覘き小平次

覘き小平次

小説・文芸
682円 (税込)

3pt

幽霊役者の木幡小平次、女房お塚、そして二人の周りでうごめく者たちの、愛憎、欲望、悲嘆、執着……人間たちの哀しい愛の華が咲き誇る、これぞ文芸の極み。第16回山本周五郎賞受賞作!!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ホラー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    覘き小平次
  • タイトルID
    :
    277495
  • 電子版発売日
    :
    2014年08月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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覘き小平次 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「嗤う伊右衛門」を読んだ時、京極夏彦が書くとこんなにも美しく切ない話になるのかと驚いた。
    そしてこの「覘き小平次」である。
    残念ながら小平次なる怪談は知らない(゚-゚*;)

    なのでちょっと調べました。

    小幡 小平次(こはだ こへいじ)は、江戸時代の伝奇小説や歌舞伎の怪談物に登場する歌舞伎役者。 幽霊の役で名をあげた後に殺害され、自分を殺した者のもとへ幽霊となって舞い戻ったという。 創作上の人物だが、モデルとなった役者が実在したことが知られている。

    なるほど…

    素晴らしいではないですか!
    これがこうなるのか!!

    実はかなり前に読み始めたものの一旦寝かせてました…何か小平次にイラッとして(꒪⌓︎꒪)

    巷説、続巷説を先日読み終えて本棚に小平次が薄気味悪くこちらを見ている事に気づいた笑

    なんてタイミングなの!巷説メンバーが出てるし!
    土瓶さんに聞いてたかしら?
    聞いてたらごめんなさいm(_ _)m

    とにかく読み進めるほど面白い!
    中弛み失速無しの内容でした‹‹\(´ω` )/››



    ただ押入れの隙間がちょっと怖い(꒪⌓︎꒪)





    0
    2025年02月10日

    Posted by ブクログ

     巷説シリーズを読み返している流れで覘き小平次を読みました。この作品については、今回が初読みでした。
     巷説シリーズの長編2作目、になるのでしょうか。又市は影くらいしか出ませんが、治平さんはがっつり登場しました。
     やっぱり治平さんはいい人だなぁと思いました。
     本編ですが、登場人物の気持ちがどうしてもわからない、そんな感想でした。小平次とお塚、この2人はどんな関係なのだろう・・・でも依存関係であることは伝わってきました。

     <以下引用>
     コトは語って初めてモノになる。語らなくちゃ何もねェんだ。嘘でも法螺でも吹きゃ吹いただけモノになるんだ。

     この言葉好きだなと思いました。色んなことを思いました。語られないことは誰も知らない、残らない、嘘もついたら、そしてそれが後に真実となる。真実が伝わらずに嘘が伝わればウソがホントになる。
     私たちが真実だと認識している過去にはそんなホントがたくさんあるんだろうな。

    0
    2017年09月18日

    Posted by ブクログ

    『嗤う伊右衛門』とおなじく、切ない読後感に酔いしれています。
    小平次の様子に、異様さ、不気味さを感じつつ、なぜか、お塚がののしるほどの嫌悪は感じませんでした。読み進めていくにつれ、彼を「強く頼もしい」存在に感じ、好意を持ってしまうのは、なぜでしょう。彼ら以外の登場人物は、あるべき自分の姿を探し、ないものを埋めようと必死です。人々の、あさましさや愚かさを描きながら、なぜか彼らを憎めないのは、自分の中にも同じものがあることを自覚させてくれるからかもしれません。そして、自分にはない強さを感じるから、小平次に好感を持ってしまうのかも。いずれにせよ、京極さんの、異形な者への優しいまなざしが、この切なく温かい読後感に繋がるのだと思います。あくまで主観ですが、お塚は小平次が愛しくてたまらないのだと思います。それゆえの、もどかしさ、腹立たしさを、ひしひしと感じました。こんな、不器用な夫婦愛を描かせたら、京極さんの右に出る者はいない、と私は思います。

    0
    2012年10月01日

    Posted by ブクログ

    この物語への引きこまれ方は、「嗤う伊右衛門」のあの心地よさだ。
    登場人物が少しずつつながりを見せてくるときの爽快感や、妻であるお塚のラスト近いセリフの小気味よさ。

    このストーリーは素晴らしいデザインのポスターに魅入られたときの感覚に似ている。
    ストーリー全体がデザインされているかのように、芸術的な素晴らしさ、心地よさがある。

    0
    2011年11月27日

    Posted by ブクログ

    読後感が意外にもさっぱり!すっきり!皆物語が終わったときに何かを得ていて、今までにない終わり方だった。大体はおなじぐらい何かを失っているイメージがあった。
    本当に良かった。

    0
    2011年11月08日

    Posted by ブクログ

    面白かった。実を言うと、読んでいる最中、何が起こっているのか、良く分からず、そして、登場人物の思考が難しく、よく理解出来なかった。しかし、読み終えてやはり面白かった。小平次もお塚も、治平も大好きになった。

    0
    2026年04月20日

    Posted by ブクログ

    夫婦の在り様なんて、100組あればその数だけ違った形があるんだろう。

    歪だけど、そこには確実に、
    二人だけの、二人にしか分からないナニカが有ったんだろうなあ。
    それを愛情と呼ぶのかは分からないけど。

    0
    2024年09月29日

    Posted by ブクログ

    江戸怪談シリーズ第二弾。これの元となった話自体は知ってはいたものの題名までは覚えていなかった。学生の頃に触りだけ読んだ覚えがあるものの、どうにも地味に感じられて途中で読むのを放棄してしまった。しかし今最後まで読んでみると中々に味わい深い。お塚は小平次を嫌いだ大嫌いだ好きにはならぬと言いながらも、そこには奇妙に何かしらの情が感じられて仕方がない。きっとこの二人の関係は愛でも情でもないナニカではあるんだろうが、私にはそれを表せるだけの語彙がないのが口惜しい。

    0
    2021年05月25日

    Posted by ブクログ

    百鬼夜行シリーズを発売されるとすぐ読んでいた頃から随分と時は過ぎたんだな。ずいぶん久しぶりの京極夏彦。
    生と死の狭間にいる小平次の物語。後半に向かうにつれどんどん面白くなる。結局、小平次を本当に見ていたのは終始嫌っていたお塚だったんだな。それも愛だったのだろう。

    0
    2021年02月08日

    Posted by ブクログ

    古典階段をベースにした京極さんの真骨頂。
    安積沼での殺人やその後の江戸の自宅でのクライマックスは、まるで文楽の芝居を見ているような気分になりました。

    人間の欲の深さや執着のおどろおどろしさと、執着を持たずに行きている人間への嫉妬・羨望。
    逆に執着を持たないで生きる人間の心の殺伐さ。

    生きるっていろいろあるのだよなぁ…と思わせられる作品でした。

    素直に好きな人と好きだよって言い合いながら、他人をうらやまず、今ある日常を受け入れて、シンプルに生きていられるしあわせを感じたよ。

    0
    2018年06月23日

覘き小平次 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ホラー
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    覘き小平次
  • タイトルID
    :
    277495
  • 電子版発売日
    :
    2014年08月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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