作品一覧

  • 完璧な小説ができるまで
    3.7
    1巻737円 (税込)
    人気小説家・相崎一歌の監禁事件。暴走したファンによる犯行かと思われたが、逮捕された月村荘一は高校時代の友人だった。 取調室で「ぜんぶ小説のせいだ」と何かにとりつかれたように訴える月村。彼は相崎一歌になりすまして執筆していたという。二人の間に一体何があったのか。問いただす刑事を前に、月村は驚くべき告白を始めた――。 すべてを語り終えた先に待ち受けていた驚愕の真相とは? 二転三転する展開に一気読み必至の衝撃サスペンス!
  • ぼくらが死神に祈る日
    4.8
    1巻715円 (税込)
    “教会跡地の神様”って知ってる? 大切なものを差し出して祈るの――。 突然の事故で姉を失った高校生の田越作楽。悲しみにくれる葬儀の日、それと出会う。 「契約すれば死者をも蘇らせる」 “神様”の正体は、人の寿命を対価に願いを叶える“死神”だった。 余命4ヶ月。寿命のほとんどを差し出し姉を取り戻した作楽だが、その世界はやがて歪み始める。 かつての面影を失った姉。嘲笑う死神。苦悩の果て、ある決断をした作楽に、人生最後の日が訪れる――。 松村涼哉も激賞! 第27回電撃小説大賞で応募総数4,355作品から《選考委員奨励賞》に選ばれた青春ホラー。

ユーザーレビュー

  • ぼくらが死神に祈る日

    Posted by ブクログ

    命を対価に願いが叶うなら、僕はその選択肢を選ぶだろうか…
    この本は高校生の作楽が神?であるモーンガータに会い、事故で亡くした姉を生き返らせる事から始まる。彼はその代償としてなんと余命4ヶ月…!彼なりに出来ることを模索し、色々と奮闘するが空回りしたり、彼の姉は前とは違い……
    最後まで目が離せない展開かつ涙無しには読めない話でオススメです!

    0
    2025年10月20日
  • 完璧な小説ができるまで

    Posted by ブクログ

    とてもおもしろかった。

    ハラハラドキドキという展開ではないが、
    あまり他では読んだことがないようなストーリーで、
    最後まで新鮮だった。

    小説家という職業の人は、実際にこんな思考で生きているのだろうか?

    程度問題ではあると思うが、ストーリーを生み出し、言葉を紡ぐことに命をかけていることがよくわかった。

    0
    2025年05月30日
  • ぼくらが死神に祈る日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラストシーン、泣きました。
    主人公とその姉がお互いに自らの命と引き換えに相手を
    生かそうとし、相手のものを破壊すれば自らの望みが叶う
    契約書-十字架のネックレス-を破壊するため、
    兄弟で殴り合い、泥まみれになりながら本音を叫び合う。
    正確かつ繊細な表現のおかげで、場面の理解も容易く
    まるで自分がその場に居合わせたような気になれました。

    最序盤(というか1番最初)に事故死した姉のことを
    主人公が「僕が殺した姉」と呼んでいるのもあり、
    己の不甲斐なさに自責の念を抱いていたことが
    よく分かりました。その上でのあのラストシーン。
    私は泣かずにはいられなかったです。

    死神-モーンガータ-がドス黒い性

    0
    2024年01月15日
  • 完璧な小説ができるまで

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ホラーではないのに、予想以上に怖かった。今年読んだ本の中でベスト3に入るくらい。
    「花束は毒」とか、こういう執着系に自分は恐怖を覚えるんだなと再確認出来たお話だった。
    読み終わった今でも衝撃がすごい。
    やっぱり怪物とか幽霊とかより人間が一番得体が知れない。
    今読み直して気付いたけど、261頁のペンネーム変えた、崎の字が一緒くらいって…
    この作者さん、川崎さんですね……

    0
    2025年10月24日
  • 完璧な小説ができるまで

    Posted by ブクログ

    作中、自分は何回転させられたことか。

    高校の文芸同好会に所属する3人で
    誰が1番最初に完璧な小説が書けるか。
    ・・・そんな青春小説だと思いたかったが、
    冒頭の時点でそうではないことを知らされている。

    彼らに何が起きたのか。
    ラストはただただ言葉を失った。

    0
    2025年07月02日

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