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Posted by ブクログ 2009年10月07日
安部公房は初めてなのだけど…、
戯曲は基本嫌いなのだけど…、
しみじみ面白かった…。
久々の充実感。
最近読んでいた本って軽かったんだなーと。
すごい演劇的なストーリーだと思う。
当たり前だけど。
その全体の理不尽さがすごい演劇っぽい。
表題の『友達』は、
ちょっと私が不得意なタイプの理不尽物語...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月20日
[感想]
『友達』のなんだかわからない世界観に強引に引き込んでいく安部公房の描写力、会話力がすごい。
『棒になった男』の棒とは何か?観客に向けて棒の森と言っているので、現代社会に生きる人々=棒と言っているのか、決まりきった考え方で生き死んでいく人々のことを棒と言っているのか様々な考察ができる作品なっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月23日
ノーベル文学賞にもっとも近かった作家
安部公房さんの初読み「友達」ある日一人暮らしの男の部屋に見知らぬ男女9人の家族が押しかけて居座る。
「棒になった男」ビル屋上から子供の目の前で
飛び降りた中年男が棒もなり落下し男女の地獄調査官による検分を受ける。発想がぶっ飛んでいて不条理な戯曲は海外でも評価が...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月25日
難しい。。
メッセージがあるとは思うがはっきり分からない。
映画「マルホランドドライブ」を初めて見たとき以来の謎を感じている。
全体を通して大量消費に基づく、資本主義への皮肉を描いているのか?
第一景 鞄
女と客が資本者で鞄は労働者のメタファーなのか?
鞄の中身が虫だとしても殺虫剤で軽く殺そうと...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月09日
「友達」怖し。
非現実世界の中にいるようでいて、そこには確実に現実世界の様相が多分に含まれており、
序盤では可笑しさに機能していたユーモアも、
終盤に差し掛かるにつれ徐々に恐怖感を助長し、不安をも煽る事に。
父「一般的に狂人は自分の事を正気だと言い張るものらしいじゃないですか」
…一家の「善意」に...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月27日
「友達」
面白かった。小説形式でやってもらいたかったな。友達一家の浮かべる「親切な笑顔」は、はたして…。二女の行動から察するに、武器としての笑顔なんだろな。あの一家はわざとやってたはず。
世間の繋がりがバラバラになった現代の都会人は、病気なのだろうか。孤独は弱さなのだろうか。
覆いかぶさってくるし...続きを読む
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