剛しいらの作品一覧
「剛しいら」の「匣男」「愛され過ぎて孤独」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「剛しいら」の「匣男」「愛され過ぎて孤独」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
1996年『一枚の遺書』でデビュー、同作で白夜書房の新人賞と第12回月間イマージュクラブ賞受賞。『百日の騎士』(イラスト:亜樹良 のりかず)、『甘い想い出』(イラスト:山本 小鉄子)などの作品を手がける。
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下半身に問題のある節操のなさで有名な医師の八千草毅。
いきなり3歳の空汰を息子だと言われ引き取り愛おしさを持ちつつ節制の日々に悶々としていた矢先美しい男真々田明美を見かけ…。
事件はシリアスでサスペンスドマラのようなんだけれど毅の下半身から来ているような発言や行動がおかしくて笑ってしまいました。
それに悩みながらも受け答えしてる良美が何とも可愛いのか何なのかも。
空汰がこれ又邪気の無い可愛いさで。
子育てもしっかりするけど良美との関係も大切しながら、と良美に毅が今までの人とは違う「愛情」を持てて良かったかな。
良美もはじめは毅の欲望に忠実さに呆れながらも好きになっていけたし。
これからは
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旧財閥の跡取りで船舶会社副社長の風宮には狭いところに入りたいというおかしな性癖がある。
八年前に目の前から消えた幼馴染みの祐一朗だけは理解し支配していた。
いきなり現れ秘書となり…。
不思議な感覚を覚えました。
閉所恐怖症ならぬ広所恐怖症の風宮。
家族に疎まれて居場所もなくオドオドしていて情けない人間だと思っているけど祐一朗はそんな風宮が好きで仕方なく。
隠れん坊の風宮を探せるのは祐一朗だけ。
お互い歪みまくってるけど求めるものは同じ「お互い」だけ。
風宮をスーツケースにて、には始めは「それは…」となったけど読み進めていくうちに納得するものがあり。
「匣」風宮にとっての本当の「匣」は
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元フレンチのシェフの巽は資金繰りで上手くいかず店を潰し頼りの兄にも断られどうすべきか途方に暮れていた所で父から居酒屋の主人坂東という名前を出され行けと言われる働かせて欲しいと頼むが断られ、しかし諦めずついに…。
巽の潔さ(世間知らずの坊ちゃん故とも)が何とも良いです。
坂東の過去が中々壮絶で。
でも擦れることなく人として尊敬できて巽が惹かれてしまうのは当たり前かなと。
巽の過去の辛い思い出も坂東のおかげで塗り替えられてとお互いに良い効果をもたらした出会い出会ったのではないかな。
坂東への復讐を果たそうとした男の身勝手さには腹立たしかったけどこの事により2人の間にはまさに「命いただきます」の言
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シリーズ3作目。
音彦の愛してやまない飛滝が海外ドラマへの出演が決まり3ヶ月イギリスで過ごす為に離れ離れに。
役そのものになってしまう飛滝は自分を忘れてしまうのではと不安にかられ顔が見れるだけでもとイギリスへ向かう。
そこでまさに役の「男爵」になってしまっている飛滝と再会し…。
ここまで役になりきる、そのものになってしまうのって凄すぎて。
そんな飛滝に不安になりながらも、でもそんな飛滝だからこそ惹かれ惚れてと音彦の色々な葛藤が読んでいて良かった。
ラストの「死ぬ時は手を握ってあげる」という音彦。
切なさもあるけど幸せな最後になるんじゃないかなと。
1から音彦が役者としても人としても成長して
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前作で恋人同士となった音彦と飛滝。
甘く過ごす2人。
そんなある日音彦に主演ドラマのオファーが。
その敵役として飛滝をと言われ…。
飛滝の本当の顔がやはり掴めない。
そんな飛滝に音彦は疑心暗鬼になりながらも好きな想いは強くなっていて散々悩まされて、しかも飛滝の提案し、実行された事が凄くて驚きました。
役になりきってしまう、その役本人になってしまう飛滝が怖かった。
でも音彦も負けること無くその役になりきり応じて行くとか頑張っているなと。
ちゃんと答えていく音彦を知っている飛滝。
まぁちょっと、いやかなりやりすぎな所もあったけど。
飛滝の視界(世界)がセピア色に見えていた、そして音彦は極彩色