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「きょう、女占い師が言ったわ。私に恋をしてる人がいるって……私もその人に恋をしてるそうよ。どちらも強い真剣な恋だって」水の都バンコクの運河のほとりで恋におちた男と女。めくるめく陶酔の果てに、ふたりはどこへ連れ去られていくのか。恋愛小説に新しい局面をひらいた、宮本文学の代表作。
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Posted by ブクログ
バンコクでの話し‥そこに住んでいる 日本女性バンコクの政治家との恋愛‥ 色んなことがあり読みごたえあり
私はこれまでに7度タイに行ったことがある。 この小説を読んでタイで過ごした気分になり読み進むのが楽しみでしょうがなかった。 タイの暑さや湿度や匂いまでも感じられるような気がした。 単なる恋愛小説かと読んでいると不思議な人物や出来事などミステリーにも思えてくる。
もう30年近く前に1年間過ごしたタイ。 匂いや湿気、喧騒とか一気に蘇ってきて 息苦しくなる様な小説だった。
オンナとしてこんな風に生きられたらいいな・・・って思うようなお話。 心の赴くまま、なすがまま。 タイに行きたくなります。
幾重にも折り重なって流れていく登場人物たちの心の動きが美しかった。宮本輝の小説は、言葉では表せない人間の繊細で豊かな一面を見事に描きだしてくれる。恵子のような情熱的な生き方に強い憧憬を感じた。
宇賀さんのエッセイ、「じゆうがたび」の中で出てきた本書、気になって読んでみた。 情景描写なのか?ストーリーなのか? 読んでいても終始、熱帯特有の湿度がまとわりつく感じがします。 面白いです。
10数年以上前にバンコクに住んでいた時に読んだ本を今回再びバンコクに滞在中に再読。 恐らく、本が書かれた時に比べるとバンコクは大きな建物がどんどんと建ち、生活スタイルも大きく変わったと思う。けれどこの本を通して、タイの宗教、歴史、文化からくる普遍的なものを感じることができた。改めて文学の素晴らしさを...続きを読む実感した。
やっぱり宮本輝さんはいい。 タイにも行きたくなってきた。 この人の良さはなんだろう。 人間らしいところかなぁ。 主人公が前を向いてるところかなぁ。 2010/11/2
久々の宮本輝、バンコクを思い出したくて読んだ。現実離れした設定もタイの匂いがムンムン、観光で行った所が重要な場面だったりと、当初の目的は達せられた。オリエンタルホテルのスィートからチャオプラヤー川をのんびり眺めていたいなぁ…
バンコクの熱くけだるく、 肌にねっとりとしてからみつく湿度、 人々の生活の猥雑な風景、 午後の昼寝のようなまどろみ。 人間のもつありとあらゆる感情。 こまごました 生きるための所作。 騒音。クルマの渋滞そして騒音。 甲高いニワトリの鳴き声。 沈んでいくような空気。 濃い緑の樹が 伸びきって 空間...続きを読むを占有する。 洗濯物がほしてある。 赤ん坊の泣き声,子どもたちの元気な声。 得体の知れない 混じり合ったにおい。 よるになると漂う エロティックな風。 じっとしているのが 嫌になるほどの空気。 妖しく,ほほみかけられる微笑。 何かに,誘われ 追い立てられるような ざわめき感。 すえた、酸っぱいマンゴーのにおい。 刺激的な ドリアンの香り。 発酵した こげた 料理の におい。 むせかえる 熱気。 カメムシのようなにおいを出す パクチー。 すべてが 混合され 融合され 混沌とする。 はっきりとしない 混然たる 様子。 それが すべてを包み込む。 自分の好きだった 人が こわれた。 それから 逃げて,バンコクまで来た 恵子。 多くのツバメが群れている木の下で,タクシーが ぶつかって、往生していた時に 助けてくれた サンスーン。 彼は 王家の血筋で 政府の高官。 将来は大臣にもなるオトコだった。 そのオトコに ひかれて、愛人となり、 3年近く バンコクに滞在する。 チェップは ひよこ。コップは カエル。 その夫婦が お手伝いさんであり,自動車の運転手。 サンスーンは 恵子に 結婚してくれるように要望する。 恵子は 迷っていたが。 野口と言う おせっかいで正体不明、 放浪者である オトコが 恵子のまわりの空気を変えていく。 チラナンとスワンニー。兄妹。 チラナンは ヘビの化身のような身体がさずけられた。 小説を書いている。肺病の進行がひどい。 スワンニーは 大学をでて 小さな旅館を切り盛りする。 新聞記者である 小堀は スワンニーと結婚しようとする。 野口は 恵子と 友達になろうとする。 マイの部屋で 野口は少女のコニーを買う。 そして、サンスーンの秘密が 少しづつ明らかになっていく。 タイという国の雰囲気 チャオプラヤ河の周辺で 物語が 繰り広げられる。 宮本輝は 河の物語が すきなようだ。
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