユーザーレビュー

  • ライオンのおやつ

    Posted by ブクログ

    ツバキ文具店を読んでなければ、この本は読んでなかったと思う。興味を惹かれるタイトルと本屋大賞2位、そして小川糸さんの著書、読む動機は十分だった。読んで良かった。夢中になって読んだ。人生の意味とは。なにが人生で価値があるのか。そういうことを考えさせてくれた。物語の終盤は予想外だった。こういう終わり方になるなんて。小川糸さんの他の著書も読みたくなった。

    0
    2026年10月11日
  • ライオンのおやつ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2026/10/11 読み終わり

    何から書こうかすごく悩むけど、まずこの本を紹介してくれた親友に心から感謝したい

    ものすごく泣いてしまった。

    この本を読みながらいろんなことを考えた。
    私にいろんな形の愛を注いでくれる母や、一見無関心なのかな?と思うけどそれでもいろんな形で守ってくれる父、人として完全に好きではないけれど、心のどこかで愛している姉のことを思い出した。家族仲が完全にいいわけではないと思う。

    気持ち悪くて大嫌いで、いなくなりたい、いなくなってほしいという気持ちにさせるのも家族で、どうしようもなく愛してるのも家族だなと思う。

    読んでいる時この本を紹介してくれた子のことをよく考えていた。その人はとんでもない包容力で私や周りを包み込んで愛してくれるし、この本を読んでいて、その人思想だとか、愛だとか、この本を私に選書してくれたことだとか、いろんなものを受け取れたなと感じた。
    その人は私から見てどことなく儚くて、他者に対して深い詮索や介入をしない人で、こっちが自分の話をするのを待っていてくれるというか、受け止めてくれる人で、本の中に出てきたマドンナとその人がどうしても重なってしまい、マドンナが雫や他のホスピスの住人にかける言葉がその人が私にかけてくれる言葉にすごく重なっていて、読んでいてその人の愛に包まれているような読書体験で、泣いてしまった。どこか俯瞰していて優しくて綺麗な世界を持つその人の根っこはこのほんと深く繋がっているのかなと感じた。
    どうしようもなく泣いてしまった。

    友達のことも考えた。
    自分は知り合いはたくさんいるけれど、心からこの人は私の友達で、本当に大好きだ。と呼べる人は少ない。友達になって深く好きになった時、沢山愛を注いでその愛を返してもらった時のことを考えて泣いた。
    自分は一人じゃないし自分次第で別世界になれるんだよということを深く教えてくれる本だなと思った。

    深く感動したシーンが二つあって、
    一つはタヒチ君と海辺でキスをする場面。どうしようもなく美しくて切なくて、本を読んでこんなに誰かを恋しく思って泣いてしまう自分に驚いた。
    他の感想を見ると瀬戸内の海が見たいという声がよく見られたが、私も心からそう思った。

    二つ目は、雫の死後二日目、マドンナの回想編。

    情の深い、美しい言葉。きっとあなたの人生そのものが、おいしかったのでしょう。本当に、見事なしめくくり、大往生でしたね。

    この文章がどうしようもなく心に刺さった。
    これほどまでに相手を思った愛があるのかと思った。

    雫の人生や、マドンナ、ホスピスでの暮らしを私も体験することができて本当に本当に幸せだった。

    改めて、この本に出会わせてくれて本当にありがとう。

    また会ったときに感想話し合おうね。

    0
    2026年10月11日
  • ライオンのおやつ

    Posted by ブクログ

    最期の時間を過ごすライオンの家。

    看護師としてこんな時間を提供できたらなあと思う場所だった。
    最期っていうと本人も家族も悲しい、終わり、辛い、みたいなイメージがあるんだろうけどそれだけじゃないなと思えた一冊。
    涙は出るけど心が温かくなる本だった。

    0
    2026年10月11日
  • ライオンのおやつ

    Posted by ブクログ

    若くして癌を患う。生きる希望もない、しかし死を受け入れるには早かった。死とは、悪ではない。体と魂が分離するだけで、魂は残り続ける。死を受け入れ、前向きになっていく。最後にどんなおやつを食べたいか、私も考えておこう。

    0
    2026年10月10日
  • ライオンのおやつ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    余命宣告をされ、残り時間の少なくなった雫。ライオンの家というところで最期を迎える。
    毎週日曜日に行われるおやつの会。入所してる人たちの思い出のお菓子を忠実に再現しふるまう。
    様々な思い。人生。希望。絶望。悲しみ。後悔。色々な感情をそれぞれもっている。そんな人々の気持ちをおやつとして提供するという温かい内容がすごく心に響いた。マスター、アワトリス氏などの死。いや、最期それぞれ泣いちゃった。
    でも、豊かな素敵な綺麗な最期が描かれてた。

    主人公の雫の最後には六花の飼い主、母親がでてきて雫は1人じゃなくいろんな人から支えられてる女性なのだと実感した。
    父親とも再会できたところなんか涙腺が.....

    一つ悲しいなと思ったのは雫が癌にならずにタヒチに出会ってたらどんな人生を送れていたのだろう。
    最期の六花と一緒に雫が亡くなってからの3日目あの思い出の場所で手を振り続けマフラーが風で靡く瞬間。もう。涙が。。。。

    読んでいる空間がやや冷えるところでしたが、この小説でこころがポッカポカになりました。
    読まないと後悔する本であると同時に読んでない人にぜひ読んでもらって、人生というのはもちろん儚いものであると同時に、酸いも甘いも一日一日を生きていることに感謝して生きていかなければならないと考えさせられました。

    0
    2026年10月09日

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