あらすじ
天才俳優・飛滝に海外ドラマから出演依頼が! 三カ月をイギリスで過ごす飛滝(ひたき)を追って、飛滝の秘密の恋人で、新人俳優の音彦(おとひこ)はロケ地へ飛ぶ。今度の飛滝の役どころは歴史大作の準主役で、フロックコートの似合う男「男爵」。百年前の男になりきった飛滝の邪魔をしたくなくて、見守るだけのつもりだった音彦。けれど撮影現場の事故で急遽、飛滝と共演することになり!?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
音彦の愛してやまない飛滝が海外ドラマへの出演が決まり3ヶ月イギリスで過ごす為に離れ離れに。
役そのものになってしまう飛滝は自分を忘れてしまうのではと不安にかられ顔が見れるだけでもとイギリスへ向かう。
そこでまさに役の「男爵」になってしまっている飛滝と再会し…。
ここまで役になりきる、そのものになってしまうのって凄すぎて。
そんな飛滝に不安になりながらも、でもそんな飛滝だからこそ惹かれ惚れてと音彦の色々な葛藤が読んでいて良かった。
ラストの「死ぬ時は手を握ってあげる」という音彦。
切なさもあるけど幸せな最後になるんじゃないかなと。
1から音彦が役者としても人としても成長していく姿が見られる。
そして飛滝も。
シリーズ全て素晴らしい作品でした。
続きが出ないのは惜しい。
私生活まで役になりきる天才俳優と若手俳優のお話です。面白い設定でとても楽しく読めました。続きが出てないみたいなので、同人誌とかで出てないかなと期待してネットで検索したところ、先月作者様が亡くなっていたことを知りました。ご冥福をお祈りします。
あと、続きの同人誌存在しました。本はおそらく完売してるようですが、データでDL販売されてるものがネットで購入出来ました。出版社様一冊にまとめて続編として発行してくれないかな…。
Posted by ブクログ
▼あらすじ
天才俳優・飛滝に海外ドラマから出演依頼が!三ヶ月をイギリスで過ごす飛滝を追って、飛滝の秘密の恋人で、新人俳優の音彦はロケ地へ飛ぶ。今度の飛滝の役どころは歴史大作の準主役で、フロックコートの似合う男「男爵」。百年前の男になりきった飛滝の邪魔をしたくなくて、見守るだけのつもりだった音彦。けれど撮影現場の事故で急遽、飛滝と共演することになってしまい…。
***
ストーリーの完全度:非常に高い
トーン:あまあま・せつない
エロ度:普通
萌え度:非常に高い
総合評価:★4.8
シリーズ3作目にして最終巻。今回も最後まで楽しく読ませていただきました。
さすがにシリーズ3作目ともなると飛滝のトンデモ演技には慣れてきますね。そして毎回、飛滝の演じたキャラを好きになってしまう音彦ですが、果たしてこれは浮気に入るのか否か。…まぁ、飛滝から見れば浮気なんでしょうね(笑)
因みに今回、一番印象に残ったのは飛滝が犬のお世話をするシーンです(笑)
犬嫌いな飛滝が怪我をした音彦の代わりに数日間泣く泣く世話をするのですが、この時の飛滝が悪態つきまくりで可愛かった。犬に対して本気で説教してるのには笑いました(笑)
本人からしたらたまったものじゃないでしょうが、見てる分には微笑ましいんですよね(笑)
音彦は最初の方はちょっと我が儘に感じましたね。女々しさを感じる部分もあってオイオイそんなんでこの先大丈夫か〜と不安に思ったりもしましたが、最終的には音彦もちゃんと成長してくれて良かったなと思いました。
終わり方も爽やかというか、前向きな感じでシリーズのラストには相応しい終わり方だったと思います。
この二人の話をもっと読みたいと思う反面、シリーズとしては3巻で終わらせるのが丁度良かったのかな、とも思ったり。でもやっぱり、その後の二人の生活とかは覗いてみたいんですよね。
いつかゲイバレしちゃうのかな?あの二人はこれからどんな人生を歩んで行くのかな?晩年はどう過ごすのかな?歳を取ってもまだお盛んなのかな?
…もう気になる事だらけです(笑)
二人に対する私の興味は永遠に尽きる事はないでしょう。
幸いにも、剛先生は同人誌の方を数冊遺してくだっているので、次はそちらを読ませていただきたいと思います。
それにしてもつくづく、惜しい先生を亡くしたなと思いますね…。推しは推せる時に推せと言いますが、本当にその通りだな、と。こんな素晴らしい作品を読ませていただいたのに、ご本人様に直接感想を伝えられないなんて…。もっと早く読んでおけばよかったです(T-T)
Posted by ブクログ
今回も面白かった!
そしていつもどおり三木さんとじゅんじゅんで音声再生されるという幸せな脳内(笑)
一作目に比べてだいぶ人間らしくなった飛滝さんだけど、それでもやっぱり役に入り込むと日常には戻ってこないところは、さすが。
というか、案外音彦が男らしくて!ノーギャラでいいですと言い切り、飛滝さんに最高の演技をしてもらおうと奮闘するあたりよかったなあ
でも飛滝さんの前だとかわいいのにかわりなくて…言葉使いがたまにこどもっぽくなるのもすき
あと犬怖い飛滝さんが…(笑)