【感想・ネタバレ】とわの庭(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

盲目の女の子とわは、大好きな母と二人暮らし。母が言葉を、庭の植物が四季を、鳥の合唱団が朝の訪れを教えてくれた。でもある日、母がいなくなり……それから何年経っただろう。壮絶な孤独の闇を抜け、とわは自分の人生を歩き出す。おいしいご飯、沢山の本、大切な友人、一夏の恋、そしてあの家の庭。盲導犬ジョイと切り拓いた世界は眩い光と愛に満ちていた。涙と生きる力が溢れ出す感動長編。(解説・平松洋子)

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匿名

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後半の展開に驚き

前半は幸福感溢れる生活が描かれていてテンポも緩めだったのに、後半は次々に変化する状況、明かされていく真実に飲み込まれるかのように一気に読み。

人は善しか選ばない。
その人がどうしてそれを最善だと思ったのかと考えを巡らせると心が痛む。
そんな中でも自分を見失わず、新しい礎を築いていった主人公の生き方は爽快感が残った。

#癒やされる #切ない #ドキドキハラハラ

1
2024年11月28日

Posted by ブクログ

 盲目の女の子とわは大好きな母と二人暮らし。でもある日、母がいなくなり…。とわの成長物語り。
 母と娘の呪縛を絡めながら、とわは自立していく。孤独や、飢えに苦しむ場面は、物語りに引き込まれる。早く抜け出して〜って祈る様に、ページをめくった。一方で、苦しみだけではなくて、庭の移ろいや、鳥の声、本を読む時間、人とのつながりなど、人生の輝きもある。
 結局、親の愛情も、親から受けた傷も、人生を歩む中で少しずつ自分のものにしていくしかないのだと思う。
 母の呪縛から完全に自由になることは難しいかもしれない。それでも、自分の幸せは、自分の力でつかみ取るしかないのだと感じた。

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2026年09月12日

Posted by ブクログ

衝撃的な内容でしたが、ラストは穏やかな気持ちで読めてよかったです。どんな悲劇も、終わりよければすべてよしなのかなあと思いました。

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

目の見えない主人公が、母親との暮らしを経て、ひとりで生きて行くに至るまでの物語。前半は少し怖く感じたが、後半には希望を感じた。

0
2026年07月05日

Posted by ブクログ

とてもよい終わり方だった! 最初の方はドキドキしたけれど、主人公が過去の思い出も大切にしながら前に進めるようになってよかった。人のあたたかさに触れられる作品でした。また読み返したい。

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2026年06月04日

Posted by ブクログ

視覚以外の感覚を感じること。四季のうつろいの美しさ。読み終わった時、何が、どこが響いたのか、わからないけど、私の内側の深いところから、涙があふれました。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

この本では盲目の人がどのような感覚を持って生きているのか、特に盲導犬ジョイとの関わりの中でありありと描かれている。
私は小川糸さんの『ライオンのおやつ』がとても好きだが、この方の作品にはどれも読者が明日を生きるエネルギーを与える力があるように感じる。

主人公は誰から見ても辛い境遇の中で過ごしていたが、当の本人はそんな過去からも光を見出し、それをこの先を生きる糧とすらしている。当の本人は否定してはいるが、こんなにも生きる力を持った人の姿を見れることは、読者としてとても前向きな気持ちにさせられた。

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半は本当に読むのが辛かった。
「もうやめて!!!!」と何度も思いました。

後半はジョイと出会って前向きに生きていくとわちゃん。とっても素敵でした。

目の見えない女の子の話、という情報は知っていたのですが、それ以外は何も知らない状態で読み始めました。
読んだ時期がたまたま自分の30歳の誕生日の数日前だったので、このタイミングでこの本に出会えたのは奇跡かも!と思いました。
後半の写真館でのシーンは電車の中であやうく泣きそうに。

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2026年09月03日

Posted by ブクログ

目が見えない十和子ちゃんが一生懸命に生きていこうとしている姿がとても良かったです。
身近にいる大切な人、食、暮らしを当たり前だと思わず感謝しようと思いました。

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2026年09月01日

Posted by ブクログ

母娘二人で過ごしていたのに…盲目の少女が背負う過酷な人生。そんな境遇なのに、優しい風が吹くのは何故?様々な友達が彼女の回りに集まり、少女から大人の女性して成長させてくれる。それを見届ける様に読み進めへ穏やかにさせてくれる

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2026年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分が仕事をしていた分野の内容が多々あり、
容易に描写が想像出来、
前半は読んでいられず飛ばしたところもチラホラ。
後半は、人間としての生き方をしていたのでようやく読めた。
実際にあった話かと思うほどのリアルさがあり
療養中の身でありながら仕事がしたくなってしまった。
個人的な仕事の事を思い、
障害者支援はやり甲斐があったんだな、とつくづく思える作品だった。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あたたかい気持ちで読んでいたら途中から様子がおかしくなりショッキングな展開に
でもジョイと出会ってからどんどん世界が広がって、またあたたかい空気感の物語が紡がれていってよかった

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

読み始めと読み終わりでまるっきり作品の印象が変わった。
庭とともに時間の経過を感じる文面から、自分自身も読みながらどれくらい時間が経っているのか予想しながら読み進めた。
母と娘の関係性については、繰り返し読んでみると見え方が変わるかもしれないと思ったので、積読してみようと思う。

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2026年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半とにかく辛かった。お母さんとの温かい時間があったから余計にとわの1人でなんとか生きていたあの時間が本当に辛かった。やっと人の目に見つかって、救いの手が差し伸べられて、少しずつとわが変われていくところでようやく安心した。

とわが感じていた香りとか、情景が伝わって、とわが感じでいたように自分も感じることができた。目が見えない人も香りとか音とかでどんな風に感じているのか、どんな風に生きているのか分かった気がした。目が見えてる人以上にいろんな情報があって、色とりどりな世界が広がってるんだなぁと。
あとジョイかわいい。

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

書店でこのメルヘンチックな表紙を見て、カバー裏のあらすじと最初の2ページを読み、私は次のような物語を想像した。

盲目の少女「とわ」が、優しく愛溢れる賢い母親に育てられ、強く優しく育っていく。けれど、途中でお母さんが亡くなって一人になり、施設に預けられる。厳しい環境の中でもお母さんに教わったことを活かし、強く賢く生き抜き、最後は幸せになっていく――そんな感動ストーリーだと。

大筋では合っていた。だが、読み進めるにつれて細部が全然違う方向に進み、思いがけない展開になっていく。

物語は、とわが感じ、理解した子どもの視点で語られていくが、最初からどこか違和感を覚えるところはあった。

まず、とわはお母さんと一緒に一日中家の中で生活している。本を読んでもらったり、世の中にあるいろいろな物について教えてもらったり、手作りの料理を食べたり、それはそれは楽しく幸せな生活だ。でも、お母さんが仕事もせずに、どうして一軒家で暮らしていけているのだろう?それは「オットさん」という人が、生活に必要なものを1週間に1回運んでくれているからだった。

では、そのオットさんとは一体誰なのか?という疑問が出てくる。ここで推測が働く。きっとお母さんは誰かの愛人で、認知されない子どもを産んだシングルマザーなのだろう。その愛人はお金持ちで、二人に家と生活費を与えてくれているのだろう、と。しかし、そのオットさんは二人とまったく接触がない。物を家の前に運ぶだけで、会うこともないのだ。ということは、愛人ではない?では誰なのか?

物語が進むにつれ、オットさんからの現物支給が途絶えたらしく、お母さんは夜の間だけ、たまに働きに出るようになる。夜の仕事?
それでも、翌朝とわが起きると、お母さんはいつものように家にいて、優しい声をかけてくれるし、ホットケーキも焼いてくれる。だが、お母さんの夜の仕事の回数が増えていくにつれ、とわの世話はおろそかになっていく。このあたりから、だんだんとお母さんの精神状態が不安定になり、壊れていくのがわかってくる。
あんなに愛情たっぷりに育ててくれたのに、ネグレクトの状態になっていくのだ。何が起こったのかもわからないとわは、ただ狼狽するしかない。ここから、孤独で凄惨な、生活とも言えない人生が始まる。

最終的に、大人になったとわは福祉の支援を受け、一人で生きていけるようになる。その過程で、お母さんの驚愕するような正体と、オットさんが誰だったのかが明らかになり、大人の視点から当時何が起こっていたのかを理解していく。

あんなお母さんだったけれど、とわの持つ強さや優しさ、そして賢さは、幼少期にたっぷりの愛情と知識を与えられたことが確かな土台となっているのだろう。そう強く感じさせられる作品だった。
とわの「あんなお母さん」は私のとは全然違うけど、私の母も別の意味で「あんなお母さん」だったから、心が揺さぶられた。

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2026年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中まで、母と娘の愛情の物語だと思っていた。油断していた。壮絶で表現がリアルで暗い暗いページが続きました。最後は希望に溢れる気持ちの良い終わり方で一安心。小川糸さん恐るべしと思った作品。

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2026年07月06日

Posted by ブクログ

途中、かなり重たい話だなと思ったけれど、重たい部分があったからこそ、ささやかな光を輝かせられる、強い主人公の話だった

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2026年06月19日

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孤独と壮絶な人生を進む中で、たしかにそこにあった愛を見つけることができてほんとに良かった。庭には目に見えない宝物が沢山ちらばっているんですね。私もそこに座って感じてみたいです。とわさん、お幸せに。

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2026年06月04日

Posted by ブクログ

本当に柔らかい気持ちになれるから、心が疲れたときに小川糸さんの作品を読んでるけど、これも心が豊かに強くなれる作品だった。

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2026年05月23日

Posted by ブクログ

主人公が極限まで追い込まれた時の自ら起こした行動と生命力の強さに感動しました。どんな状況でも希望を捨てない力強さや光を感じるような物語でした。老人とロバのエピソードは、その手があったか!と目から鱗でした。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

余りにも、おどろおどろしい。途中とばし読み。30才の誕生日、写真屋さんの家族ぐるみの対応には救われました。そして10歳の誕生日の笑顔の記念写真、ホロリ!

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気読みした。今までに読んだ虐待・育児放棄の小説の中でも、いちばん壮絶だったかもしれない。途中まで愛されていた記憶があるのが、壮絶さを和らげてはいたけれど。
ずっととわ視点だから、匂いや音で世界を感じている表現が繊細で、逆に視覚で感じるものはあまり描かれていない。視力のある人生を生きてきた人には想像のつかない世界を、想像させる力が素晴らしい。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

盲目の少女が大人になり自立するまでの物語。健常者から想像する盲目の人が母親に見放された後の状況にはかなり緊迫させられました。盲目の人の感覚をうまく?とらえられていて作者はかなり取材をされたのだろうと想像しました。盲目の人の気持ちをほんの少しだけ体験出来た気持ちです。
次第に好転していくとわの人生にほっこりする後半も楽しく読めました。盲目で見捨てられた人生を過ごすと意固地になりがちかと想像しますが、肝心なのはその人の気持ちなのでしょうね。盲目の人たちがこの本を読んで勇気づけられるのではとも思いました。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

前半部分は読むのが辛くて、何度も途中で読むのをやめてしまいたくなった。ただ後半になるにつれて一転してサクサクと読めた作品でした。

十和子ちゃんが、数少ない支えてくれる友人や盲導犬のジョイと出会い、新たな道を切り拓いていく姿には心に沁みました。
その後の十和子ちゃんもどうか幸せに暮らせてますように…

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半よくわからないまま読んでた。主人公の感じていた無知を追体験してるみたいだったので、今度は後半を知った上でもう一度読みたい。でも、あの意味のわからなさを主人公と一緒に体験できるのは1回目に限られるなと思うともったいない。

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

とわの前向きな姿勢に元気付けられるお話だった。実の親にひどい仕打ちをうけ、恵まれた環境とはいえない境遇であったものの、庭の植物や遊びに来る動物を愛でる優しい心を持ち合わせ、四季を感じとることに楽しさを見出だしたり、支援をうけて独り立ちすることになってからも、他者への感謝を忘れないところが、すごく素敵だなと思った。
当たり前の日常の一つ一つに感謝をしたくなるお話。

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2026年07月17日

Posted by ブクログ

生まれた時から目が見えず母と2人で暮らしてきた主人公のとわ。ある日頼りの母親が姿を消す。
壮絶だけど、勇気をもらう。目が見えない世界がこんなにも光で溢れててカラフルなのか。生きてるって感謝の連続だ。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

こんなに悲しい物語なのか。
小説の世界でも悲しいのってなんでなんだろう。
盲目の少女の世界の捉え方には勇気づけられたけど
境遇があまりにも辛すぎるよ。

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2026年05月27日

Posted by ブクログ

自然のもたらす力は大きいな〜と改めて

目の見えない世界とは考えても考えきれない。目が見えないことは、わたしの中ではマイナスなイメージであったが、目が見えないからこその良さはあるのだということを伝えてもらった。
目が見えないということだけでなく、わたしの中にあるマイナスだと思う要素にもそのマイナスがあるからこそ、、!という捉え方が出来るはずだ、そう思えた。

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

夢中で一気読みしてしまった。
小川さんの作品は、どれも優しさがあふれていて、ソファに深く座って安心して読める感じが好き。とわがとても愛おしい。

ただひとつだけ、自分にはどうにもラストがしっくりこなくて。
とわは母から暴力を受けて、最後には捨てられたのよ。壮絶な虐待なわけよ。それなのに、「母は私を愛していた」とか「母を抱きしめてあげたい」って、まだ昇華してないのか? なんか救われないよ・・・

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

母親に置き去りにされた盲目の少女のお話。
前半は母と娘に怖さと気持ち悪さ、1人になったとわの生活にちょっとしんどさを感じた。
後半は、救われてようやく人として生きていくとわ。

目は見えないが、匂いや感触、音で様々なものを感じていく。
大切な友人にも恵まれ、盲導犬ジョイとの幸せな生活もはじまった。
1人で生きていくとわが、もし母親と最後に会っていたらどんなことを話すのかなぁと想像してしまう。

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2026年01月31日

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