【感想・ネタバレ】これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。 3のレビュー

あらすじ

元恋人・春佳との関係性に決着をつけた悠(ゆう)。自身のことを打ち明ける決意をかため、光莉のもとへ駆け出した先――見つけたのは、巡り来る季節に置き去られたように、初夏の日差しの下でひとり「寒さ」を抱えて震える少女。
「……なんで、今なんですか。なんで、今更そんなこと言うんですか……!」
けれど、一度自ら離した手を再び取ってもらうには、悠自身が証明してみせなければならない。この先、光莉のことを目一杯抱きしめることも、光莉が夢見た温かな家族を「作る」こともできないかもしれないけれど、それでも――。
「なあ、藤宮。俺は、お前のことが好きだ。きっと、この世界で誰よりも」

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Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ最終巻。
よかった、ちゃんと終わって。

2巻のラストから、すぐに悠が光莉のところに行く展開になるのかなと思っていたのだけど少し違った。
光莉の抱えている事情の方を深掘りする展開。
確かに、これまで光莉ちゃんの方の問題は具体的には描かれてなかったのでバランス的にはあってもいいし、その問題へのある種の解決を示す意味もあったのだと思う。
ただ個人的にはこのワンクッションは悠と光莉二人の焦点がややボケてしまったように感じた。
あと、カミングアウトから後の展開は、はよくっ付かんかい!と思ったが笑

1巻ではシリアスながらもクスと笑えるやり取りがあって楽しかったのだけど2、3巻ではそれはかなり限定的でシリアス成分が高かったので結構辛かった。
でもまあ終わり良ければすべて良しだよなあ。
ある意味予定調和ではあるけれど、ここに辿り着いて本当によかった。
二人がやいのやいの言い合って過ごしている未来は楽しくて幸せそうだ。

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2025年10月02日

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