無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
大学生のゆきなの前に、長く会っていなかった兄がいきなり現れた。女性と料理と本を愛し、奔放に振舞う兄に惑わされつつ、ゆきなは日常として受け入れていく。いつまでもいつまでも幸せな日々が続くと思えたが…。ゆきなはやがて、兄が長く不在だった理由を思い出す。人生は痛みと喪失に満ちていた。生きるとは、なんと愚かで、なんと尊いのか。そのことを丁寧に描いた、やさしく強い物語。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
古典文学と日常が絡まる九つの連作短編。
長くあっていなかった兄が突然家に帰ってくる。そしていつかの日々のように、兄が作る美味しいご飯を食べながら本について語りを重ねていく。お互いの恋人を紹介しあったりもする。
食べること、恋をすること、本を読むこと、生きることの楽しさや愛情がつまった一冊だった。
同じ本を読んで、同じ景色を見て、同じ料理を食べても、感じ方は人の数だけあるはず。そこに意味を見出すのは感じる自分自身だから。
本書に登場するトマトスパゲティのレシピのように、何かが増えたりかけたりしても美味しくなる。それが人生なんだなって思うと、もう少しだけ肩の力を抜いて生きていける気がした。
大切な人と一緒にご飯を食べたくなるし、誰かとそっと手を繋いで温もりを確かめたくなった。
ここにでてくるトマトソーススパゲッティはいずれ作る!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸