もう、胸キュンの感動がヤバい……!
そして北条さんがモノローグで記す台詞回しが、いかにも私の同世代ネタが多くてニヤリとしました。笑
アセクシャルという概念は初めて知りました。
私は性的欲求と恋愛感情は同じく尊いものであるも考えますが、大勢の人がしていることをしない人のこともまた、それはそれで大切に慮るように意識しています。そのことを隠れ蓑にして暴力や犯罪すら見逃せ!と脅迫する組織は別としますが。※BLMやANTIFA等
逆差別に悪用するような不毛なことに加担する人々はともかくとして、本当に、大勢の人と同じにならないことに不安を感じている個人に対しては、どこまでも、ただその在り...続きを読む 様を見つめる者でありたいです。
前向きに生きることが初めから得意な人は、誰かに試されることに怯えません。
けれど、試され、応えられず、人を傷つけ、自部分が傷つくことに深い恐怖を知ってしまった人は、試されることそのものに怯えるようになる場合があります。
ゆえに、私は元陰キャの陽キャが好きです。
オタクにやさしいギャルとか、まさにそれでしょう。
この人は一度も私のことを試さず、求めず、脅かさない。そのことに気づいたとき、勝手に愛情を感じるのです。愛していると迫られたら、応えられない自分から、傷つける未来を連想して、むしろつらくなってしまうでしょう。逃げ道のない善意の脅迫は、心が弱っているときにはつらいものです。
一方、私は、フロイトのように、トラウマを生涯のものとするよりは、人は、自分の意志によってそれの「見方」「考え方」「認識」を変えていけるアドラーの理念を信じています。
私自身、陰キャなので、よーくわかるのです。
ですが、この世は知ろうとすれば、向き合おうとすれば、意外にも楽しいことはたくさんあると分かります。実際、作中で、無邪気に楽しむ光莉さんを見て、悠さんは素直にそれを好ましく見つめていました。妬んだりしないのです。意外と。悪意のない純粋な喜びや幸せを見たとき、人は、素直に自分もそうあれたらと思えることがあります。
「あなたにも出来るよ」
は、呪いにもなりかねない危うい言葉。
けれど、先に挙げたように、試さず、求めず、脅かさない人に、勝手に愛情を感じ始めたら、今度は、試してもらいたい、求めてみたい、近づいてみたいと、思えるようになることもあるのです。
そうなったときにまで、かわいそうだから、気を遣ってあげないといけないから、と、距離を置き続けるのは、せっかく進もうと決めた尊い勇気を、花開こうとする美しさを、枯れさせてしまうことにもなりかねません。
今悩んでいる人に、わたしから促すことはしません。
ですが、今ここに挙げましたように、自分からある人に勝手に愛情を感じ始めたのなら、、、どうか、その勇気だけは、自分自身の素直な気持ちだけは、大切にしてあげてください。
傷ついてでも、好きになる。
そんな誰かに出会えた自分を。そんなにも人を好きになれた自分のことを。一番、愛してあげてください。イマジナリーフレンドは症状などではなく、自分で自分を励まし、癒し、共に進んでいくための大切な絆だと私は考えます。
自分こそ、最大の味方です。
どんなときも裏切りません。
アセクシャルをはじめ、自分自身のことで悩み、よくわからないものについて考えがまとまらず、つらい想いをしている全ての人へ。
この物語が処方箋となり、元気の、希望の源となってくれることを祈ります。
※
以下、ネタバレを含みます。
上述も十分散文ながら、それ以上に、個人的雑記となっております。
時間の許す方のみお付き合い願います。
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はぁ〜、マヂムリ好きすぎてしんどい♡♡
という心地です!笑笑
読み始めてすぐに確信しましたし、最後の雪合戦のエピローグとか、完全にLALALA LOVE SONGが頭に鳴り響きましたよ。笑
主演は小野賢章さん&茅野愛衣さんに決定ですね!ReLIFEの面影がすんごい!照♡♡ 言ってて気づきましたが、作風が夜宵草さんにとても似ているのです。女性作家さんが思い描く恋模様って、どこかそうした共通点があるのかしら。ほんとすき……♡
杉山くんと和田くんも、かなり悠さんに入れ込んでるあたり、「なにたべ?」読者の皆様は、ちょっと薔薇色な妄想が間に挟まったりしたのでしょうか。笑 ブロマンスといわれますように、男同士が、試し合って認め合う展開は、GとかBとかの前に、そもそもかっこいいと思っております。一言にすると、アツい。
皆と違うから異常なのかよ?と光莉さんを指しているかのような遠回りな試し方をする杉山くんの言葉も、意味深で、読者さんの気持ちに寄り添うような素敵なメッセージだと思いました。和田くんも、悠さんを嫌っているどころか、実はかなり羨んでいるのでしょう。光莉さんに似て、他人を演じ続けてきたということは、光莉さんが彼を愛してしまったように、和田くんにとっても彼は好ましく見えるのでしょうから。それだけに嫉妬も強いのがまたかわいい。あれ?これどっちに嫉妬してるのでしょうか? このあたりも、夜明了さんと海崎新太くんに似ていてニヤニヤします。※ReLIFE
先日第二巻が発売されたばかりなので、ここからどうなっていくのか、とても楽しみです。
読者の皆さんに向けて、明確な意図を持って執筆活動を続ける北条連理さんを、心より尊敬いたします。
そして、ひとりでも多くの人たちが、希望を持てることを祈ります。
素晴らしい名作を読ませていただき、ありがとうございます!
最後に、脳内劇場、配役紹介です。
敬称略。
悠:小野賢章 or 江口拓也 or 寺島拓篤 or 石谷春貴
光莉:茅野愛衣 or 伊藤美来 or 米澤円 or 戸松遥
杉山:木村良平
和田:内田雄馬 or 宮野真守 or 小野大輔
お母さんや、大島くんなど、他にも何名かいらっしゃいますが、ここではいわゆる「メインキャスト」のみのご紹介。
ざっくりで申しますと、
ReLIFE、がんばっていきまっしょい!、安達としまむら、WhiteAlbum2、IDOLYPRIDE 等からお招きしました。
光莉さんのこじらせ具合は実にしまむらさんに似ているので、伊藤美来さんは適役なのですが、もう、ね、ReLIFEキャストがハマりすぎているので、このメンツで映像化して欲しいとつくづく祈っております。
推しが脳内劇場で芝居を繰り広げる。
眩しいですか?わかります(feat.スタァライトなキリン)