作品一覧

  • 合本 半分の月がのぼる空【文春e-Books】
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    1巻2,444円 (税込)
    肝炎で入院中の高校生・戎崎裕一は、エロ本集めが趣味の多田さんや元ヤンキーの看護師・亜希子さんに翻弄される日々を送っていた。そんなある日、裕一は同い年の秋庭里香に出会う。人形のように美しく、本を愛し、そして女王様のようにワガママな里香は、しかし難しい病気をかかえていた――。 2003年、電撃文庫より刊行が開始されたこの『半月』シリーズ。物語の舞台に合わせ、主人公たちの台詞を伊勢弁に改めて2013年に刊行されたリメイク版全4巻を電子書籍ならではの合本で!
  • 彩乃ちゃんのお告げ
    値引きあり
    4.0
    1巻298円 (税込)
    なぜか"教主さま"だという女の子を預かることになった。彩乃ちゃんといって、一見ごく普通の、小学五年生の女の子だ――。花屋に勤める二十代の智佳子、進路に悩む高校三年生の徹平、東京から地方に越してきた小学五年生の佳奈が、彩乃ちゃんとの出会いで知った人生の奇跡。前に進むすべてのひとに捧げる物語。
  • イルミネーション・キス
    3.7
    1巻528円 (税込)
    短大を卒業し、デザイン事務所で働く西野は、東京での日々に流されるままに生きてきた。そんな日常の中で、ふと意識しだした年下デザイナー伊藤の存在。どこか不器用な二人がともに歩き始めるには、今この瞬間に交わすキスが必要だった(表題作)。キスにまつわる温かくて切ないシーンを、やわらかな筆致で描いた短編集。
  • 月光スイッチ
    3.6
    1巻550円 (税込)
    たとえば、月の光を灯すように、世界を少しだけ変えるスイッチがあるのかもしれない――。夏、恋人セイちゃんとの期間限定・新婚生活(仮)が始まった。ちょっぴり後ろめたいけど、確実に幸せな日々。その中で出会う不思議な人々、不穏なこころの波立ち。こんなことずっと続くわけないってわかってるけど、本当にあなたのこと、愛してるんだよ――ままならない思いを抱えて真摯に生きる彼女と、彼女に似たあなたのための物語。
  • 半分の月がのぼる空 1
    4.0
    1~4巻671~712円 (税込)
    これぞライトノベルの金字塔! 2003年、電撃文庫より刊行が開始されたこの『半月』シリーズは、またたく間にライトノベルファンにとどまらない広範な読者を獲得しました。そして2013年、装いも新たに刊行された文春文庫全4巻は、主人公たちの台詞を物語の舞台、伊勢弁に改めたリメイク版です。肝炎で入院中の高校生・戎崎裕一は、エロ本集めが趣味の多田さんや元ヤンキーの看護師・亜希子さんに翻弄される日々の中で、同い年の秋庭里香に出会う。人形のように美しく、本を愛し、そして女王様のようにワガママな里香は、難しい病気をかかえていた――。ドラマ、映画、漫画、アニメになったボーイ・ミーツ・ガールの聖典をぜひ電子書籍で!
  • ハチミツ
    3.7
    1巻1,144円 (税込)
    三七歳の澪、二七歳の環、一七歳の杏。歳の離れた三姉妹だけどそれなりに仲良く暮らしている……はずだった。しかし次女、環の望まぬ妊娠をきっかけに、姉妹に転機が訪れる。やっと大切なものがわかりはじめた三人が選んだ、それぞれの道とは? 女子なら誰でも覚えのある悩みや迷いのあれこれを、暖かく包み込むガールズ長編。

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  • いつかのきみへ
    3.7
    1巻631円 (税込)
    進学校に通う陸には本当の友がいない。校内模試の順位に一喜一憂する日々のなか、幼なじみの嘉人を思い出す。かたや学校一の秀才、かたや学校一の不良。ふたりが仲良くするのを周りの連中は不思議がった。でも多くを語らなくても、気持ちが通じ合うのはこいつだけなんだ──潔癖で繊細な少年たちの交流がひかる傑作「大富橋」ほか5篇。東京の下町・深川に架かる6つの橋を軸に、人生にちょっとつまずいた人びとの人間模様を写しとった、やさしく清冽な物語。
  • 九つの、物語
    4.0
    1巻550円 (税込)
    大学生のゆきなの前に、長く会っていなかった兄がいきなり現れた。女性と料理と本を愛し、奔放に振舞う兄に惑わされつつ、ゆきなは日常として受け入れていく。いつまでもいつまでも幸せな日々が続くと思えたが…。ゆきなはやがて、兄が長く不在だった理由を思い出す。人生は痛みと喪失に満ちていた。生きるとは、なんと愚かで、なんと尊いのか。そのことを丁寧に描いた、やさしく強い物語。
  • 流れ星が消えないうちに
    3.7
    1巻572円 (税込)
    大好きだった彼が死んでしまった。わたしではない女の子と一緒に――。それからわたしは玄関でしか眠れなくなった。辛くて、悲しくて、泣いて、喚いて……もう自分は二度と笑えないのではないかと思っていたのに。彼が死んでから一年かそこらで、わたしは他の男の子と付き合い始めた。待つと言って送り出したのに待たなかった。だって生きていかなきゃ――。深い悲しみの後に訪れる、静かな愛と赦しを描く、苦しいくらいピュアなラブストーリー。

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  • 九つの、物語

    Posted by ブクログ

    様々な文学作品とともに語られる、幽霊のお兄ちゃんが作る美味しい料理、それから恋。全体的に優しい雰囲気が漂いながらも、喪失の痛みが散りばめられています。お兄ちゃんがいかにゆきなのことを大切に思っているのか、さりげない会話の中でもよくわかります。ずっと続いてほしい日常、でもそれにはいずれ終わりがくる。しかしそれは悲しいものではなく、むしろ温かく優しく穏やかなものでした。

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    2024年07月05日
  • 流れ星が消えないうちに

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の姿は、私の2年前の姿と重なった。
    とても受け入れ難い出来事を、受け止めようとして心が壊れた。歪なかたちでしか受け止める事が出来ずに多くのものを手放しかけてしまった。
    この本は、大切になっていく本だと思う。出逢えて、よかった。

    『手を伸ばしたら、ちゃんと触れられる人がよかった。なにも考えず、ただまっすぐ歩ける人でなければ、私は耐えられなかった。』

    『ふいに感情が波のようにやってきた。押し寄せては引き、また押し寄せて...そうして私という砂浜を絶えず洗っていく。』

    『彼と過ごした日々の記憶があまりにも美しく、そして過ぎゆく時間と共にますます澄んでいくものだから、私は加地くんをそのまま

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    2023年12月23日
  • いつかのきみへ

    Posted by ブクログ

    私の平凡な毎日と比べて、なんだか濃厚な生活を感じた。
    隅田川にかかるたくさんの橋が、物語をとても魅力的にしていた。あまり行くことのない深川に行ってみたくなった。

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    2022年10月30日
  • 九つの、物語

    Posted by ブクログ

    今まで何回も読み返しているお気に入りの本。料理や本が話に出てくるからでもあるが、人の気持ちや考えを感じることができるから何回も読み返してしまう。兄弟って良いなと強く感じました!

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    2022年07月09日
  • 九つの、物語

    Posted by ブクログ

    解説の最後にある通り、「食べること、恋をすること、本を読むこと――生きることへの愛情がたっぷり詰まった」作品でした。
    人は間違いを犯すし、嘘もつく。誰かを傷付けたり、傷つけられたりする。愛されて幸せを感じるし、美味しいのも幸せだ。そんな人間の素の部分に心を揺さぶられる。

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    2022年06月22日

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