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Posted by ブクログ 2021年10月09日
箱男を数年前に読んだ以来の安部公房。
この人の文章によって思い描く景色は、古いビデオテープに録画した古い映画のような、ざらざらした触感の音声と映像で再生される。
そうして再生された景色も、埃と砂でざらざらしている。
また、この与太話の説得力は何だろうか。
「ショウチュウを飲みすぎると魚になる」とか...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月15日
安部公房は以前別のを読もうとして全く入り込めなかった過去があったので避けてたけど、今回これを読んでみたらすごく面白くてすらすら読めました。
シュールで不思議な雰囲気で、社会や政治への風刺が多い短編集だったかなという印象です。
とんでもなくシュールってわけでもなく入り込みやすい気がします。
後味は全...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月12日
安部公房の一部ドタバタも含むSF中心の短編集。青年が突然、珍しい木「デンドロカカリヤ」に変化する。夜中に突然現れた見知らぬ家族によって家が乗っ取られるなど、わかりやすい恐怖から、世の中が知らぬ間に水の底になって、人間が人喰い魚に鳴ってしまうなど、常識の根本が覆されてしまうものまで、多彩な作品群。
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