天路の旅人(下)(新潮文庫)
  • 完結
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天路の旅人(下)(新潮文庫)

825円 (税込)

4pt

三年の月日をかけて中国北部からチベットまで辿り着いた西川は、インドへ向かいそこで日本の敗戦を知る。密偵の任務は失うが、それでも新たな世界への探究は止められなかった。ヒマラヤを幾度も超え、さらにさらに奥へ。しかし旅は突如終わりを告げる。西川が著した三千二百枚の生原稿と五十時間に及ぶ対話をもとに、未踏の地に魅せられたひとりの旅人の軌跡を辿る、旅文学の新たな金字塔。(解説・石川直樹)

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天路の旅人 のシリーズ作品

全2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 天路の旅人(上)(新潮文庫)
    完結
    737円 (税込)
    この希有な旅人のことをどうしても書きたい――。第二次世界大戦末期、敵国の中国大陸奥地まで密偵として潜入した若き日本人がいた。名は西川一三。未知なる世界への好奇心に突き動かされた男は、極寒の雪道、延々と続く砂漠、幾重もの峠、匪賊の襲撃や飢えを乗り越え、八年に亘り中国北部からインドまで果てしなく長い路を歩み続けた。二十五年の歳月を経て結実した超大型ノンフィクション。
  • 天路の旅人(下)(新潮文庫)
    完結
    825円 (税込)
    三年の月日をかけて中国北部からチベットまで辿り着いた西川は、インドへ向かいそこで日本の敗戦を知る。密偵の任務は失うが、それでも新たな世界への探究は止められなかった。ヒマラヤを幾度も超え、さらにさらに奥へ。しかし旅は突如終わりを告げる。西川が著した三千二百枚の生原稿と五十時間に及ぶ対話をもとに、未踏の地に魅せられたひとりの旅人の軌跡を辿る、旅文学の新たな金字塔。(解説・石川直樹)

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天路の旅人(下)(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    これは簡潔に感想を書きます。

    人によってはわかりにくいかもしれないけれど、それは『読んでみて』と言いたい。



    凄まじい人生を観た。

    自身の生活や目標、大きく言えば価値観にとても影響する読書体験でした。

    『自己』を大切にしたいと本気で思えました。

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    読売文学賞を受賞した圧巻のノンフィクションでした。

    読み終わった今もじんわりと熱を帯びた余韻が残っています。
    西川氏と共に旅をしたような……
    でもそれも、雪の降り荒ぶ中、自転車を引いて歩き去る西川氏と共に霞んでいくような…

    そんな読後感を噛み締めています。

    要約じゃこの良さは味わえません。

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    戦前の修猷館の卒業生ならば、こんなパワフルな人がいても納得します。それでも、帰国してからの行動や、お互いの帰国にいたる経緯に対しての思いが対照的でした。帰国してからも飽きない!

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦末期、中国の奥地からチベットやインドへ、ラマ教の巡礼僧に扮して密偵として8年に及ぶ旅をした西川一三の記録。
    沢木耕太郎さんの取材と文章で、様子が目に浮かぶような、わかりやすく迫力のあるストーリーで驚きと興奮が止まりませんでした。

    戦時中に敵国へという危険な状況、スマホもない、旅の装備

    0
    2025年06月19日

    Posted by ブクログ

    「国家なき民族の末路は現世の地獄だななどという感想を抱いたことを思い出した。しかし、いま、自分がその国家を失おうとしている。戦争に敗れ、連合国軍の占領下にある日本は国家としての存続が危うくなっている。もはや日本という国家の庇護を受けることはできない。どうしたらいいか。」西川一三が敗戦を確信したときの

    0
    2025年06月09日

    Posted by ブクログ

    「自分はラマ僧だ」という大きな嘘を守るため、全身全霊で僧としてふるまう。信仰を「様式」から学ぶうち、人の恩や信頼に応えようという気持ちが自ずと湧いてくる。それ自体は信仰ではないとしても、「善く生きる」という、他でもない信仰のめざすところなのではないか。
    人は様式を作り、その中に魂を落とし込むものだと

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

     第二次大戦末期、敵国である中国大陸の奥深くまで潜入した「密偵」西川一三の旅と思考の記録を、晩年の西川と交流があった著者が、その冒険を追体験するように綴っていくというノンフィクションです。ひとつの人生を描く「ストーリー」の導入として、これ以上、完璧な導入はないというほどの美しい冒頭が特に印象的でした

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    第二次大戦末期、中国から蒙古チベット、インドを密偵として旅した西川一三さんを追った旅行書。
    圧倒的な旅人のチカラ。
    面白い

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    「第二次大戦末期、ひとりの日本の若者が、敵国である中国の、その大陸の奥深くまで潜入した。彼はラマ教の巡礼僧に扮した密偵だった。しかし、彼は日本が敗れたあともなおラマ僧に扮し続け、実に足掛け八年に及ぶ旅を続けることになった。彼、西川一三の旅も長かったが、その彼を描こうとする私の旅も長かった。・・・発端

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    密偵としてモンゴルからインドまで旅を続け、日本人ということを隠すため、ラマ教徒と偽る。
    西川さんの行動力や努力は計り知れない。
    未開の地で生きていくのに、現地の言葉を覚え、托鉢をして僅かな食糧を得て、殆んどが野宿。
    ヒマラヤに近い地域の峠を何度も登り降りし、匪賊
    の脅威にさらされながら集落に着くと、

    0
    2025年11月28日

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