ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで188万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
開催中のキャンペーン
砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。20数ヶ国語に翻訳されている。読売文学賞受賞作。(解説・ドナルド・キーン)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
安倍工房を読み始めたきっかけの本。 独特で、今まで読んだことのない感覚だった。小説のシュールレアリズムを体現してる。 この本のせいで砂が嫌いになって、海に行きたくなくなった。それくらい、影響のある描写力。 ぜひ、海に行く予定が過ぎ去った後に読んでください
読んでると喉が渇いてくるほど、頭の中はずっと砂まみれだった。 砂穴の底で家を守るために毎日砂かきをしている女と一緒に、集落を守るためにその穴に閉じ込められた男の話。抜け出すために試行錯誤するが、集落の人たちに穴の上から邪魔され、やがて女との生活に落ち着いていく様を眺められている。。 面白かったけど、...続きを読む読む時は近くに水を置いておいた方がいい
突然、生活の全てを砂の箱庭に押し込まれるような話。 不条理がもたらす不自由さは、私達の生活を狭めているのではなく、規定しているだけなのではないか。読み手の価値観にもよると思うが、僕はこれも一つの幸福なのかもと思った。 文体も魅力的。砂のモザイクの中から少しずつ情景が浮かび上がるような体験はこの文体あ...続きを読むってこそだと思う。この文体に見惚れて以来、安部公房作品を読み漁っている。
何度か挫折している作品なんだけど、今回はサクサク楽しく読めた。 時代背景もあると思うけど、こんなに女性を弱者に書く必要があるのかな。 男性は一人だと物語を紡げないんだろうか。女が帰ってこなかったら男はこのまま砂の谷にいられるんだろうか。等々色々考えた。 他の作品も読んでみたい。
「彼の手のなかの往復切符には」 砂は人を閉じ込め、飢えさせ、まとわりつき、狂わす。 めちゃくちゃ面白い。 描写が生々しくて気持ち悪くもなったけど、それが最高だった。読んでいるだけで口の中がじゃりじゃりしてくる。 砂に閉じ込められて暴れる男と、既にその生活を日常として受け入れている女の温度差が良...続きを読むかった。 砂の質感とか村民との会話とか、妙なところがリアルで怖い。
蟻地獄の中でも、自由な世界でも、灰色の日常の中では慰みものの希望を抱く事でしか人間は生きていく事ができない むしろ単純な生きる作業の反復の中で脱走を夢見ている方が、自由な世界でよりも生きている実感を得られるとまで言える 非現実的な砂丘のじゃりじゃりとした描写の中でも、人間の普遍的な感情が同じくそこに...続きを読むある 美しい比喩に感嘆
めちゃくちゃフィクションでありえない設定なのに、妙に写実的で閉塞感がすごく、息苦しいぐらいだった。その世界は社会をうまく風刺して、砂の世界も現実も労働をして対価を得て欲しいものを買うという点では全くおんなじであり、むしろ慣れてしまい「希望」の装置の研究に希望を見出して研究している方が、穴から出てあい...続きを読むつと一緒に義務的に暮らすより遥かに自由で意義があると気づいてしまったのかもしれないと思った。
友達に勧められて、初めて安倍公房作品を読みました。最初は、砂の奴隷から逃げ出すサスペンス的な話だと思って読んでいましたが、砂に囚われた生活の中で男の正気がじわじわ溶けていく様を見ていると、これは異常なヒューマンドラマではないか?と思ってきました。最後、読み手からすると完全に後味の悪いような話だと思い...続きを読むますが、主人公の男は、もう幸せそうでした、いや、幸せまではいかなくとも、生きる意味を見出していました。いやぁ、安倍公房さん、ハマりそうです。
砂に行く手を阻まれる 大きな岩がその場に在るのと常に動いている砂 囚われているのか自由なのか 手元に求めていたものが増えていくほど飛び出していくのはまだいいと 途中で分からない箇所もあったが徐々に砂に埋もれている感覚だった
口の中がジャリジャリしてくる。 砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底にある一軒家に閉じ込められる。 その家での暮らしはあまりにも異様。 食事中も傘をささなければ砂が降ってくる。 しかもその砂はサラサラではなく、しめっぽくて肌にべたつく。海辺で体に張りつく、あの嫌な砂の感触。 さらに毎日砂搔き...続きを読むをしなければ、家は砂に埋もれてしまう。 「これじゃまるで、砂搔きするためにだけ生きているようなものじゃないか!」 いやだ。絶対にこんな生活は嫌だ。 書き出しから一気に引き込まれた。 砂の不快感があまりにもリアルで、読んでいるだけで口の中までジャリっとしてくる。 なぜ女はこの家に住んでいるのか。 なぜ男は閉じ込められたのか。 なぜ村人たちは助けてくれないのか。 様々な謎が渦巻く。 物語として読むだけでも十分面白い。 「砂」が何を象徴しているのか考え始めると、読み終えたあとも頭の中でぐるぐる考え続けてしまう。 読み手によって受け取り方が大きく変わりそうな、多面的な魅力を持つ作品だった。 『箱男』ではいまいち入り込めなかった安部公房の世界に、今回はスッと入れた。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
砂の女(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
安部公房
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
小説・文芸
無関係な死・時の崖(新潮文庫)
R62号の発明・鉛の卵(新潮文庫)
壁(新潮文庫)
カンガルー・ノート(新潮文庫)
飢餓同盟(新潮文庫)
けものたちは故郷をめざす(新潮文庫)
死に急ぐ鯨たち・もぐら日記(新潮文庫)
水中都市・デンドロカカリヤ(新潮文庫)
「安部公房」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲砂の女(新潮文庫) ページトップヘ