螢川・泥の河

螢川・泥の河

506円 (税込)

2pt

土佐堀川に浮かんだ船に母、姉と暮らす不思議な少年喜一と小二の信雄の短い交流を描いて感動を呼んだ太宰治賞受賞の傑作「泥の河」。北陸富山の春から夏への季節の移ろいの中に中三の竜夫の、父の死と淡い初恋を螢の大群の美しい輝きの中に描いた芥川賞受賞の名編「螢川」。

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螢川・泥の河 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦後の哀しい時代の空気が、文章を通して、強烈なイメージとして蘇る小説だった。

    「泥の河」は、ずっと記憶に残りそう。素晴らしい小説だった。

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    宮本輝をこの本から入った。
    泥の河、とにかく泣ける、美しく哀しい。
    昔の日本はこんな貧乏だったのかなぁと想像しながら読んだ。
    映画もぜひ見たい

    0
    2025年01月17日

    Posted by ブクログ

    文章が美しく、情感に溢れている。泥の河が特に刺さった。
    泥の河:悲しくも美しい戦後の風景。人々は逞しく生きるも、残酷な人生。
    螢川:4年間住んだ富山の方言が懐かしい。

    0
    2024年10月06日

    Posted by ブクログ

    丁寧に綴られた言葉とリアルな情景が秀逸
    人間の生の美しさと強さとそして嫌悪が
    子どもの視点を通して不器用に映し出される
    忘れた頃にまた読み返したくなる一冊

    0
    2023年11月01日

    Posted by ブクログ

    確かに美しい文体で、イメージの中の風景も自分の幼少期が思い起こされる。
    今、考えると初恋だった近所の年上のお姉さん❗
    幸せになってたらいいなーと思いながら読めた作品

    0
    2023年10月08日

    Posted by ブクログ

    昭和30年代という戦後復興真っ只中の日本が舞台の小説。

    「泥の河」は、大阪で食堂を営む家族と、舟で様々な地域を転々としながら生活を営む家族との何か切なくなるような話。

    「螢川」は、富山に住む家族に降りかかる友人、親との死別などの悲劇、幼なじみとの淡い恋心を交えながら家族の揺れ動く心の描写に美しく

    0
    2023年10月05日

    Posted by ブクログ

    宮本輝の初期代表作、太宰治賞『泥の河』と芥川賞『螢川』を収録している。全てが代表作である純文学の権化のような作家だが、その中でもデビュー作と実質デビュー作はこの人を語るには欠かせないものだろう。

    戦後経済成長期で、発展を遂げようとしている大阪府の2つの家族を描いた『泥の河』。
    同じく戦後経済成長期

    0
    2023年06月25日

    Posted by ブクログ

    太宰治賞を受賞した泥の河と,翌年に芥川賞を受賞した螢川のカップリング.恥ずかしながら宮本輝を読んだのは初めてだが,美しいですね.

    0
    2023年05月03日

    Posted by ブクログ

    作家・宮本輝の初期の代表作2編が収録されています。
    本作収録の2編の短編により、宮本輝は作家としての地位を確立しました。

    宮本輝は教科書では村上春樹や吉本ばなななどと並んで文学作家として紹介されることが多いです。
    ただ、大体"第三の新人"あたりからの文学作品は大衆文学との境が薄

    0
    2022年08月26日

    Posted by ブクログ

    太宰治賞受賞作「泥の河」、芥川賞受賞作「螢川」。名作である。
    古典とも言われる名作は、何回読み返しても、また違う感動があります。
    暗鬱な北陸の風土に、生き抜いていく人間の哀愁、命というものの叫びというものが、読み手に強烈に跳ね返ってくる。若い頃では感じ得ない感情を、感動がここにはある。

    0
    2022年01月29日

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