無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
元フレンチのシェフの巽は資金繰りで上手くいかず店を潰し頼りの兄にも断られどうすべきか途方に暮れていた所で父から居酒屋の主人坂東という名前を出され行けと言われる働かせて欲しいと頼むが断られ、しかし諦めずついに…。
巽の潔さ(世間知らずの坊ちゃん故とも)が何とも良いです。
坂東の過去が中々壮絶で。
でも擦れることなく人として尊敬できて巽が惹かれてしまうのは当たり前かなと。
巽の過去の辛い思い出も坂東のおかげで塗り替えられてとお互いに良い効果をもたらした出会い出会ったのではないかな。
坂東への復讐を果たそうとした男の身勝手さには腹立たしかったけどこの事により2人の間にはまさに「命いただきます」の言葉がピッタリの関係になれて結果オーライで。
ラストに坂東に料理される巽、最高でした。
Posted by ブクログ
主人公は元フレンチのシェフ・巽。
巽は、実家から逃げるように海外へ留学し、そこで学校には行かず、フレンチの修行を積み、日本に戻り、東京に店を開いたものの一年で潰してしまう。
そこで僧侶である父の助言を受け、居酒屋の板前である坂東の元へ赴く。
そうして坂東の元で働き始めた巽だったが、実は坂東は、元ヤクザの組頭で、服役した過去を持つ男であった。
坂東の逞しい背中には艶やかな弁天の刺青が彫られていて、坂東の家に住み込ませてもらっている巽は、毎日その背中を流すけれど、次第に自分の気持ちが抑えられなくなるのを、巽は感じていた。
それというのも、巽は男にしか恋愛感情を抱けない人間で、坂東にだんだんと惹かれていく自分を抑えられないのだった。
ある日、ついに自分の恋情と肉欲を抑え切れなくなった巽は、坂東に「抱いて欲しい」と迫る。そんな巽に坂東から帰ってきた言葉は、「心は抱いてやれない」という返事であった。
それでも構わないと覚悟を決めた巽であったが、なぜか坂東は体は激しく抱いてくれる。
何やら坂東がそういうのには彼の過去が大きく関係しているようで……
という話でした。
巽は、幼少の時に実家である寺に修行に来ていた悪戯をされた、という過去を持ち、それを自ら誘ってしまったように思っているという過去を引きずっている。
そして、それからというもの巽の恋愛対象は男の人ばかりで、そのことを忘れるために、家を離れ、パリでがむしゃらに修行をしてきた過去を持つ。
一方の坂東は、自らが捕まるきっかけとなった抗争の際に、手下を三人失った、という過去を持ち、また今も命を狙われる身であった。
そのため、他人に優しくしているかと思えば、その実、少し距離を置いて他人と接している。
そんな坂東の気持ちに気が付いた巽は、坂東に振り向いてもらうために、積極的にアタックをかける、という話でした。
坂東の背負っている過去の重みも、巽の持つちょっと間違った罪悪感さえも、とても丁寧に描かれていて、個人的にはとてもおもしろかったです。
優しくて胸の奥が少しぎゅっとなる話でした。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。